『明日に兆せトルクエトゥム』GM:包囲サイ

PC1:〝噂好きの友人(ネイバークラウン)世田花 史郎(よたばな しろう)(キャラシート)PL:そう
PC2:〝雪の妖精(フェ・デ・ネージュ)天羽リーナ(あまう)(キャラシート)PL:りぃと
PC3:〝ブラックサンダー〟 堺 俊博(さかい としひろ)(キャラシート)PL:Rain

メイン雑談
  • プリプレイ
  • OP1:
  • OP2:
  • OP3:
  • 合流シーン
  • ミドルフェイズ1
  • ミドルフェイズ2
  • ミドルフェイズ3
  • クライマックス
  • ED1 堺 俊博
  • ED2 天羽リーナ
  • ED3 世田花 史郎

  • プリプレイ


    GM: ウィーン、ガッシャン……ピザガーッ!
    GM: セッションが始まる音だ!
    GM: プリプレイ!自己紹介から行っていきます。
    GM: PC1!世田花くん!
    GM: 自己紹介して!
    世田花 史郎: はい~
    世田花 史郎: 「………。」
    世田花 史郎: 「……なぁ知ってるか?秘密組織の情報工作員、“ネイバークラウン”」
    世田花 史郎: 「そいつは腕っぷしは大したことないんだが、組織が用意したニセの噂話を所構わず触れ回って」
    世田花 史郎: 「この街のバカどもを、クズから守るのに一役買ってるんだってさ」
    世田花 史郎: 世田花 史郎(よたばな しろう)、Ψ市UGNに協力しているイリーガルです
    世田花 史郎: その役割はずばり、『UGNによるR案件収束後のカバーストーリーの流布』……!
    世田花 史郎: UGNの方針に従いレネゲイドを秘匿するための嘘を周囲に垂れ流します。つまり嘘をついたり、事実を誇張したり矮小化して語るのが仕事ということ
    世田花 史郎: 本人自体がけっこう酷い虚言癖で、日常生活の中でも口にする言葉は一定確率でテキトーです。頭で考えるよりも早く口が動くのだ
    世田花 史郎: あ、ちなみに 嘘つきではありますが、感性に関してはわりと普通です 趣味趣向も見た目や年相応といった感じです
    世田花 史郎: 能力は吐き出した言葉を現実に定着させる、所謂『言霊使い』。戦闘時には主に味方の能力を『誇張』することで、まるでそれが真であるかのように出力させます
    世田花 史郎: 『嘘がバレると効かなくなる』という弱点を抱えているため、言ったもん勝ちとはいかない実はちょっとデリケートな能力だったりしますが……
    世田花 史郎: 性能としてはすごく素直なハヌマーンオルクス交渉支援。味方の達成値増加など諸々に加え、侵蝕100%以上では直接的な火力増強も行います
    世田花 史郎: 強いエフェクトしか積んでいないので強いです。しかし重いです。頑張って生きて帰ります
    世田花 史郎: よろしくお願いします~
    GM: フフ…
    GM: 人気出ない訳が無い立ち位置にいるきがします、人気投票したら8位以内までにはいるよね
    GM: ありがとう!キミの活躍を見せてくれ
    GM: というわけで、そんなキミのハンドアウトはこれ
    ◆PC1 シナリオロイス:”地上の星”エレナ・ウィンキィティベル
    推奨感情:好奇心警戒
    カヴァー/ワークス:指定なし/FHと関わりがなく、じゃあくそうでないワークス
    キミはΨ市で活動するオーヴァードだ。
    ある日の夜、月の昇らない空の下──キミは偶然にも、何者かに襲われる少女の姿を目撃する。
    そして、鉢合わせたキミをものすごい勢いで頼ってくる彼女に巻き込まれる形で事態に巻き込まれ。
    キミたちは突如として市内に出現した、黒い光めいた巨大な壁によって……完全に外界から遮断されることになった。

    GM: なんか襲われてるこがいるので、助けてみるといい気がします
    GM: 十連ガチャをくれるかも知れないからね。
    GM: ワオ!10億財産点!
    世田花 史郎: 少女!それは守護らねば……
    世田花 史郎: 貰った金は全部ブルーゲイルに使うぜ~
    GM: もっと速度が……ほしい
    GM: ということで……次!
    GM: PC2!天羽ちゃん!
    GM: 自己紹介できるかな……?
    天羽リーナ: 「“雪の妖精”天羽 リーナなのです。」
    天羽リーナ: 性格面は典型的なチルドレン。任務第一で余計な感情は持ち込まないのです。えぇ。感情は完璧にコントロールできるのです。
    天羽リーナ: ちっちゃいのがコンプレックスだから……あまり……言わないでね。
    怒らせたら最悪◯ぬので覚悟するのですよ???????

    天羽リーナ: 《絶対の恐怖》による幻覚による攻撃を得意としています。幻覚なのに食らった相手には生傷が残るとか残らないとか……
    《要の陣形》もあるから多人数相手も安心だ!

    天羽リーナ: 財産点もあるから…お買い物も得意だよ
    天羽リーナ: まだあまり慣れてないのでゆっくりになりがちですがどうぞよろしくですっ
    GM: かわいい〜
    GM: お買い物なんてしなくても、すきなものなんでも買ってあげるよ
    GM: お菓子もジュースも、たくさんあるからね
    GM: よし。 キミのハンドアウトはこれ。
    ◆PC2 シナリオロイス:『凪の銀海』
    推奨感情:有意脅威
    カヴァー/ワークス:指定なし/UGNエージェント、UGNチルドレン
    UGN・Ψ市支部に所属するUGNエージェント、またはチルドレンであるキミには、ひとつの任務が与えられていた。
    その任務とは、結社組織『凪の銀海』より秘奥の『遺産』を担保として足抜けの手引きを願い出た離反者の保護。<
    ──だがキミが訪れた合流地点に約束の者の姿はなく、キミは謎の敵から襲撃を受けることになる。

    GM: なんか、キミには任務が与えられています。
    GM: 他の組織を抜け出してきたヤツがいるので、迎えにいってあげてほしいということですね

    “ウィキィ” 辻波 海: ひとりだと心細いだろうから、わたしもいます。がんばろうね
    GM: というかんじ!天羽ちゃん、大丈夫そう?
    天羽リーナ: ししょーがいれば百人力。完璧にこなしてみせるのです
    GM: オーケイ!いい意気込みだ
    GM: では……最後!PC3、堺さん
    GM: 紹介せよ!自己を
    堺 俊博: 「はいどうも、堺俊博(さかいとしひろ)です。
    人文学部哲学科三年生。趣味は一人旅行。自分で言うのもなんだけど、結構普通の人間のつもりさ。
    ……バロールとブラックドッグのクロスブリードで電撃出したりできなけりゃね。
    UGNのことは嫌いじゃないよ、今こうやって普通の人間で来てるのは間違いなく彼らのおかげだし。
    今回は……魔術だっけ? 何だか胡散臭い連中が絡んでるみたいだね。俄然興味がわいてきたよ。
    ほんとほんと、嘘じゃないって。普通の人間がやらないことをやってるのは普通の人間じゃないはずだからね、奴らの腹の中が何色なのか気になるだろ?
    しかし、今回は年下の、しかも出来そうな二人と一緒とはちょっと肩身が狭いかもね~。特殊な能力なんてないし、財産点も心もとないし。
    カッコ悪い所見せらんないな~ってことで頑張っていきます、よろしく」

    GM: そんなことないよ〜
    GM: 活躍に期待しています! がんばってくれ
    GM: では、最年長のキミのハンドアウトはこれ
    ◆PC3 シナリオロイス:”ジャウザハル”
    推奨感情:執着敵愾心
    カヴァー/ワークス:指定なし/指定なし
    キミはUGN・Ψ市支部に所属するエージェント、或いはUGNに協力するイリーガルだ。
    UGNからの突然の支援要請を受け、現場に駆け付けようと向かった直後──市内に発生した排絶事象に巻き込まれることになったキミの前に、得体の知れない男が姿を現す。
    彼は言った、曰く──
    「『星見の者』を探し出し、オレの前に連れ戻せ 」と。

    GM: なんか怪しい不審者がPOPしてくるみたいなので
    GM: 話半分にきいてあげてください
    堺 俊博: 感情は推奨なので〇好奇心無関心でーす
    堺 俊博: 面白そうなうちは付き合ってあげるよ
    GM: 推奨だからね〜
    GM: ありがとう…優しい……オレ、この男のことすきになっちまうよ
    堺 俊博: ふふ、ありがとう。俺も嬉しいよ
    GM: たすけて〜
    GM: では、出揃い!ということで
    GM: トレーラーをばっとやって…
    昨日と同じ今日、今日と同じ明日──
    世界は繰り返し時を刻み、変わらないように見えた。 だが、人々の知らない所で世界は既に変貌を遂げていた。
    真実は時に、暗闇に似る。
    星の光を見上げる者に与え、身を隠す者には偽りの安寧を。
    識るべき者には歩みを与え、離別の影に誅殺を下す。
    大切なものを掴み取るため、語らざるものを騙るため。
    地上にあって、ただ一握の星を求めていた。
    Double Cross the 3rd Edition
    『明日に兆せトルクエトゥム』
    ──人は、闇を恐れる。 されど、それ故に。
    瞬く星を掴もうと、我らは手を伸ばすのだ。

    OP1:世田花 史郎


    GM: では、PC1のオープニングです。 登場PCは世田花くん
    GM: 登場侵蝕を振ってね
    世田花 史郎: 1d10+29 (1D10+29) > 2[2]+29 > 31
    system: [ 世田花 史郎 ] 侵蝕 : 29 → 31
    世田花 史郎: うし!
    GM: オーライ!
    GM:

    GM: Ψ市。
    GM: 古くから外国との交易により発展してきたこの街は、現在も港や空港……輸送の中継地としての機能を持つ港町であり、近隣区域へのベッドタウンとしての役割を兼ねる。
    GM: そんな別に、特に眠らないという訳でもない街の中──寝静まった大地の上、澄んだ星々が瞬く空の下。
    GM: キミは如何なる理由があってか、夜の町中にいる。
    世田花 史郎: 「~~~♪」鼻歌交じりにスマートフォンをいじりながら、夜の住宅街を歩く。
    世田花 史郎: 左手にはコンビニのレジ袋。中には清涼飲料やら菓子パンやらが入っている。
    世田花 史郎: わけあってこの街にひとり暮らし。自炊するほど真面目ではない自分にとって、毎晩明日の朝食を調達することが日課になっているのだ。
    世田花 史郎: 「うおっ、メンテ延長してんじゃん。詫び石に期待だなぁこりゃ」
    GM: 夜の住宅街。すれ違う人影は疎らで、キミがスマホを見ながら歩いていてもこれといって咎めるような人もいないだろう。
    GM: そうして歩くキミ、家路に向かう、いつも通りの日常だ
    GM: その瞬間。
    GM: ひゅうっ
    GM: キミの真横を、何かが過ぎ去った。
    世田花 史郎: 「………あん?」足を止めて。携帯から視線を上げる。
    GM: コンクリートの地面を爪先が擦る音、獣めいた臭い、風のような速度。
    GM: 大きな野犬に見えます。現代の街中では、相当珍しい
    GM: それがざっ、と細かい路地に抜けていくのが見える
    世田花 史郎: 「なんだありゃあ、犬?随分でけぇな、こんな街中に……」
    世田花 史郎: ちょっと不審なデカい野犬。そう考えるのが普通……なのかもしれない。
    世田花 史郎: 「……。」
    世田花 史郎: だがこの男、世田花 史郎はオーヴァードである。
    世田花 史郎: オーヴァードなら
    世田花 史郎: 「(キュマイラ、とかじゃあねぇのか?あれ……)」
    世田花 史郎: こう考えるのが、きっと『普通』である。
    世田花 史郎: 様子を見に行きます。後をつけてみよう
    GM: では、そうしてキミがオーヴァード特有の感で後を付けていくと
    GM: だんだんと、奥細った所まで詰まっていきます。 住宅と店舗の隙間に生まれた、数メートルの空の空間。
    GM: そこにいるのは、1匹の野犬ではありませんでした。
    GM: 数匹の……闇夜から滲み出たように黒い野犬が何かを囲んでいる。
    GM: 「ビ」
    GM: 「ビエエエエーッ!!!」汚い悲鳴も付随する!
    世田花 史郎: 「おっと………」僅かに頬を引きつらせて、半歩下がる。
    世田花 史郎: 明らかに異様な光景、そして危険な雰囲気だ。こういうときは、急いで専門家に連絡を入れて解決してもらうに限る。
    世田花 史郎: ……と、その前に。
    世田花 史郎: 目を凝らしてみます。犬らしき何かが囲んでいるのは、何か?
    GM: それは少女の姿をしていた。明るい光を湛えるランタンを手に携えて
    謎の美少女: 「はひーっ、ひーっ 」ぶんぶんと振るようにして威嚇の意志を示す少女の姿

    謎の美少女: 「た゛、た゛す゛け゛て゛…… 」
    謎の美少女: それが何らかの効果はもたらしているのか、かろうじて寄せ付けてはいないが
    謎の美少女: 息を切らして、肩で息をしている。
    世田花 史郎: 「げっ……」
    世田花 史郎: 「や、やべぇ、どうすんだこれ……」
    世田花 史郎: 「___だァ~~~クソッ!!!」
    GM: 夜闇の帳を切り取ったような髪色、育ちの良さそうな多少現代離れした服装をした少女。
    謎の美少女: 元より狭い路地裏で、キミが姿を確認できるということは
    謎の美少女: 「!!! 」向こうからもわかるということだ
    謎の美少女: 「だずげで!!! 」
    謎の美少女: 「これ!」
    謎の美少女: 「運命ですよ!」
    謎の美少女: 「美少女が困っています!」
    謎の美少女: 「はやく!」
    世田花 史郎: 「は、はぁ___!?」
    謎の美少女: 「たすっ」
    野犬めいたもの: 「バルルッ!」うるさいのにきがさわったのか、わっと少女に飛びかかってくる!
    世田花 史郎: 「チィ___」舌打ち。それから
    世田花 史郎: 「あ“ぁ~当然だ!!あんたを助けに来てやったぜ!!!」やけくそ気味に叫ぶ。どーにか少女より声を張り上げて。
    世田花 史郎: 「アンタよそもんだろ、親切で正直者な俺でいいこと教えてやるぜ~!」ビニール袋を放り捨て、まくしたてながら走り出す。
    世田花 史郎: 「『___なぁ知ってるか』!?」
    謎の美少女: 「そんなのより、はやく! 」ぶんぶんとランタンを振り回して
    野犬めいたもの: がぶとそれに噛み付いて、ひったくる!
    謎の美少女: 「ひいいいん!」力負け少女!
    世田花 史郎: 「こンのくそッ___」生身のまま犬の群れに突撃、近くのやつの腹に蹴りを入れ
    世田花 史郎: 「俺みたいなこのΨ市に住む“オーヴァード“っつう愉快な超能力者はよ~」口を動かし続ける。
    世田花 史郎: 「『口から火を吹く』『マスターエージェントの首をナイフで落とす』」
    世田花 史郎: 「『クマとも素手で殴り合える』らしいぜェ~~~!!!???」
    世田花 史郎: 何の変哲もない拳を振るう。今まさに少女を襲う、犬のような怪物を殴り飛ばすために。
    GM: ただの拳だ。 だが、彼等はそれに何かの脅威を感じたのか
    謎の美少女: 「ええっ!? 」
    謎の美少女: 「オーヴァード!? す、すごい──」身を縮こまらせて瞬き
    野犬めいたもの: 身を翻し、キミに唸りを上げて飛びかかる!
    世田花 史郎: 「____っ、お」目が合った。犬と。
    世田花 史郎: 「オラァァァァアアアアアッ!!!!?」握り込んだ右ストレートを、犬の顔面に叩きこむ。
    世田花 史郎: 瞬間、『何かが』腕に纏わりついて
    世田花 史郎: 破裂するような音と同時に、猛獣の身体を玩具のように吹き飛ばす。
    野犬めいたもの: 「ヴォッ!」壁に勢いよく叩きつけられて
    野犬めいたもの: そのまま伸びたように動かなくなる。 そして
    世田花 史郎: 「ハッ、軽ィ体重が……!!!」やってしまえばできるもんだ……
    GM: 一瞬怯んだかのように身を竦ませた彼等が、何らかの意思疎通を互いに図ったように
    GM: 次から次へと飛びかかり
    GM: それらが、ことごとく──
    世田花 史郎: 「___オラオラオラァ!!!」何だかそれっぽい動きの拳や蹴りでなぎ倒していく。
    世田花 史郎: 全く洗練された動きではない。ただ、触れただけで犬のような何かは冗談のように吹き飛んでいく。
    GM: その全てが、キミにその牙を突き立てる事無く地に伏せる。
    GM: そうして、四本の足で立つものがこの場にいなくなったころ──
    謎の美少女: しゃがみこんで、拾い直したランタンを頭上に差し出すようにしてじっとしていたが
    謎の美少女: 危険がさったと知り、そろそろと立ち上がる
    謎の美少女: 「よ、よかった…… 」
    謎の美少女: 「あ、あなた……すごい!オーヴァードはやっぱりすごいんだ!」
    世田花 史郎: 「ハーッ、ハーッ……お、終わりか……」
    世田花 史郎: 「……ん?あ、あぁ」姿勢を正し、少女の方へと振り返る
    世田花 史郎: 「まぁな!すげぇだろ、オーヴァードってやつは」
    世田花 史郎: 「あんた、怪我はねぇか?さっき犬に嚙まれたとか……」
    世田花 史郎: 「狂犬病、発症したら人間でも100%死ぬらしいぜ?」
    謎の美少女: 「うひぃえっ 」慌てたように全身をまさぐり
    謎の美少女: 「だ、大丈夫だとおもいますぅ…… 」キミにびちゃっと張り付く
    世田花 史郎: 「うおっ」
    謎の美少女: 「こわかったよぉ〜〜〜〜〜っ!」ひんひん
    謎の美少女: 「た、たすけてください…どこか安全なとこに……」
    世田花 史郎: 「お、おぉ……まぁ、そりゃ恐かっただろーなぁ……」多分自分も襲われる側だったらチビってた
    世田花 史郎: 「わかったよ。とりあえずどっか……屋内いこうぜ。なんでこんなんが湧いたのかはわかんねぇけど」
    世田花 史郎: 「歩けっか?あんた」
    謎の美少女: 「な、なんででしょーね……危ないですよね」ちょっと目を泳がせて
    謎の美少女: 「歩けます……は、はやくどこか……」
    謎の美少女: 「あったかくておいしいものがあって、お風呂とかに入れる所にいきたい……」ひっついていたキミから数歩離れて
    世田花 史郎: 「………。」
    世田花 史郎: 「ま、まぁ……多分近いうちに叶うんじゃねーのかな」とりあえずUGNに連れて行こう
    世田花 史郎: 「ついて来いよ。この街で多分一番安全な場所に、俺は心当たりがあんだ」
    謎の美少女: 「あ、ありがとうございます…」そうして、キミの隣をついて歩き
    謎の美少女: 人が隣にいることで元気を取り戻したのか、段々と調子がハッキリしてくるぞ
    謎の美少女: 「あっ、その……私 」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「エレナ・ウィンキィティベルです! この恩は忘れません!」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「ありがとうございます〜えへへ……えへへ……」
    世田花 史郎: 「おう」
    世田花 史郎: 「っぱ外人さんだったか。随分日本語がうめぇな」
    世田花 史郎: 「俺は世田花。世田花 史郎(よたばな しろう)だ」
    世田花 史郎: 「この街のことについちゃあ知らねぇことはあんまりねぇ。まぁ、大船に乗ったつもりでいな」
    世田花 史郎: 「これから会うやつらも知り合いだ。信用してくれていいぜ、ジャパンの治安維持組織は優秀だからなぁ」
    GM: そうしてキミが少女を襲う存在を退けて、街中に出た
    エレナ・ウィンキィティベル: 「5ヶ国語までいけるんです、私そう、すごいので……」
    GM: その瞬間──
    GM: 世界が一変する。 レネゲイドを震わせ、内なる衝動を呼び起こすような感覚
    GM: オーヴァードであるキミならばわかるはずだ、オーヴァードに対して、その他の一切の対峙すらを不能とする力──《ワーディング》
    GM: 少し遠くにいた、通行人の男が倒れるのが見える。
    GM: それに近い力だ、キミの視界内に発生源と思わしきオーヴァードは見当たらない。 かなりの規模
    エレナ・ウィンキィティベル: 「!」
    世田花 史郎: 「…………あぁ?おい、なんだなんだ」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「……あっ 」少女が、ゆっくりと
    エレナ・ウィンキィティベル: 視線を頭上に、空に向けて
    エレナ・ウィンキィティベル: 「あっ、あああっ……! 」安堵に緩んだ顔が、みるみると青ざめていくのがわかる!
    世田花 史郎: 「……なに」それにつられて、上を見上げる
    GM: 夜空を彩る、無数の星々が──混じりない黒に『喰われて』いく。
    GM: 夜空の澄み切った黒が、壁のように瞬く間に天蓋を覆い尽くしていき
    エレナ・ウィンキィティベル: 「は、はじま」
    GM: ドーム状に覆うそれは、数分もかけずに……巨大な蚊帳のように街を覆い尽くしてしまった。
    GM: ──バチンッ!
    GM: バチッ!バチッ!
    GM: チ、チチチッ!
    GM: 周囲の電灯が、端から順に音を立てて消えていく!
    GM: 街中の明かり、どこかから流れていた音楽、建物を彩るネオンライト。
    GM: その全てが消え去り、キミ達を静寂が包む。
    エレナ・ウィンキィティベル: 「始まっちゃった……」
    世田花 史郎: 「………な」
    世田花 史郎: 「なんだぁこりゃあ……」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「『夜降ろし』が──! 」
    GM:


    GM: ここでシーンカット!
    GM: ロイスの取得が可能です
    世田花 史郎: はい!
    世田花 史郎: 「エレナ・ウィンキィティベル」にロイス取得。P:庇護〇/N:猜疑心。
    GM: オーライ!
    system: [ 世田花 史郎 ] ロイス : 2 → 3
    GM:

    OP2:天羽リーナ


    GM: ではお次、PC2のオープニングです。
    GM: 登場侵蝕を振ってね〜
    天羽リーナ: 31+1D10 とーじょー (31+1D10) > 31+3[3] > 34
    system: [ 天羽リーナ ] 侵蝕率 : 31 → 34
    GM:

    GM: 【Ψ市 虻山埠頭集積場】
    GM: Ψ市、湾岸区。
    GM: コンテナや貨物が堆く積まれ、視線を遮る遮蔽物として安置される貨物置き場。
    GM: 花の16歳として日々を生きるキミが夜中にこの場を訪れているのは、偶然ではない。
    GM: UGNチルドレンとして、無辜の日常に降り掛かる火の粉を払う守護者の役目を担うキミには、ひとつの任務が課せられていた。
    GM: その任務とは、結社組織『凪の銀海』より秘奥の『遺産』を担保として足抜けの手引きを願い出た離反者の保護。
    GM: レネゲイドの存在を知り、それを用いようとする組織はFHのみではない。 大小の括り無く、それは無数に存在する。
    GM: そのようにして、キミは保護を求めた人物を迎えるべく、合流地点として設定された場所を訪れていた
    “ウィキィ” 辻波 海: 「…………んだけど、さ! 」キミを俵のように抱えて、コンテナの影に転がり込む女性
    GM: ──カ、アンッ!
    GM: 銃弾がキミの頬先を掠める。 目標を逸らした銃弾が背後のコンテナに着弾し、大きな反響音を立てて
    “ウィキィ” 辻波 海: 「目標の姿が無くて 」影でキミを肩から降ろし
    “ウィキィ” 辻波 海: 「戦闘員が沢山──何かあったみたいだね 」顔を出して覗き込む。 追手めいた無数の戦闘員が、キミたちに向けて武器を思い思いに構えている
    天羽リーナ: 「っとと……ありがとうございます」
    天羽リーナ: 「何があったんでしょうか……そもそも『凪の銀海』という組織自体が怪しいものだらけなのです。内戦でもしてるのです…?」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「あらましは……推測でしかないけど、最初から向こうがヘマしてたか 」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「この状況を作るのが目的とか…… 」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「考えても仕方がないね、とりあえずは今、どうするか 」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「支援要請は一応入れておいたけど…… 切り抜けてみるか、実践経験は大事だよ」
    天羽リーナ: 「むむ……たしか今回の目的の…エレナさん?でしたっけ。それっぽい方も見当たらないのです」
    天羽リーナ: 「その方も無事だといいのですが。」
    天羽リーナ: 「まあそもそもししょーが言う通り、この状況を作ることが目的……だったら話は全然変わってくるのです……」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「だから相手の目的が何にせよ 」とんとん、と踵で数度地面を叩き
    “ウィキィ” 辻波 海: 「向かってくるヤツを倒しておけば、損することはないだろうね。 数を減らしておけば、その子が逃げやすいかもしらないし」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「そうでなくて何らかの陰謀なら、後で相手するヤツは少ない方がいいからね 」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「よし、じゃ 」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「いける? 3、2、でいくよ」
    天羽リーナ: 「はいっ…なのですっ」
    かるく後方にステップして準備を整えるっ

    “ウィキィ” 辻波 海: 「よし、いい返事 」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「フゥーッ 」短く息を吐いて
    “ウィキィ” 辻波 海: 「3、2──」
    “ウィキィ” 辻波 海: たんっ
    “ウィキィ” 辻波 海: 影からその身を躍らせる。 かっ、地面に1度付いた靴底が、擦れた音を響かせて
    GM: 彼等の視線が、1箇所に集まる
    “ウィキィ” 辻波 海: 踏み込む。 正面から突撃をかけて
    GM: 「────」手前の1人が、その姿を視界に捉えようと
    “ウィキィ” 辻波 海: 「いよっ 」した、その対象は彼の真後ろに現れ
    “ウィキィ” 辻波 海: それは、本当に単純に
    “ウィキィ” 辻波 海: 相手の横を走り抜け反転しただけだ。
    “ウィキィ” 辻波 海: 年月を突き詰めた技術や、脳の錯覚や眼の不合理を利用したトリック、それら何れのどれでもない。
    “ウィキィ” 辻波 海: ただ単に、人間の反応速度を逸していただけのこと。
    “ウィキィ” 辻波 海: 「ひとつ 」腕先がブレるように霞む。背後、完全な死角からその身体を両断する。
    天羽リーナ: 「いくのですっ」
    天羽リーナ: 幻覚…なのだが、まるで本物のような白い羽根が舞い上がる
    天羽リーナ: もしかしたら突然現れた光景に目を奪われる……かもしれない
    天羽リーナ: しかしながらその何百何千本もの羽根が凶器のごとく……敵に向かい襲い掛かるっ
    天羽リーナ: その後に残るのは……生傷
    天羽リーナ: 「こんなもんなのです」
    GM: 鳥葬されたかのごとく、全身を生傷に晒しながら
    GM: 彼等は武器を向ける間もなく倒れていく。
    GM: キミは気付いてもいい。
    GM: 「うおおっ──」キミに向けて突撃する戦闘員!
    GM: 彼等は、キミたちの常軌を逸した戦闘を見ても、戸惑う素振りこそ見せない──
    GM: 世界に、日常を生きる人間の枠に収まらない存在が生きることを知っている様だが
    GM: エフェクトを行使する様子がない。 或いは、既に用いてはいるが派手に現れないものかもしれないが。
    GM: 並の人間を相手にしているかのようです。 どこか噛み合わないような気がする。
    天羽リーナ: 「…………ししょー。」
    天羽リーナ: 「《ワーディング》、貼ってるはず、なのですよね」
    天羽リーナ: 「まるでこの人たちオーヴァードではない………あるいは」
    天羽リーナ: 「何者かに操られているのです?」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「ワーディングは確かに 」ギ、リリリッ!
    “ウィキィ” 辻波 海: 「展開してるけど…… 」展開したアームブレードで構えた武器の上から寸断し
    “ウィキィ” 辻波 海: 足先から伸びたブレードでくるりとスケートめいたターン
    “ウィキィ” 辻波 海: 「確かにちょっと、『ヤワ』いな」17分割された対象を払い落とす
    天羽リーナ: 「なにか、よくない予感が、するのですっ…」
    GM: と、その時──
    “ウィキィ” 辻波 海: 「!」
    GM: キミは感じ取るでしょう、《ワーディング》、それと同時に空を染めるような……
    “ウィキィ” 辻波 海: 「……この出力は 」
    GM: 不明の遮断現象だ!
    天羽リーナ: 「っ…!」
    天羽リーナ: 「なにが……起きてるのです…?」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「わ、わからん…… 」キミの隣に戻ってくる
    GM: 戦闘員達も動きをとめ……
    GM: その後方が、少し騒がしくなる
    GM: 「『哲人』だ 」どよめき
    GM: 「よくやってらっしゃる、状況は?」少し低い、女性の声
    GM: 「それが……二人、ですが我等では」
    GM: 「ほう、二人」
    GM: 「そいつは都合が良い。 全て殺してしまえば丸く収まるという訳ですな 」
    GM: 「始まりましたよ 」戦闘員の群れが割れる。 その奥から進み出る人影がひとつ。
    GM: 「──『夜降ろし』が。 ハハハッ、秘封の掟を守る戒めなぞ、煩わしくてたまりゃあしませんもの 」ばちり、空気の弾ける音
    “ウィキィ” 辻波 海: 「…… 」一歩、じりとキミの前方に
    天羽リーナ: 「……。」
    天羽リーナ: 「……少なくともここにいるのは良くない気がするのです。可能なら、ですが。一時撤退を提案するのです」小声でささやく
    “ウィキィ” 辻波 海: 「よくわかってるね──わたしの教えもムダになってなくてなにより 」
    怪しい女: 「討ち取る前にちと、ご挨拶をば 」ばちっ! 踏み付けた血溜まりが、音を立てて蒸発する。 高電圧による熱量
    怪しい女: 「『牙(ヴォルチャ)』の一枝、フィロソファス──おとと 」
    “ディエトハ”: 「位階は通じやしませんな、失敬。 私の事は“ディエトハ”と呼ぶがいいでしょう 」
    “ディエトハ”: 「其方等を殺す者の名でございます、刻みつけておくとよろしい 」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「殺されるのは、困る…… 撤回してほしいんだケド」
    “ディエトハ”: 「私は死ぬと言ったら死ぬし、殺すと言ったら殺す」一歩、一歩
    “ディエトハ”: 「鉄砲が鉛玉を吐くのが嫌だと言ったからってぇ、やめる奴はおらんでしょう。 」歩みを進める、油断なく
    “ウィキィ” 辻波 海: 「(”フェ・デ・ネージュ”)」キミにだけ聞こえるような小声
    “ウィキィ” 辻波 海: 「(先にこの場を離れること。 状況がわからない以上──)」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「(何処かで把握するヤツが必要だ。 )」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「いい? 」
    天羽リーナ: 「……。(了解なのです。)」《声無き声》をつなげて返事するよ
    天羽リーナ: 「(…合図を、お願いするのです。)」
    “ウィキィ” 辻波 海: 頷きをひとつ。
    “ウィキィ” 辻波 海: たん、たん──踵を鳴らす音。一度動けば、数秒は機構が止まってくれない
    “ウィキィ” 辻波 海: 3度目の音。それと同時に
    GM: ──バ、ツンッ!
    GM: 電灯の灯りが落ちる!一瞬にして暗闇に包まれ、それが
    GM: 合図となった。 火花、金属音!
    “ウィキィ” 辻波 海: 「──いけっ!」暗闇から声のみが通る!
    天羽リーナ: 「了っ…」
    天羽リーナ: 全力で、逃げます。追う暇も与えずに。仮に追おうとするならししょーが止めてくれるのです。とにかく全力で離脱します。
    GM: 剣閃の音が背後で響く中、キミは駆け出しその場を切り抜ける。
    GM: この状況を打破しなければならないだろう──夜の始まりを告げる、鏑矢が放たれた。
    GM:

    GM: シーンカット!ロイスが取得できますが
    GM: リーナちゃんはもう、シナリオロイスを取得してるみたいだね
    GM: 今する?
    天羽リーナ: 推奨感情にしてたのを少し変更したいのですがいいですか?
    GM: いいよ!推奨だからね
    天羽リーナ: では
    『凪の銀海』 ◯有意/脅威 → 執着/◯脅威
    に変更するのです。ただの危険因子なのです

    GM: ただしい認識だ!
    GM:

    OP3:堺 俊博


    GM: では次!PC3のオープニング
    GM: 堺さんは登場侵蝕を振ってね
    堺 俊博: 1d10 (1D10) > 7
    system: [ 堺 俊博 ] 侵蝕率 : 29 → 36
    GM: よし!
    GM:

    GM: 静寂。 一切の光が無く、人間や機械の立てる音もない。
    GM: 道端には意識を失った人々が倒れていたり、とても平静の状況ではない──
    GM: 人の代わりに、野犬めいた獣の姿を時折見かける、そんな状況
    GM: キミがUGNからの支援要請を受け、街に繰り出して数分後の事だ。
    GM: 空は謎の黒い壁のようなものに遮断され、キミはその渦中に巻き込まれたような形となっていた。
    堺 俊博: 「おっかしいな、天気予報だと明日まで晴れだったはずなんだけど」

    スマホをポチポチしながらぼやく青年、堺俊博。
    白く染めた少し長めの髪、ステンレスネックレス、二重のブレスレット。どこにでもいそうな男子大学生。

    堺 俊博: とは言え星が陰ろうが雨が降ろうが支援要請がなくなったわけではない。街で人が倒れるのも異常気象に見舞われるのも、レネゲイドなんてものに関わっていればありふれたものだ。一応UGN支部に連絡を繋ごうとするがどうにも電波状況がよろしくないので諦めて、のんびり足を進めていく。
    GM: そうしてキミが歩みを進める──もうしばらく目的地点にはかかるだろう
    GM: その時。
    油断ならない男: 「……なんだ」
    油断ならない男: 「立っているな、居たのか……『人』が」ざりざりとした声色の男
    堺 俊博: 「あ、どうもこんばんは。さっきまで星の見えるいい夜だったんですけど急に曇ってきましたね」
    堺 俊博: 異常な状況で立っている人間に対する驚きは、まあないでもない。とはいえ、こういう状況には大抵現況が付随するのがいつものことで、要は《ワーディング》を展開した何者かがいるだろうことは想像がついていた……にしては、いつもと毛色が違うような気もするが。
    堺 俊博: 「どっちかというと『人じゃない』方じゃないですか?」
    俺もあなたも、ね。

    油断ならない男: 「フム」
    油断ならない男: 「そう言える。 真名を話す事では無いが 」
    油断ならない男: 「そうだ、そして──オマエも、だな 」
    油断ならない男: 「クッ、クヴ……」笑い声
    堺 俊博: 「これでも普通の人間してるつもりですよ俺は」

    などと……こんな状況でも平然と世間話のように話を続ける男は、自らを棚に上げて軽い調子でそんなことを言う。

    堺 俊博: 「面白いですねお兄さん、どちら様ですか?」
    油断ならない男: 「真名を名乗るものではない、が──『獣擬き』の好として」
    油断ならない男: 「名乗ろう、オレは 」
    “ジャウザハル”: 「”ジャウザハル”」
    “ジャウザハル”: 「『古牙(ヴォルチャ・スタヤ)』──」
    “ジャウザハル”: 「『星貪りのジャウザハル』と云う。」
    “ジャウザハル”: 「オマエは、入り込んだものだな。 わかるぞ 」
    堺 俊博: 「カッコいいですね」 簡素だが、嘘偽りのない感想だった。
    堺 俊博: 「俺が入り込んだのか俺以外がはじき出されたのか俺がいたところにお兄さんたちが来たのかは知りませんけど、どうもそうみたいですね」
    堺 俊博: なんか人、倒れてますし。
    “ジャウザハル”: 「グッ……グッ、グゥ」歯の隙間から漏れるような笑い声
    堺 俊博: 「じゃあ一応、俺は“ブラックサンダー”です。まあよかったら覚えといてください、ジャウザハルさん」
    “ジャウザハル”: 「良い名だ、戦士の良き闘志が伝わってくる」頷き
    堺 俊博: 「解釈はお任せします」
    “ジャウザハル”: 「ググ…… オマエは入り込んだのだ。 此寄り先は、一切の秘匿の開放が許される。」
    堺 俊博: 「秘匿の開放。いいですね、隠されてるものは暴きたいタチですよ俺」
    “ジャウザハル”: 「徒人には、命すら許されぬ。 踵を還し、この場を去ることを望むか?」
    堺 俊博: 「いや行くところあるんでまだ帰るわけにはいきませんし」
    堺 俊博: 「お兄さんにも興味出てきちゃいましたしね。こんな時間のこんなところで何してたか聞かせてもらえたりします? 天体観測にしては設備も彼女もいなさそうですけど」
    “ジャウザハル”: 「無いぞ、行く場も── 『夜降ろし』は、誅殺の帳也 」
    “ジャウザハル”: 「術者の赦しが無くば、解かれる事は赦されぬ。 そう」
    “ジャウザハル”: 「このオレの赦しが 」
    “ジャウザハル”: 「『獣擬き』──”ブラックサンダー” 」律儀
    “ジャウザハル”: 「罪人を、『星見の者(スターゲイザー)』を 」
    “ジャウザハル”: 「オレの元に寄越すことだ。 それで全てが済むぞ」
    “ジャウザハル”: 「ググッ、グゥ」笑い声
    堺 俊博: 「……ふーん」
    堺 俊博: 軽く、相槌のように声を漏らして、首を僅かに傾げ。辺りを見回して、ポケットに手を入れて、特に意味も持たないようなしぐさをいくつか繰り返してから。
    堺 俊博: 「じゃ、お許し貰っても?」
    堺 俊博: 堺俊博は、ジャウザハルなる男の素性を知らない。この星空を覆う闇の意味も知らない。『星見の者(スターゲイザー)』なる人物も知らない。
    堺 俊博: 分かっていることは、自分の知らないことをジャウザハルは知っているだろうということだけだった。
    堺 俊博: 「返事するには分らないことが多すぎるんで後で決めます」
    堺 俊博: 「俺の目で確かめた後でね」
    “ジャウザハル”: 「グゥ、グゥ──」唸りに近い笑い声
    “ジャウザハル”: 「此寄り内は、我等の地 」
    “ジャウザハル”: 「其れも善しとしよう、戒を破らば」
    “ジャウザハル”: 「害する事を、忘れからじ 」すぅ、と音もなく
    GM: 地面の影に溶けて消える。 初めから居なかったかのように、男は姿を消した
    堺 俊博: 「そりゃ、気を付けないとな」
    堺 俊博: 男のいなくなった道に、悠々と歩を進める。
    堺 俊博: 『獣擬き』――などと呼ばれはしたが、どちらかといえば俺達はヒトモドキだ。
    人間だったものが人間でなくなって、人間でいようと取り繕っている。獣になりたいわけじゃない。

    堺 俊博: その法は、決して押し付けられたものじゃない。
    堺 俊博: 「戒が何なのかは知りませんけど、破っちまったらその時はすんませんってことで」
    堺 俊博: 一つよろしく。
    空に手刀を立てて一礼し……異界と化した闇の奥へと足を踏み入れた。

    GM:

    GM: シーンカット!
    GM: ロイスの取得が可能だよ
    堺 俊博: 自己紹介でも言った通り、ジャウザハルに〇好奇心無関心でロイスを取得しました。
    GM: オーライ!
    GM:

    合流シーン


    GM: 合流シーンです! シーンプレイヤーは……じゃあ、史郎くん
    GM: 全員登場なんだけども。 ということで
    GM: 登場侵蝕を振ってね
    世田花 史郎: 1d10+31 (1D10+31) > 2[2]+31 > 33
    世田花 史郎: 調子がいいぞ~
    system: [ 世田花 史郎 ] 侵蝕 : 31 → 33
    天羽リーナ: 34+1D10 とーじょー (34+1D10) > 34+3[3] > 37
    天羽リーナ:
    堺 俊博: 1d10 (1D10) > 7
    system: [ 堺 俊博 ] 侵蝕率 : 36 → 43
    system: [ 天羽リーナ ] 侵蝕率 : 34 → 37
    GM: ─────
    ───

    エレナ・ウィンキィティベル: 『El Mal Surah 』《秘儀の星、遥かの手、エーテルを掴め 》
    エレナ・ウィンキィティベル: 『Nef El! 』《目覚めよ!》
    GM: 突如として空を覆った漆黒の帳。
    GM: 生き物の音が聞こえない静寂と、先を窺えぬ暗闇の中に、キミたちが放り込まれてスグのこと。
    GM: エレナ・ウィンキィティベル──そう名乗った彼女が震える声で何かを紡ぐと、彼女が握りしめていたランタンのようなものにぽう、と明るい光が灯る。
    GM: 揺らめく炎の明かりではない。 夜空の星を攫って、中に詰め込んだかのような純粋な光。
    世田花 史郎: 「うおっ、こりゃあ……」
    世田花 史郎: 「そういやあんたもオーヴァードなんだよな。これがあんたの能力ってやつ?」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「オ、オーヴァード……まぁ 」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「そうともいいますね、私は……その 」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「ちょっと特別ですごいので、これだけってわけじゃありませんが 」
    世田花 史郎: 「ふ~ん……」
    世田花 史郎: 「なんにせよあんがとな。俺は別に夜目が効くとかじゃねぇからさ、前が見えなきゃなんもできねー」
    世田花 史郎: 「知ってるか?人間ってやつは『完全な暗闇の中』だと一日もたずに発狂するらしいぜ」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「ひょえっ 」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「うぅーっ怖い……と、とりあえず 」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「あの……その…… 確かめて、みませんか 」そろーりと天を向いて
    エレナ・ウィンキィティベル: ひいっ、と身をすくめて小さくなる
    エレナ・ウィンキィティベル: 「ほ、ホントに閉じ込められちゃったのか……『端』の方までちょっと 」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「いってみませんか……?」
    世田花 史郎: 「あぁ、そうしよう」頷く
    世田花 史郎: 「しっかしまいったなこりゃ……なんなんだ一体……?」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「うぅ……」キミに対して
    エレナ・ウィンキィティベル: 申し訳なさでいっぱいの視線を向けて、さっと前方に目線を正す
    エレナ・ウィンキィティベル: 「よ、よし。 やっていきましょう! 」ずん、一歩前に
    世田花 史郎: 「おう。先導頼むぜ~」
    GM: そうして、キミ達は事態の把握に務めるべく
    GM: ぐるりと四方を囲う檻めいた壁の『端』まで向かうことになりました。
    GM: ────
    ──

    GM: 【Ψ市 虻山大橋】
    GM: 川沿い、暗闇の中を歩くキミの靴を
    GM: ぴしゃり、と水音が包む。
    謎の美少女: 「こ、これは…… 」
    GM: 障壁に川が寸断された為か、辺り一帯が浸水し
    GM: ばしゃばしゃと水が溢れかえっています。 街中にそれが流れ込んでいるのがわかる
    世田花 史郎: 「うわやっべ……」靴下濡れちった
    世田花 史郎: 「こりゃあガチで『閉じ込められてる』な」倒れているであろう住民は大丈夫かな……
    謎の美少女: 橋の柵に変わらず光を放つランタンを置き、わーっ……と澱んだ光を反射する水面を眺めて
    謎の美少女: 「…………で、多分 」そのまま、右方向に顔を向ける
    謎の美少女: 「アレですね、うう」
    謎の美少女: 「ほ、ほんとに『夜降ろし』だ…… 」小声
    世田花 史郎: 「………。」
    GM: 橋の真ん中で寸断するように、物理的に
    GM: 黒い壁めいたものがそり立っています。 手で触れる事もできる
    世田花 史郎: 「ちょっと見てくるわ」壁に走り寄って、手を触れる。
    GM: 特にこれといって反応はありません。 わかるのは
    GM: それは物理的な接触を以て、キミに硬質なアクリル板を触れたかのような感触を伝えてくるということです。 どうやらこれは謎のエネルギーとか、そういうものでもないらしい
    世田花 史郎: 「(よくわかんねーが……とりあえずこりゃダメだな)」
    世田花 史郎: 生憎と自分は壁と話せる人間ではない。自力でこの壁を破壊して脱出するのは、ちょっと無理がありそうだ。
    世田花 史郎: 踵を返し、エレナさんの元へと戻っていく。
    エレナ・ウィンキィティベル: 「ど、どうです……あぁ…… 」キミの様子を見て
    エレナ・ウィンキィティベル: 「ダメですよね、そうですよね……」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「うう、もうだめだ……私達」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「こ、このまま…このまま…」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「捕まって、グツグツのシチューみたいに煮込まれて」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「し゛ん゛しゃ゛ぅん゛て゛す゛……」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「うああーん……」体育座り
    世田花 史郎: 「あぁ?おいおい大丈夫かよ……」
    世田花 史郎: 「まぁ、多分大丈夫だとは思うぜ?言ったろ、この国の治安維持組織は優秀だって」
    世田花 史郎: 「壁は見た感じ硬そうだったけどよ、壊せないってわけでもなさそう……」
    世田花 史郎: と、そこまで言って。自分がUGN支部に向かっていたことを思い出す。
    世田花 史郎: ……支部、壁の外……?
    GM: と、じゃあここで
    GM: 情報を公開します。
    ・『夜降ろし』:自動公開
    市内の一部をドーム(或いは円形)めいて覆う、漆黒の壁めいたもの。

    内部は《ワーディング》と思わしきレネゲイドに曝されており、内部の一般人は恒常的に活動不能な状態にある。
    半径数十キロ程の障壁は物理的衝撃から電波等を遮断するようで、並大抵の破壊力では突破は不可能。
    『凪の銀海』なる結社組織の用いる特殊結界とされ、この内では本来神秘の秘匿の為禁忌とされている術式の一切の行使が許される。
    GM: こんな感じの状況です。 時間が立てばだんだんときけんだぞ
    世田花 史郎: 「……やっべ。なあ、ちょっと」エレナさんに
    世田花 史郎: 「さっき言った安全な場所だけどさぁ、多分……この壁の外だわ」
    世田花 史郎: 「わり。こっから出ないと行けねぇみたいだ」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「で、でる!? 」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「ム、ムリです!この結界は『夜降ろし』って言って 」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「『凪の銀海』の粛清対象に用いられる、抹殺結界なんです!」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「本来秘匿するべき神秘の一切が、この内では許される!」まくし立ててるけど
    世田花 史郎: 「なぎの………フゥン」知らない単語がめちゃくちゃ出てくるな
    エレナ・ウィンキィティベル: 「何故なら、中の唯人のことなんて一切『存在しない』ものとして扱うからです! 」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「ただ一人だけ、禁忌を破った存在を裁くための…… 」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「………… 」
    エレナ・ウィンキィティベル: うっかり!
    エレナ・ウィンキィティベル: 「……と、いうのは、私の推測ですが」
    世田花 史郎: 「え~……」
    世田花 史郎: 「マジでないのかよ?この……結界ってやつを破る方法」
    世田花 史郎: 「普通あんだろ、時間経過で解ける~とか、なんかキーアイテム的なのを壊せば元に戻る~とかよぉ」
    天羽リーナ: ではこのへんで……
    影(暗いので影もなんもないが)から小さい人影登場したい

    GM: きな!
    天羽リーナ: 「……………『凪の銀海』。」
    天羽リーナ: 「その話……もっと詳しくお聞きしたいのですが」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「そ、それは──」物音に反応して、ひゅうっと喉を鳴らす
    世田花 史郎: 「おぉ?誰だ」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「ピェッ!」史郎くんの背中に隠れ
    エレナ・ウィンキィティベル: ミリ単位でずるずると顔を出す
    天羽リーナ: 「あなた方が何者なのか…分からないので詳しくは言えませんが。さきほどからの反応を見る感じは……これくらいは言ってもいいかもなのです」
    天羽リーナ: 「UGN。」
    世田花 史郎: 「!」
    世田花 史郎: 「なんだよUGNか。あんたも運悪く巻き込まれたって感じか?」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「U 」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「G──ぐへっ! 」勢い余って真横にコケる
    エレナ・ウィンキィティベル: 「うぅっ……来てくださってありがどうございまず…… 」立ち上がり、ゾンビめいて4足でリーナちゃんの足元に近寄ってくる!
    世田花 史郎: 「あ、知り合いだった……?」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「怖かった……もう死んじゃうかと思った…… 」下から吸い込むような抱きつき!
    エレナ・ウィンキィティベル: 「知り合いというか……知って!知ってますよね、あなた! 」
    GM: 実際、リーナちゃんはコイツの顔を知っています。 顔写真をミーティング時にみたことがある
    天羽リーナ: 抱き着かれそうになったのを軽くいなしつつ
    「あなたは……エレナ・ウィンキィティベル…さん?」

    エレナ・ウィンキィティベル: 「そ、そうです……エレナ・ウィンキィティベルです……」ずるると鼻をすする
    エレナ・ウィンキィティベル: ぺたぺたと地面を這って、キミの足元で蹲ります
    エレナ・ウィンキィティベル: 「ひ、ひとがいてよかった……! 」
    天羽リーナ: 「私としても”保護対象”と出会えたのはよかったのです。」
    天羽リーナ: 「……一緒にいるそちらの方は?どなたなのです?」顔は知らないので
    世田花 史郎: 「保護対象、保護対象………あ?俺?」
    世田花 史郎: 「俺は世田花。一応UGNイリーガルだ」
    世田花 史郎: 「”ネイバークラウン”ってコードで登録されてるはずなんだが……あんたは?」
    世田花 史郎: 「振舞いからしてなんか正規エージェントっぽけど」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「そ、そうなんです…私、UGNに助けて貰うためにここに…… 」
    天羽リーナ: 「世田花……“ネイバークラウン”……聞いたことはあるのです。いつもお世話になってるのです。」ぺこり


    天羽リーナ: 「“雪の妖精”天羽リーナ。UGNチルドレンなのです。」
    天羽リーナ: 「で、そこのエレナさんの保護……が目的だったのですが。色々起きてこの状況……という感じなのです」
    世田花 史郎: 「保護かぁ……いやさ、なんか変なのに襲われてたからよ、その子」
    世田花 史郎: 「オーヴァードみたいだしとりあえず支部に連れて行こうと思ったんだが、ついさっきこの」黒一色の方向を指さして
    世田花 史郎: 「よくわかんねぇ『結界』とやらに閉じ込められちまったってわけさ」
    エレナ・ウィンキィティベル: しゅん…
    世田花 史郎: 「いつもなら、んじゃ後よろしく~とか言って帰るとこなんだけどよぉ……な?ほら状況がさ」
    世田花 史郎: パンと手合わせて
    世田花 史郎: 「つーことだから、……俺も助けてくれや。UGNさんよ」
    天羽リーナ: 「先ほどのお話からするとこの黒いドームが『凪の銀海』による妨害と……変なの…というのが追手、なのです?」いったんエレナさんに
    エレナ・ウィンキィティベル: 「うっ……」史郎さんを見て
    エレナ・ウィンキィティベル: 「は、はい……そうです……そもそも、こんなことになると思わなくて 」しりすぼみ
    エレナ・ウィンキィティベル: 「『私なんかに、ここまで』大掛かりにすると思わなかったんですぅ…… 」
    天羽リーナ: 「……気になる点はありますが。ひと先ずは分かったのです。」
    天羽リーナ: 「支部に戻れないうえ、連絡もつかない以上、中にいる者が判断して何とかする必要があるのです。」
    天羽リーナ: 「“ネイバークラウン”。正式にこの件の解決支援を要請したいのです。お願いできますか?」
    世田花 史郎: 「解決支援ん?」
    世田花 史郎: 「あ~……まぁ、俺ができることならとりあえずなんでも協力すんぜ。あんたらと一緒にいるのが今んとこ一番安全だってのは間違いねぇからな」
    世田花 史郎: 「あ~、でもそうだなぁ。じゃあちょっと俺にも事情ってやつを教えてくんねーかな」
    世田花 史郎: 「エレナが変なヤツに追われてて、UGNが保護しようとしてる……って感じなのはなんとなくわかったんだが……」エレナさんの顔を見て
    世田花 史郎: 「なんか、知らね~単語が多いからよ。その辺も頼みてーんだけど、いいか?」視線を天羽さんに戻す
    天羽リーナ: 「大まかにはそうなのです。私の持ってる情報はちゃんと共有させてもらうのです。」
    世田花 史郎: 「サンキュー!」
    堺 俊博: そんなやり取りをする三人を突如として眩いハイビームが照らし、乗用車のエンジン音が近づいてくる。
    エレナ・ウィンキィティベル: 「!」
    堺 俊博: 「お、立ってる人いるじゃん」
    世田花 史郎: 「うおっまぶしっ」
    天羽リーナ: 「!?……誰なのです…?」
    堺 俊博: 「通りすがりの大学生でーす。乗ってきます?」 くい、と親指で後部座席を示しながら。
    堺 俊博: 「『出れなくて』困ってるところでしょうし」
    堺 俊博: 運転席のウィンドウを開けて肩肘を外に乗り出しながら、君たちに気さくに話しかける青年。
    エレナ・ウィンキィティベル: 「ピィ……」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「そ、そうなんです……出れないんです……」史郎くんの足に張り付いて
    天羽リーナ: 「…あなたは何者なのです?『出れない』と言っているところからは敵ではないような気がするのですが」
    世田花 史郎: 「通りすがりの大学生にしちゃあ、ちょっと癖強くねぇか?この状況で動けるってこたぁ」
    世田花 史郎: 「あんたもオーヴァードだろ。俺達はUGNっつうやつだが、そっちは?」
    堺 俊博: ああこれ説明するのめんどくさいな、などと思い小さく息を吐いた。
    GM: ハイビームが黒く反り立つ巨壁を照らし、キミたちの声が辺りに響く──それを引き裂く音がひとつ。
    GM: ──ど、ん!
    GM: 車に、何か重量物がぶつかって
    “ウィキィ” 辻波 海: 「ぎゃぼ! 」そのまま、堺さんの乗る車ごと橋上の柵に!
    堺 俊博: 「ぐぇあ!?」
    強烈な衝撃を受けてエアバッグが作動してピーピーと警告音が鳴り響く。

    天羽リーナ: 「!」
    世田花 史郎: 「おい、なんか変な音したけど___」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「う、うーっ── 」だん
    “ウィキィ” 辻波 海: よろ、と立ち上がり崩れ落ちます。 パチリと火花がスパークする
    “ウィキィ” 辻波 海: 「”フェ・デ・ネージュ”、ごめん 」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「引き剥がせなかった!」
    天羽リーナ: 「問題ないのです。……どちらにしろここからは出られないのです。」
    天羽リーナ: 「ししょーは一旦下がっててほしいのです。ここはなんとかするのです。」
    GM: ばしゃ、ばしゃ。
    GM: 水をかき分ける足音。 人影がひとつ。
    “ディエトハ”: 「御三方皆様、ちょっと落ち着きなさい 」
    “ディエトハ”: 「はい、傾注 」ぱちん、手合わせ
    世田花 史郎: 「あぁ?今度は何だ……」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「ヒッ!」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「アレ、敵! リーナちゃんが一緒に居たから信用するけど── 」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「撃退して!手を貸してください!」
    天羽リーナ: 「そういう訳なのです。早速ですがお願いするのですっ」
    世田花 史郎: 「何が飛んできたかと思ったら、人かよおい……。大丈夫かよ……」ぼりぼり頭を掻いて
    世田花 史郎: 「あ~……あぁ、もちろん。あいつだろ?なんかヤバそうな雰囲気醸し出してるしな」
    世田花 史郎: 「(俺非戦闘員なんだけど……)」
    “ディエトハ”: 「私(わたくし)、『牙(ヴォルチャ)』が一枝”ディエトハ” 」ばちり、空気の弾ける音
    “ディエトハ”: 「お迎えに参りました、『星見の者(スターゲイザー)』」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「そ、それ……違います 」震え声
    エレナ・ウィンキィティベル: 「ごまかしとかじゃなくて……あの、ホントにちがくて……」地を這うように車の影に隠れて
    エレナ・ウィンキィティベル: 「た、たすけて……!」
    世田花 史郎: 「こいつがあんたを追ってたやつか?さっきの犬の飼い主的な……」>エレナさん
    エレナ・ウィンキィティベル: 「『牙』ってなら、そうです! 魔術の行使を許されたとっておきの『魔術師』です!」
    “ディエトハ”: 「……ンン」
    世田花 史郎: 「なるほど。『牙』、だから犬なのかね……?」変に呟きながら首をひねる
    “ディエトハ”: 「見ない間に随分と群れなさったな 」
    “ディエトハ”: 「良くないな、損害なぞの感情は苦手でして 」ほんの数秒、考えるような素振り
    “ディエトハ”: 「……決まったぞ、ブチ殺して差し上げる。 要は、先に進めりゃいいんだ 」
    “ディエトハ”: 「戻るための足なんて必要ないからね 」
    天羽リーナ: 「『魔術師』だとかはよくわからないですが、渡すわけにはいかないのです。おとなしく引き下がるのはそっちの方なのです」
    『牙』: 影から滲み出るように、数匹の野犬が橋上に
    世田花 史郎: 「おいおいおいおい!!!」
    世田花 史郎: 「やっぱやべぇこと言うやべぇ奴じゃねぇか!俺もうむちゃくちゃ全面的に協力すっからよ」
    世田花 史郎: 「あんたらも頼むぜ!あとそこの___」
    世田花 史郎: 「イケメン大学生も!聞こえてんだろ~!?」
    堺 俊博: 「いってぇ……この車借りものなのに、弁償だなこれ……あれ、急に何かと思ったら“ウィキィ”さんじゃん」
    転覆した乗用車のドアを蹴破って這い出し、ウィキィ……辻波海の姿を認めると、そういうことかと独り言ちる。

    堺 俊博: 「“ブラックサンダー”ただいま現着っと。支援要請ってのは……あれでいいんですかね」
    あれ、と。ディエトハを指さす。

    “ウィキィ” 辻波 海: 「……そ、そう!」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「あれ。 電流で全然義体がいうこと効かなくなるんだ!」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「わたしはもうムリ!お願いできる? 」
    堺 俊博: 「モチのロンで~」
    堺 俊博: 「……ってわけで申し訳ないけど、お引き取り願おうかな。“ジャウザハル”さんの知り合いっぽいけど、こっちが先約なんで」
    堺 俊博: 片手を持ち上げると、バチリと指先に火花が散る。
    “ディエトハ”: 「ハハハ── 」
    “ディエトハ”: 「良いでしょう、気高き戦士よ、気高く殺そう!」
    “ディエトハ”: 「地獄の先で待っているといい!」
    GM: ということで、戦闘開始!
    GM: 終了条件は、エネミー全員の撃破。
    GM: エンゲージは……
    “ディエトハ”[6] 『牙』[10] 『牙』[10]

    (10m)

    世田花 史郎[11] 堺 俊博 [8] 天羽 リーナ[4]

    GM: こう。
    堺 俊博: OK、セットアップもクリンナップもイニシアチブもないよ!
    GM: セットアッププロセス!から開始!宣言がある人は宣言してね
    天羽リーナ: ないよ!
    『牙』: ボクたちはおなじものを宣言します
    世田花 史郎: ございません!
    『牙』: 《氷の城塞》
    『牙』: ラウンド間、受けるあらゆるHPダメージを-9!
    『牙』: ラウンド中、戦闘移動、全力移動、離脱を行うまでこの効果は有効です
    “ディエトハ”: わたくしは今はないです
    世田花 史郎: 「……エレナ、言うまでもね―かもだがあんたは下がっとけよ」
    世田花 史郎: 「俺達につき過ぎず離れ過ぎず。巻き込まれねーように、そんでまた犬に狙われねーように」
    エレナ・ウィンキィティベル: こく、と頷きをひとつ
    エレナ・ウィンキィティベル: 「わ、わかりました……! 」
    GM: では……
    GM: イニシアチブ!
    GM: 行動値11、史郎くんの手番です
    GM: 行動を宣言せよ!
    世田花 史郎: はい!
    世田花 史郎: マイナー……マイナーはないな
    世田花 史郎: メジャー
    『街談巷説ギガマウス』
    「エンジェルヴォイス3」「風の渡し手2」「導きの華5」「光り射す場所1」
    対象3体、射程視界。
    対象が次に行うメジャーアクションの判定ダイス+3、達成値+15、C値-1(下限値6)。
    侵蝕率13上昇。

    世田花 史郎: 対象は……自身を含むPC全員!
    GM: オーケイ!演出せよ!
    世田花 史郎: 「よ~し」離れていくエレナから視線を外し、襲撃者に向き直る。
    世田花 史郎: 「___『なぁ、知ってるか?』」
    世田花 史郎: 「Ψ市のUGNはよ~、今まで幾度となくやべーやつを退けてきた」
    世田花 史郎: 「つまり、アンタみたいなバケモンを相手取るのは日常茶飯事ってワケ」
    世田花 史郎: “ネイバークラウン”の能力。それは口にした言葉を事実として定着させる現実改変能力。
    世田花 史郎: 『嘘から出た真』。吐き出されるのは真偽不明、或いは根拠のない出まかせばかり___
    世田花 史郎: 「非戦闘員の俺から見てもわかるぜ、『UGNはアンタより強い』」
    世田花 史郎: 事実。この男は敵味方がどれだけ強いかを知らない。それを見破る才能など持ち合わせていない。
    世田花 史郎: どちらが強く、どちらが勝つかなど……戦闘においてズブの素人であるこの男にわかるはずがない。
    世田花 史郎: 「『これくらい、5分ありゃあ勝てる!余裕だぜ!』」
    世田花 史郎: ___だが断言する。
    世田花 史郎: 『そうかな、そうかも』___この場にいる誰かが、少しでもそう思ったのなら。能力は発動する。
    世田花 史郎: 不確かな未来は、約束された勝利として。見破られ、剥がれてしまう前に。現実が虚飾に追いついたのなら
    世田花 史郎: この男の言葉は、真実となる。
    system: [ 世田花 史郎 ] 侵蝕 : 33 → 46
    “ディエトハ”: 「ほおお、敵ながら見事なもんだ。 私も一つあやかりたいもんだねえ 」
    “ディエトハ”: 「だが、私は死ねと言ったら死ぬし 」
    “ディエトハ”: 「殺すと言ったら殺す。 」
    “ディエトハ”: 「飛び来る矢玉に笑って進め、それが信条で在ります故 」
    “ディエトハ”: 「やってみせるといい! ハハ!」
    世田花 史郎: 「(や、やべぇ奴だなやっぱ……!)」
    世田花 史郎: だが大丈夫だ。話が通じぬ狂人であろうと
    世田花 史郎: 『人語を用いる』ならば。つけ入る隙は必ずある。
    GM:

    GM: よし、ではイニシアチブ…
    GM: 行動値10!『牙』くん達の手番
    『牙』: ぼくからいきます
    『牙』: マイナーアクションはなし!メジャーアクションに移行
    『牙』: 《コンセントレイト:サラマンダー》《魔獣の衝撃》《焦熱の弾丸》《憎悪の炎》
    『牙』: 解説:攻撃力11の射撃攻撃! この攻撃が命中した時、対象にバッドステータスの憎悪を付与
    『牙』: 対象はリーナちゃん!
    『牙』: 8DX (8DX8+6) > 10[1,1,2,2,2,2,7,9]+10[9]+10[10]+10[9]+2[2]+6 > 48
    『牙』: 対処せよ!
    天羽リーナ: うおぉぉぉ回避~
    天羽リーナ: 1DX+1 〈回避〉 (1DX10+1) > 7[7]+1 > 8
    天羽リーナ: ハイ
    『牙』: ギャハハ!
    『牙』: ダメージを出します!くらいやがれ!
    『牙』: 5D+11 (5D10+11) > 36[7,9,10,7,3]+11 > 47
    『牙』: 装甲有効!これが『牙』の力だ!
    『牙』: 命中により、バッドステータスの憎悪を付与!必ずボクを攻撃の対象に加える必要があります
    天羽リーナ: 《リザレクト》!
    天羽リーナ: 1d10 (1D10) > 6
    system: [ 天羽リーナ ] HP : 24 → 0
    system: [ 天羽リーナ ] HP : 0 → 6
    system: [ 天羽リーナ ] 侵蝕率 : 37 → 43
    『牙』: 「グ、ググ…… 」笑い声にも聞こえる、不穏な唸り声、そして
    『牙』: 「──グ、ワオ!」咆哮と共に、コンクリートを焦がす灼熱がキミに向けて放たれる!
    天羽リーナ: 「っ!!!」
    天羽リーナ: 「………。」それとなく強張った表情をにじませる
    GM: ククク…
    GM: では、同じく『牙』くんの手番です
    『牙』: オレ!
    『牙』: マイナーアクション!《ダークマター》を宣言
    『牙』: メジャーアクションのダイスを+3します
    『牙』 : 《コンセントレイト:サラマンダー》《黒の鉄槌》《焦熱の弾丸》《斥力の槌》
    解説:攻撃力14の射撃攻撃! この攻撃で1点でもHPダメージを与えた場合、対象を6m移動させる

    『牙』 : 対象は…どうしようかな
    『牙』 : 堺さんにしよう!
    『牙』 : 判定!
    『牙』 : 12DX (12DX8+4) > 10[1,4,5,6,7,7,7,8,9,9,9,10]+10[4,6,6,9,10]+10[1,9]+3[3]+4 > 37
    『牙』 : 対処せよ!
    堺 俊博: 参ったな、人気者は辛いねえ。ドッジ
    堺 俊博: 1dx10+1 (1DX10+1) > 8[8]+1 > 9
    堺 俊博: 当たるよ
    『牙』: オーケイ!
    『牙』: 4D+14 (4D10+14) > 30[9,5,6,10]+14 > 44
    堺 俊博: 1d10 リザレクト (1D10) > 5
    『牙』: 装甲有効!これが『牙』の力だ!
    system: [ 堺 俊博 ] HP : 28 → 5
    system: [ 堺 俊博 ] 侵蝕率 : 43 → 48
    『牙』: 命中した堺さんは6m移動してもらうぞ
    『牙』: じゃ、右に6m!
    『牙』: 「グル………ル 」唸り声、そして、視線がキミに矢のようにするどく向けられる
    『牙』: 「ガアッ!」高く吼える! 瞬間──
    『牙』: 重力が、『横向きにかかったかのように』キミの身体を吹き飛ばす!
    堺 俊博: 「うお、っと……!」
    堺 俊博: 足が地面から離れ、見えざる手に捕まれたように振り回される。形なき重力波に『掴まれた』腕が引き千切れて鮮血を噴き出した。
    堺 俊博: 「痛いな、飼い犬にしては躾がなってないんじゃないか?」
    堺 俊博: とは言え、肉体の損傷など……オーヴァードにとってはさほど大事ではない。超人が備える再生能力、《リザレクト》が欠損を逆回しにしたように復元させていく。
    『牙』: 「ク、ク、ク! 」人の笑い声にも近い鳴き声。 グルルと喉を鳴らし
    『牙』: 爪を立てる。
    GM: イニシアチブ…8!
    GM: 堺さん!行動を宣言せよ!
    堺 俊博: 【黒い白鳥の衝撃】《コンセントレイト》2+《黒の鉄槌》1+《黒星の門》1+《雷神の槌》5+《サンダーストーム》:命中9dx8+4 攻撃力10+3d10 侵蝕11
    堺 俊博: 対象は敵エンゲージ三体
    GM: オーライ!
    GM: 判定せよ!
    堺 俊博: 12dx7+4+15 (12DX7+19) > 10[1,1,1,1,3,5,6,7,9,9,9,10]+10[2,2,3,7,8]+4[1,4]+19 > 43
    system: [ 堺 俊博 ] 侵蝕率 : 48 → 59
    “ディエトハ”: ム!ガードします。 サイバーアームによるガード
    “ディエトハ”: その際にエフェクトを宣言します。《磁力結界》
    “ディエトハ”: ガード値を+3D
    “ディエトハ”: 3D+5 (3D10+5) > 21[1,10,10]+5 > 26
    “ディエトハ”: ガード値は26!
    堺 俊博: 10+3d10+5d10 装甲ガード全て有効 (10+3D10+5D10) > 10+12[3,2,7]+32[9,5,3,5,10] > 54
    『牙』: ボクたちはガードします。
    “ディエトハ”: 装甲はないので、28点受けます!
    堺 俊博: かってえ!
    『牙』: ボクは倒れます、バロールのほう
    『牙』 : こっちはまだ元気
    堺 俊博: 大気を裂き、巨大電流が炸裂する。重力変異を伴い、空間を捻じ曲げて光を飲み込みながら迸る黒き稲妻。
    幾筋にも伸びるそれらが密集する黒い猟犬二匹と、ディエトハめがけて殺到し、肉を焼く!

    堺 俊博: 「躾がなってないと言ったのは訂正しよう」
    堺 俊博: 「走り回らないだけよく躾けられているね。おかげで狙いやすくて助かった」
    GM: 奔る稲妻、橋上で轟く黒き稲妻
    GM: それは、尋常な生き物では受けられない。 等しく、生き物の生をうばう。
    “ディエトハ”: 「ほお、うちの兵隊にも見習わせたいもんですな 」だが、それが通用しない存在がいる。
    “ディエトハ”: ばちり、稲妻を引き裂く稲光!
    “ディエトハ”: 「だがよ、だが! 所詮は肉塊! 」
    “ディエトハ”: その生命力は、キミもよく知るところ。 オーヴァードのそれだ
    “ディエトハ”: 「そんな無茶がどれほど続く!」
    堺 俊博: 「さあ、君も知っていると思うけどね」
    堺 俊博: 「殺すと言えば殺すディエトハさん。心を折るまではいくらだって無茶が効くだろう?」
    “ディエトハ”: 「ハハ! 」
    “ディエトハ”: 「無論、良く知っておりますとも 」
    “ディエトハ”: 「面白い、ならば 」
    “ディエトハ”: 「見せましょう、我が── 」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「……あっ! 」顔だけ車の影から出して
    エレナ・ウィンキィティベル: 「ホントに、そ、そいつが『牙』だというなら── 」
    “ディエトハ”: 「──我が、威容を!」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「その姿は、真のモノじゃないはずです!」
    堺 俊博: 「えぇ? 第二形態ってやつ?」
    世田花 史郎: 「な、なに?どゆこと!?」
    GM: イニシアチブ、6!
    GM: “ディエトハ”さんの手番!
    “ディエトハ”: はーい!
    “ディエトハ”: マイナーアクション!
    “ディエトハ”: 《ヨトゥンの血潮:完全獣化》《イオノクラフト》
    “ディエトハ”: 解説:シーン間、【肉体】を用いた判定のダイスを+5、飛行状態で戦闘移動を行う!
    “ディエトハ”: じゃ、《イオノクラフト》により6メートル伸びた移動距離で
    “ディエトハ”: 真ん中にいっとこう。 5m移動
    “ディエトハ”: メジャーアクション……の前に
    “ディエトハ”: ばちり、雷光が迸る。
    “ディエトハ”: 『Ort Dol Ko Falzod』《くろがねの翼、灰燻べ、十方爆ぜ影 》
    “ディエトハ”: 『Amn Sol Shael 』《涸らすは月、天光に取り次ぎ── 》
    GM: 焼け付く電光! それと共に、その身が作り替えられる
    GM: 肌は透き通り、ばちりとほの青い蓄光
    GM: 指先から白く、揺らめく蛍火めいて
    GM: 「嗚呼、ただ、そうさな──」
    GM: 「威容と言ったが、少々事欠くのです。 少々貧相故 」その身はどこか、流氷の天使に似る。
    GM: 「ご容赦の程──」
    “ディエトハ”: 『Nef El! 』《目覚めよ!》
    “ディエトハ”: メジャーアクション!
    “ディエトハ”: 《コンセントレイト:ブラックドッグ》《アームズリンク》《スパークウェッジ》《弧状の雷》《ワールドデストラクション》
    “ディエトハ”: 詳細:射程を視界、対象を4体までに変更した白兵攻撃!
    “ディエトハ”: 命中したキャラクターに「このシーン中、自身を攻撃の対象に選ばなかった場合15点のダメージを受ける」効果を付与。 この効果は1度発動すれば解除される。
    “ディエトハ”: 対象はPC3人!
    “ディエトハ”: 14DX (14DX7+6) > 10[1,1,1,1,1,2,2,2,3,3,4,6,8,10]+2[1,2]+6 > 18
    “ディエトハ”: ざこ
    “ディエトハ”: 対処せよ!
    堺 俊博: ワンチャンあるわ、ドッジ
    世田花 史郎: 1dx+1 (1DX10+1) > 8[8]+1 > 9
    天羽リーナ: よける~
    世田花 史郎: ダメみたい
    堺 俊博: 1dx10+1 まあ最初に10が出る確率が10%なのでそんなことはそうそう (1DX10+1) > 3[3]+1 > 4
    堺 俊博: ないね
    天羽リーナ: 1DX+1 〈回避〉 (1DX10+1) > 10[10]+6[6]+1 > 17
    “ディエトハ”: こわい!
    “ディエトハ”: よ、よし!ダメージを出す!
    “ディエトハ”: 2D+11 (2D10+11) > 17[8,9]+11 > 28
    “ディエトハ”: 装甲有効です!
    世田花 史郎: 死!!!!
    system: [ 世田花 史郎 ] HP : 24 → 0
    堺 俊博: 1d10 リザ (1D10) > 8
    世田花 史郎: リザレクト~
    system: [ 堺 俊博 ] HP : 5 → 8
    世田花 史郎: 1d10 (1D10) > 5
    system: [ 堺 俊博 ] 侵蝕率 : 59 → 67
    system: [ 世田花 史郎 ] HP : 0 → 5
    system: [ 世田花 史郎 ] 侵蝕 : 46 → 51
    天羽リーナ: りざれくと~
    天羽リーナ: 1d10 (1D10) > 9
    “ディエトハ”: 《ワールドデストラクション》の効果により、HPを10点失います
    system: [ 天羽リーナ ] HP : 6 → 0
    “ディエトハ”: 演出!
    system: [ 天羽リーナ ] HP : 0 → 9
    system: [ 天羽リーナ ] 侵蝕率 : 43 → 52
    “ディエトハ”: あ、私がね!失うの。
    “ディエトハ”: ──ど、おんっ!
    “ディエトハ”: 雷鳴が瞬いた。 天から地へ、否。
    “ディエトハ”: 地より天に、地から凪へ。
    “ディエトハ”: 周囲一体に放電する! 肉体を焦がし、骨を溶かす熱の出力!
    堺 俊博: 「ぎああああああっ!」
    全身を貫く雷撃に、苦鳴が叫びとなって漏れる。常人であれば即座に心停止どころか全身が焼けただれるほどの威力、オーヴァードであっても消耗は免れない。

    世田花 史郎: 「___げ」
    世田花 史郎: 「ぎゃあああぁぁあああ!!!???」
    世田花 史郎: 生身の人間と大差ないその身体を、凄まじいエネルギーが走り抜ける。
    世田花 史郎: 耐える、とか運が良ければ、とかそういう次元ではない。間違いなく確実に生命活動を停止する
    世田花 史郎: ___はずだ。
    天羽リーナ: 「っ!!!」リザレクトしてはいるものの体はボロボロだがっ

    「ここで下がるわけには、行かないのです」

    天羽リーナ: 「次はこちらの番なのです」
    GM: ちゃんリー!
    GM: では、イニシアチブ
    “ディエトハ”: 危機を感じるな…
    “ディエトハ”: 宣言しておこう、《異形の転身》
    “ディエトハ”: イニシアチブ中に戦闘移動を行います。
    “ディエトハ”: リーナちゃんのエンゲージに!
    GM: では、イニシアチブ4!
    GM: リーナちゃんの手番!
    GM: 行動を宣言せよ
    天羽リーナ: マイナーは無いよ
    天羽リーナ: メジャー
    アタックプログラム『Γ(ガンマ)』
    《コンセントレイト:ソラリス》3+《絶対の恐怖》1+《アニマルアタック》4+《アニマルテイマー》3+《要の陣形》2
    装甲無視 対象3体

    天羽リーナ: もちろん残った2名を両方対象
    GM: こ、こい!
    天羽リーナ: (5+4+3)DX6+9+15 (12DX6+24) > 10[1,1,2,2,3,4,5,5,5,8,8,9]+10[4,9,9]+10[5,9]+10[8]+10[6]+5[5]+24 > 79
    GM: やば
    “ディエトハ”: ガード……!
    “ディエトハ”: 《磁力結界》!ガード値を+3D
    “ディエトハ”: 3D+5 (3D10+5) > 21[8,8,5]+5 > 26
    “ディエトハ”: 26!
    『牙』 : ボクは…
    『牙』 : ガ、ガード!
    GM: ダメージをどうぞ!
    天羽リーナ: 8D10+17 くらえ~ (8D10+17) > 46[4,7,6,6,9,9,2,3]+17 > 63
    “ディエトハ”: 26点軽減!
    “ディエトハ”: 37点受けます…が
    “ディエトハ”: そ、それは……ムリ!倒れます!残りHPは22でした
    『牙』 : ボクもムリ!
    GM: では演出をせよ!
    system: [ 天羽リーナ ] 侵蝕率 : 52 → 66
    天羽リーナ: 「食らうのです」
    天羽リーナ: 刹那、周囲に無数の純白の羽根が舞う
    360度 死角は 無い
    黒を、全てを白に染める

    天羽リーナ: 「おとなしく、帰るのですよ」
    “ディエトハ”: 「──ハ、ハハッ! 」
    “ディエトハ”: 羽根により、その身が無数に切り刻まれる。
    『牙』 : 後ろで、倒れ伏す姿が見える、それを
    “ディエトハ”: 一瞥して。
    “ディエトハ”: 「そりゃあ構わないがね── 言ったはずです」
    “ディエトハ”: 「殺すと言ったら殺すし、死ぬと言ったら死ぬ──あぁ 」だんっ、跳躍。羽根の群れに飛び込み
    “ディエトハ”: 「だが、だがね! 」
    “ディエトハ”: 群れを、抜ける! 飛び込むのはキミの懐
    “ディエトハ”: 「死ぬ為に戦うんじゃあなく、死ぬまで戦うのが良い兵隊ってもんです!」
    “ディエトハ”: HPがゼロになったこの時、エフェクトを宣言します。《自爆装置》
    “ディエトハ”: 同じエンゲージに、5D点のHPダメージ!このエフェクトに命中判定はなく、対象はリアクションを行えません。
    “ディエトハ”: 史郎くんとリーナちゃんを対象に!
    “ディエトハ”: 5D (5D10) > 24[8,8,4,2,2] > 24
    “ディエトハ”: 24点を受けよ!
    天羽リーナ: うわー 戦闘不能~
    世田花 史郎: ギャボ!
    system: [ 天羽リーナ ] HP : 9 → 0
    system: [ 世田花 史郎 ] HP : 5 → 0
    世田花 史郎: り、リザレクト
    世田花 史郎: 1d10 (1D10) > 2
    世田花 史郎: ヘヘ……
    system: [ 世田花 史郎 ] HP : 0 → 2
    system: [ 世田花 史郎 ] 侵蝕 : 54 → 53
    system: [ 世田花 史郎 ] 侵蝕 : 53 → 56
    GM: その身が、一際強く発光する。 よくある不穏な予兆!
    “ディエトハ”: 雷電を解き放ち、爆音と白色光が辺りを染め上げる!
    “ディエトハ”: ──起爆!そして、跡形もなくその身が溶け消えて
    天羽リーナ: 「…言ってたじゃ、ないですか。”私たちはあなたより強い”…のです、よ」
    言い切ったあとにばたりと気絶しておきます

    世田花 史郎: 「げぇっ____」爆風と衝撃波をもろに受け
    世田花 史郎: その身体が玩具のように水平に吹っ飛び。近くの建物に激突して動きを止める。
    世田花 史郎: 先の電撃による痺れもあって、動かないが
    世田花 史郎: 「し、死ぬ……」死んではいない。
    エレナ・ウィンキィティベル: 「う、わ、わわわ 」
    エレナ・ウィンキィティベル: 影から転がり出てきて
    エレナ・ウィンキィティベル: 史郎くんとリーナちゃんの間に
    エレナ・ウィンキィティベル: 「だ、大丈夫!? ご、ごめんなさい! 」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「し、死なないで! (わ、私の責任になっちゃう気がする!)」
    エレナ・ウィンキィティベル: キミたちの周りをうろうろとまごつく!
    世田花 史郎: 「おおう落ち着け。死にそうだが……死にゃしねーよ……」首だけ動かして
    世田花 史郎: 「天羽、あんたは大丈夫か……?それにイケメンも………」
    世田花 史郎: 首から下は全く動かせないが……口だけはなんかいつも通り動く。
    エレナ・ウィンキィティベル: 「よかったぁーーーー!!! 」傷ついた身体をぎゅっと抱き潰す
    世田花 史郎: 「うおっ___ぐふぅ」
    堺 俊博: 「そういう君も元気そうだね、色男くん」
    堺 俊博: 「『この程度じゃ死なない』ことくらい……君も知ってるだろ?」
    世田花 史郎: 「そりゃあ、何よりだ。俺は死ぬかと思ったけど」
    世田花 史郎: 「俺が死ななくて、あんたらが死ぬってこたぁ、そうないかもな」
    堺 俊博: 「そうだといいね。さて……“ウィキィ”さん、そっちの女の子運んでもらえます? 俺が触るとセクハラになっちゃうかもしれないんで」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「──ん 」がしゃり
    “ウィキィ” 辻波 海: 「OK、先ずこの場を離れることが先決だね 」
    堺 俊博: 「まだ動くかなあ」
    辻波に声をかける傍ら、転覆した乗用車をバロールの重力操作……《軽快なる積み荷》で軽々ともう一度ひっくり返して立たせて。

    “ウィキィ” 辻波 海: リーナちゃんを両腕で抱きます。お姫様抱っこ
    天羽リーナ: 少女気絶中……
    “ウィキィ” 辻波 海: 「最後のヤツ、訓練の成果がでてたなぁ。 」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「ど、どこいくんですか!? 」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「とにかくその……安全なところに……」
    堺 俊博: 「俺腹減ったし、服も汚れたし」
    堺 俊博: 「飯とシャワーがあるところがいいですね」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「UGNの衛星支部が……この辺りにあったハズ 」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「場所ナビするから、そこまで行こう。 いい?」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「……そういえばソレ、自家用車?」
    堺 俊博: スクラップ寸前の車のキーを回してエンジンをふかす。お、動くわ。ラッキー。
    堺 俊博: 「交差点で止まってたの借りてきました」
    堺 俊博: 「UGNの経費でお願いします」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「あーっ……」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「そう、まあ……」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「仕方ないね!ヨシ! 」
    世田花 史郎: 「あぁ、歩きはきちぃぜ流石に……」
    GM: ──そのようにして
    GM: 奇襲を乗り越えたキミたちは、場所を移して事態の把握につとめることになりました。
    GM: 果たして何日かけて脱出できるのか!乞うご期待!
    GM:



    GM: シーンカット!ロイスの取得及び購入判定が可能です
    GM: 道すがらパクってきたイメージ
    system: [ 天羽リーナ ] HP : 0 → 1
    GM: リーナちゃんはシーンが終了したので戦闘不能から回復しておいてね
    GM: あっ、もうしてる!素晴らしい再生力だ
    世田花 史郎: 王道の応急手当
    世田花 史郎: 3dx+1>=8 (3DX10+1>=8) > 7[5,6,7]+1 > 8 > 成功
    世田花 史郎: あぶねっ
    世田花 史郎: ロイスは……今のところ保留!
    堺 俊博: 振るだけ振っとくか
    堺 俊博: 2dx10+1>=8 応急手当キット (2DX10+1>=8) > 7[1,7]+1 > 8 > 成功
    堺 俊博: 成功~
    堺 俊博: じゃあこれリーナちゃんにあげる
    堺 俊博: ロイス取得
    “ウィキィ” 〇信用/不安
    「じゃあこれで仕事の分はひとまず済んだんで、とりあえず説明が欲しいですかね今」

    天羽リーナ: 2d10 まず貰った分回復 (2D10) > 11[1,10] > 11
    system: [ 天羽リーナ ] HP : 1 → 12
    天羽リーナ: 6dx10+3>=8 応急手当キット (6DX10+3>=8) > 8[1,3,7,7,8,8]+3 > 11 > 成功
    GM: !なかなかやる
    天羽リーナ: 使用は一旦保留
    GM:

    ミドルフェイズ


    GM: ミドルフェイズ1! シーンプレイヤーは…
    GM: 史郎くんにしておこう、他PCも全員登場可能
    GM: 登場侵蝕を振ってね
    堺 俊博: 1d10 (1D10) > 8
    system: [ 堺 俊博 ] 侵蝕率 : 67 → 75
    世田花 史郎: 1d10+53 (1D10+53) > 9[9]+53 > 62
    天羽リーナ: 66+1D10 とーじょー (66+1D10) > 66+9[9] > 75
    世田花 史郎: ウッ
    system: [ 天羽リーナ ] 侵蝕率 : 66 → 75
    system: [ 世田花 史郎 ] 侵蝕 : 53 → 62
    GM: よしよし
    GM: ──────
    ────
    ──

    GM: 【Ψ市・キングカイザーチャンピオンスイミングスクール】
    “ウィキィ” 辻波 海: 「……よし 」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「そこまで心配はしてなかったけど、機能するみたいだね 」
    GM: 白色の蛍光灯が多少頼りない光でキミたちを頭上から照らす。
    GM: 現在キミたちが居るこの場はUGNが保有する、普段はUGNΨ市支部の財源を支える施設として機能している幾つかあるUGNの衛星支部のうちのひとつ。
    GM: 施設内に非常用の発電機を備え、貯水槽等も付随しているこの施設は、臨時のセーフティハウスとしては中々のものでした。
    エレナ・ウィンキィティベル: パイプ椅子に、お尻の後を残しながら座っています。しっとりしている
    “ウィキィ” 辻波 海: 「それにしても…… 」がさ、と
    “ウィキィ” 辻波 海: 「お店のものを勝手に食べちゃうのは、ちょっと気が引けるな 」来る途中、コンビニから持ち出してきた食料品をビニール袋から取り出し折りたたみのテーブルの上に
    “ウィキィ” 辻波 海: 「お金は置いてきたけどね 」
    世田花 史郎: 「ならいいんじゃねぇの。あ、もらっていいか?」
    世田花 史郎: 「いいよな?」
    堺 俊博: まだ湿り気を残してまとまる毛先を、タオルで揉み解すように拭いている。シャワー後だった。
    “ウィキィ” 辻波 海: 「放置しても傷んじゃうだけだしね 」
    堺 俊博: 「食べれる時に食べとくといいよ、この先いつまた襲われるか分かんないわけだし」
    堺 俊博: じゃあ俺ももらいまーす、と遠慮なく野菜ジュースを手に取る。紙パックにストローを差し込んで吸う。
    世田花 史郎: 「んじゃお言葉に甘えて……」ちょっとでかいおにぎりに手を伸ばす。
    天羽リーナ: 「四の五の言ってる場合ではないのです。体力回復、なのです」もぐもぐしながら
    “ウィキィ” 辻波 海: 「うん、そのとおり。 」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「ということで…… 情報を整理していこう 」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「先ず、そこの”フェ・デ・ネージュ”……リーナとわたしは」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「UGNの任務──別組織からの離反者の保護っていう任務で街中にいたんだけど 」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「途中で、その件の組織──『凪の銀海』の構成員から攻撃を受け、撤退することになったワケ」
    天羽リーナ: ふるふる 食べながら首を縦に振っている
    “ウィキィ” 辻波 海: 頷き。
    “ウィキィ” 辻波 海: 「それで、その時に一応支援要請をUGNに送ったんだけど、その直後くらいに 」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「今現在わたし達が巻き込まれてる、『コレ』」なんとなく天井を指さして
    “ウィキィ” 辻波 海: 「──が、発生して。 UGNとの連絡も絶たれてる……と 」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「その時に、UGNから派遣されてきたのがこちらの 」手ですいっと
    堺 俊博: ふんふん、と相槌を挟みながらサンドイッチをパクついていた。
    堺 俊博: 「あ、どーも改めまして。イリーガルの“ブラックサンダー”でーす」
    堺 俊博: よろしくー。ピースちょきちょき。
    世田花 史郎: 「あ、何。あんたもイリーガルだったのか」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「身が軽いってのもたまには問題だね、巻き込んでごめん 」
    堺 俊博: 「巻き込まなかったら死んでたんじゃないです?」
    天羽リーナ: 「(――なるほど。把握なのです。ししょーの支援要請で来られた方だったのですね)」←《声無き声》 食べながら情報共有。効率重視なのですよ
    堺 俊博: 「ま、UGNには普段から『日常』守ってもらってる側ですからね。死にそうなところほっとくほど薄情じゃないですよ」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「はは……まぁね。 一人でも頭数がいるだけありがたいよ 」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「──それで 」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「わたし達が迎えにいくハズだったのが、そこの──」指さそう、として
    “ウィキィ” 辻波 海: 「さっきから静かな…… 」
    GM: 忽然と消えています……いや
    エレナ・ウィンキィティベル: 「うう……」机の下!
    世田花 史郎: 「………なにやってんだ?エレナ」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「そ、そうです! 」大声!
    天羽リーナ: 「(なのです。で、ししょーと別れた後、世田花さん。"ネイバークラウン"と一緒にいるのを発見したのです。)」もぐもぐ
    エレナ・ウィンキィティベル: 「今の事態は、私のせいって言うつもりでしょ! 」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「その通りです!ごめんなさい!! 」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「で、でも……助けて欲しいんです! 」
    堺 俊博: 否定はしないんだなー、と野菜ジュースの紙パックを潰しながら眺めている。
    天羽リーナ: 「とりあえず事情を聴きたいのです。私達と合流するはずだった場所で起きたこと。そこから"ネイバークラウン"と会うまでに起きたこと。とかです」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「う……」ずずず……とミリ単位の速度で顔を出して
    “ウィキィ” 辻波 海: 「そうそう、人狼吊るってワケじゃないんだし…… 」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「はい、あの…… 」膝立ちになって、両手をテーブルの端にかけた体勢で
    エレナ・ウィンキィティベル: 「私、UGNに保護をお願いするために、この街に来たんです。 イタリアから、貨物船にこっそり乗って…… 」
    堺 俊博: 密入国かな。違法+1
    話の腰を折るので頭の中でカウントする。

    エレナ・ウィンキィティベル: 「見つからないように船底とか、オレンジの下とかに埋まってみたりして、こっちに来たんです。 」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「それで、助けてもらおう……って、決められたところにいったらですね 」
    世田花 史郎: 「はへ~~~」シチュエーションをイメージしながらなんとなく聞いている
    エレナ・ウィンキィティベル: 「な、なんか……もう『凪の銀海』の構成員がいたんです!!! 」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「なんで……こわい…… 」机の下に引っ込んで怯えている
    天羽リーナ: 「どうみてもそれはバレてて待ち伏せされてた奴なのです」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「慌ててそこから逃げてきたら、なんかいっぱい追っかけてきて…… 」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「そこのシロウさんに助けてもらって、今に至るというわけです 」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「どうですか? 」
    世田花 史郎: 「あぁ、なんかさっき戦った……犬みたいなやつに襲われてたからよ。あの女に連れられてたやつに比べればメチャ弱かったが」
    世田花 史郎: 「俺もなんとなーくわかったよ。エレナはUGNの保護を求めて『凪の銀海』とやらを脱走」
    世田花 史郎: 「合流しようとしたとこでなんかうまくいかず、今に至る……ってなわけだな」
    エレナ・ウィンキィティベル: 頷き
    天羽リーナ: 「はあくなのです。」うんうん
    “ウィキィ” 辻波 海: 「と、今はっきりしてるのはこのくらいかな 」ぱきっ、割り箸を折る音
    堺 俊博: 「質問いいです? ウィキィさん」
    ぺりぺりとサラダのプラスチック蓋を押さえているテープを剥がしながら。

    “ウィキィ” 辻波 海: 「お、うん。 お金ならちゃんと出ると思うよ。 この事態がいつ解決するかはわかんないけど、解決までの時間分だしてもらうようにするからね 」ざるそばにほぐし水をびちゃびちゃかける
    堺 俊博: 「いやまあ、報酬の件はまあ心配してないんですけど」
    堺 俊博: 「助けるんですか? この子」 エレナを一瞥して。
    “ウィキィ” 辻波 海: 「相手の目的がわからない以上は、『保持』しておくのがいいんじゃないかな 」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「今後次第だけど、今すぐそれを決める必要は…… 」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「ひぃ……」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「ひぃぃん…… 」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「こ、ころされちゃうんですか……!?!?」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「や、やだぁ! ごめんなさい!たすけてほし、ほしいんです!」
    エレナ・ウィンキィティベル: 机の下を這って、べったりと堺さんの足に
    天羽リーナ: 「少なくともUGNの任務としては保護対象なのです。ししょーのいう通りこちら側に置いておく、のが最良だと思うのです。」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「なんでもしばずぅ゛ーーーーー!!! 」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「う、うん……」頷き
    世田花 史郎: 「おいおい……」
    堺 俊博: 平然とサラダをフォークでつついている。
    エレナ・ウィンキィティベル: 「み、みてもくれない! 」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「もう終わりだ…… 私、突き出されてコトコトに鍋で煮込まれて……」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「三ツ星レストランのスペシャリテを飾っちゃうんだ…… 」
    堺 俊博: 「そしたら食べに行くよ」
    美味しそうだね、とか。追い打ち。

    世田花 史郎: 「なんか微妙に余裕ありそうだよなぁお前……」エレナさんを見て
    世田花 史郎: 「ま、とにかく大丈夫なんじゃねぇの?UGNは警察じゃねぇが、まぁ、治安維持組織みてぇなもんだから」
    天羽リーナ: 「…何を言ってるかよくわからないのですが殺しもしないし食べにも行かないのです」
    堺 俊博: 「なんかあんまり伝わってないようだから言い方変えるけどさ」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「はう……」
    堺 俊博: 「今、俺達は脱出不可能な檻の中に閉じ込められてて、電気も水道も通信も通ってない。食料も飲み水も限られてる中で、相手は自爆も恐れないイカれた奴らだ」
    堺 俊博: 「加えて言えばこの……なんだっけ、『夜降ろし』? の中では一般人は全員昏睡してる。直ちに命に別状はないとはいえ、飲まず食わずでほっといたらそのうち死人が出る」
    堺 俊博: 「君一人追いかけるにしては何かやたら大規模で殺意が高いんだよね。気持ちは察するけど、『助けてくれ』ってそれ」
    堺 俊博: 「俺達は勿論、ここの中にいる人間全員が死ぬかもしれないってこと、分かっていってるわけ?」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「ぅ 」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「そ、それは…… 」
    堺 俊博: 「……っていう状況で、UGNも」
    堺 俊博: 「この子一人分の命に滅茶苦茶デカイ値札ついてるけど、それ相応の価値を見出してるわけですよね?」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「……まだ品定めの途中ってところかな。 さっきも言ったけど 」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「相手が具体的な解決案をこっちに出してないってのが大きいね。 」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「さっきのあの……”ディエトハ”ってヤツは、色々と言ってたけど 」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「『星見の者(スターゲイザー)』だっけ? それを迎えに来たとか…… 」
    堺 俊博: 「ああ、それなら俺も聞きましたよ。“ジャウザハル”さんから。たぶん“ディエトハ”さんのお友達だと思いますけど」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「頭に「マ」が付かないのだけ幸いかな。 ともかく── 」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「……む 」言葉を切る
    GM:
    堺 俊博: 「罪人を、『星見の者(スターゲイザー)』をオレの元に寄越すことだ。 それで全てが済むぞ――――だったかな」
    堺 俊博: 「結構アリだと思いますけどね、人狼吊り」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「……ち 」ずるっ!
    世田花 史郎: 「あ~?」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「違うんです!私、その人じゃないんです! 」机の下から勢いよく飛び出してくる
    世田花 史郎: 「???」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「人違いなんですぅ! あの…… 」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「私、”地上の星(ステラテラ)”っていう名前をもらってて、えっと……」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「『星見の者(スターゲイザー)』は、ウチの派閥の一番の代表にだけ与えられるんです。 私はたしかに、あのひと……」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「『星見の者(スターゲイザー)』──アースルト・コーナルンにその素質を見出された寵児ではありますが 」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「あの、まだ継承……そ、そう!それがまだで 」ちょっと言い淀んで
    エレナ・ウィンキィティベル: 「だ、だから……そう! 私のことを勘違いしてるんです!きっとそうなんです!」
    世田花 史郎: 「え。いやお前……」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「だから、私を渡しても……違う!って、もっと怒っちゃうとおもうんです!」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「はあ……はあ……」捲し立てて
    世田花 史郎: 「……えーと」
    世田花 史郎: 「でもエレナお前さ。才能を見出されて、継承?つーのがまだって……」
    天羽リーナ: ?を浮かべながら聞いている
    世田花 史郎: 「要は後継者みてーなもんだろ?それはもう実質本人なんじゃ……」
    堺 俊博: レタスをぱりぱりかじりながら、スマホを取り出してエレナを無断で撮影する。肖像権侵害。
    エレナ・ウィンキィティベル: 瞬き
    エレナ・ウィンキィティベル: 「ちょ、ちょっとまってください 」ぐしぐしと目元を擦り
    エレナ・ウィンキィティベル: 「あの、もっといい感じにとってください…… 一番いい私を撮らなきゃ、世界の損失ですよ…… 」
    堺 俊博: 「だいぶ余裕あるね君」
    堺 俊博: 「そうだね、指名手配用だしもうちょっとアップで撮っとこうかな」
    カメラを近づける。

    エレナ・ウィンキィティベル: 「う、うう…… 」へにょとしたピース
    世田花 史郎: 「……まぁ、そんな話はさっきしてたな。あの女に……”ディエトハ”だっけか。通じてなかったけど」
    世田花 史郎: 「とにかく!」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「(ちょっとやらしい感じの写真になってない?)」目を閉じて腕組み
    世田花 史郎: 「あんたが『星見の者』とやらにせよそうでないにせよ、俺達的には特に関係ない。んで」
    世田花 史郎: 「人違いかもって話ができるほど、襲ってきた連中は話が通じるわけでもなければ、エレナを引き渡したところで、すぐ俺達を解放する保証もない」
    世田花 史郎: 「っつーのが俺の感想なわけだけど。あんたらはどんな感じよ?」UGN組に視線を巡らせる。
    “ウィキィ” 辻波 海: 「私はまぁ、概ねそんなカンジなんだけどね。 さっき言いかけてたケド」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「支部に判断を仰げない以上、どうしても現場で判断せざるを得ないなぁ 」そうすると、多少情が混じる部分は否めないが
    天羽リーナ: うんうんと頷きつつ
    「よくわかんなくなってきたのです。"星見の者"が結局誰で、なぜ追い求めてるのかとかです」

    エレナ・ウィンキィティベル: 「うっ…… 」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「じゃ、じゃあ! 私が知ってること!可能な限りその……言います! 」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「私も協力します!だ、だから……助けてください……じゃなくて」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「その……一緒に協力するなかま、とか……に、してくれませんか……? 」上目遣い
    天羽リーナ: 「最初から小出しにしてないでさっさと全部吐くのです。そのほうがらくなのです」
    世田花 史郎: 「おう。俺は全然いいぜ」
    世田花 史郎: 「つーかさっきあんたが出した……光?ランタン?アレにはちょっと助かったしな」
    世田花 史郎: 「なんなら最初っから『協力して乗り切ろうぜ!』的な感じなのかと思ってたわ~~~」適当
    “ウィキィ” 辻波 海: 「………… 」息を吐いて
    “ウィキィ” 辻波 海: 「とりあえず、キミ……エレナでいいか 」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「…………?はい 」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「堺クンがさ、さっき身をもって安全性を示してくれたから 」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「入ってきなよ、シャワー 」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「言い難いけど、こう……ちょっと川の匂いするし…… 」
    堺 俊博: 「美人が台無しだよってさ」
    エレナ・ウィンキィティベル: 埃まみれでもある。床を縦横無尽に転げ回ったので
    “ウィキィ” 辻波 海: 「リーナ、ちょっと案内してやってよ。 一緒に浴びてもいいしね 」
    天羽リーナ: 「はいです。私も濡れて少し気持ち悪いのでついでに行ってくるのです」
    天羽リーナ: 「じゃあ」 といってエレナの手を取ろうとする
    エレナ・ウィンキィティベル: 「あっ」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「は、はい! 」手を出して
    GM: ──────
    ────
    ──

    GM: ということで、情報収集に入っていきます、
    GM: ですが……
    GM: 今回のシーンの判定について、事前に説明しておきます。
    GM: このシナリオでは…情報判定を行った際、それぞれ判定値を蓄積し、対応する情報判定に対して
    GM: その数値分消費することで情報を開くことが出来ます。
    GM: 多分これじゃわからないとおもうので、一旦試しにやってみましょう
    GM: そうだな、じゃあ
    GM: リーナちゃん、ちょっと
    GM: 任意の技能で判定してみてください。 エフェクトを使用する場合でも、侵蝕率をあげなくてもいいよ
    天羽リーナ: では軽く 《コンセントレイト:ソラリス》+《絶対の恐怖》で
    天羽リーナ: 殴る感じでもいいですか
    天羽リーナ: (おためしだし
    GM: はーい、大丈夫!
    天羽リーナ: 6dx7+9 (6DX7+9) > 10[3,3,6,8,9,9]+10[2,6,9]+6[6]+9 > 35
    GM: オーケイ!では
    GM: 辻波さんがカウントしてくれていますね。 こういう感じで蓄積されていき
    GM: 今そこにいっこポンとでてるけど、『現在の状況について』の判定を
    GM: 〈交渉〉で達成するばあい、プールされているこの達成値からその分引いて情報を開示できます。
    GM: 余った分は、全ての必要な情報項目を開示した後に全ての達成値を合計した分、÷3した数が皆の財産ポイントとして1人ずつに配布されるよ。
    GM: ガシガシ出て、ガシガシ貯めましょう。
    GM: と、こんなかんじ。大丈夫かな?
    堺 俊博: OK
    天羽リーナ: オッケイ!
    世田花 史郎: 了解です!
    GM: オーケイ!では
    GM: ・『現在の状況について』
    ・『凪の銀海』について
    ・『牙』について
     |_???
     |_???

    ・”ジャウザハル”について
    ・エレナ・ウィンキィティベル

    GM: いまのとこ公開されているのは、これ。
    GM: こんなかんじかな。 ではそれぞれ判定をいい感じに行ってね。
    世田花 史郎: はい!質問です!
    GM: はーい!
    世田花 史郎: 手番を使用してエフェクトを他人に使用することは可能でしょうか?
    GM: 大丈夫です! 情報判定はあくまで、メジャーアクションでその技能を判定してるだけだからね
    GM: キミがメジャーアクションでエフェクトを使うならそれはそれで大丈夫です
    世田花 史郎: 了解です!あ、それと
    世田花 史郎: 判定はシーン1回でしょうが、情報を公開すること自体は蓄積された達成値さえあれば
    GM: 大丈夫です、何個でもいけます
    世田花 史郎: あ、わかりました!ありがとうございます!
    世田花 史郎: では、まず自分から
    世田花 史郎: メジャー
    『街談巷説ギガマウス』
    「エンジェルヴォイス3」「風の渡し手2」「導きの華5」「光り射す場所1」
    対象3体、射程視界。
    対象が次に行うメジャーアクションの判定ダイス+3、達成値+15、C値-1(下限値6)。
    侵蝕率13上昇。

    世田花 史郎: 全部乗せじゃ!対象はPC全員!
    system: [ 世田花 史郎 ] 侵蝕 : 62 → 75
    堺 俊博: ありがとう、じゃあオカルトで振りまーす
    堺 俊博: 8dx9+2+15 〈知識:オカルト〉 (8DX9+17) > 10[1,3,3,6,7,8,9,9]+8[3,8]+17 > 35
    GM: オッケー!オカルトパワーが溜まってきただろう。
    天羽リーナ: ではエレナちゃんに交渉術を発揮しよう……
    世田花 史郎: あ!ストップ!
    世田花 史郎: すみません、解決しました!いきなり止めちゃってごめんなさい
    世田花 史郎: どうぞ続けて……
    天羽リーナ: え、エレナさん殴っていいんですか?
    GM: 判定しかしないから、別にダメージは発生しないしね
    GM: いいよ!
    天羽リーナ: いいらしいので《コンセントレイト:ソラリス》+《絶対の恐怖》
    でクリティカル下げでいきます

    GM: 判定せよ!
    天羽リーナ: 9dx6+9+15 (9DX6+24) > 10[1,2,2,2,3,7,9,9,10]+10[1,2,6,7]+10[2,7]+4[4]+24 > 58
    system: [ 天羽リーナ ] 侵蝕率 : 75 → 80
    GM: WOW〜
    GM: では、辻波さんがカウントしてくれていますね。今はこんなかんじです
    GM: これを用いて、任意の情報項目を達成できるよ。 一応宣言してね
    堺 俊博: 『凪の銀海』について オカルト8
    『牙』について オカルト6
    以上のポイントを消費して情報を開けます~

    GM: オッケー!
    GM: では、情報を開示します
    ・『凪の銀海』について
    〈情報.UGN〉〈知識.オカルト〉:難易度6
    『凪の銀海』。

    今や世界に満ちて久しいレネゲイドを、深淵たる魔術の一叡と看做す結社組織。 その目的はただひとつ、”真理”の追求にあるという。
    彼等の云う所の魔術(神秘や”真理”等、呼び名はそれぞれ異なるが)は拓かれど、秘匿されなければならないという掟の元、UGNとは多少なりとも『魔術』の秘匿という目的を共有している為か、基本的には相互不干渉の関係にあった。
    尚性質上、一度関われば組織から抜け出すことは容易ではなく、離別者には私刑めいた術の行使を用いた抹殺が許可されている。
    GM: このようなことがわかります、付け加えさせてもらうと
    GM: この組織は一個の塊ではなく、複数の木っ端の組織が無数に合体して形成されているかんじで
    GM: 『星見の者』さんはその中でも結構エラめな人に位置するっぽいですね。
    GM: そのようなことがわかります。
    GM: それでは、もういっちょ
    ・『牙』について
    〈情報.UGN〉〈知識.オカルト〉 難易度:8
    〈交渉〉難易度:4
    『凪の銀海』が擁する下部組織の一つ。

    レネゲイドを魔術と看做す『凪の銀海』はひとつの団体の総称ではなく、いくつかの小規模な取るに足らないテロル組織や、得体の知れない魔術結社事務所が複合して名乗る一団であり、『牙(ヴォルチャ)』はその内でも力の強い勢力だ。
    そして、曰く──彼等『牙』達は儀式によって『深い血の繋がり』を得るのだという。
    それをもたらすのが彼等に伝わる『アータルーヤの契の杯』と呼ばれる遺産であり、杯に常に満ちる赫き血潮を飲み干すことで『獣擬き』──異端なる力を身に宿すのだ。
    故に数多の敵を屠り、戦功の対価として与えられる『血』をより多くその身に受け入れた歴戦の『牙』は、UGNのオーヴァードの基準から見ても並外れた力を持つという。
    GM: このようなことがわかります。最近だと、アレですね
    GM: 無惨さんが血を分けて強くなる鬼システムを想像するとわかりやすいですね
    GM: 『牙』の一派は研鑽によって魔術を積むのではなく、人体をより強靭な「何か」に作り替える曰く付きの遺産によってレネゲイドを扱っている一団のようです。
    GM: この事から、リーナちゃん達と戦闘した彼等の様子も推測が付くでしょう。 一般の戦闘員である彼等は『血』によって引き出された力がキミ達を相手にするには足りなかった。
    GM: 具体的には、『牙』のみなさんはみな〈遺産継承者:ヨトゥンの血潮〉を所持しています。危険だ
    GM: と、こんなかんじ。 今のところ、これによって開放される項目はありません
    天羽リーナ: では残りのポイント消費を
    ・『現在の状況について』   交渉10
    ・”ジャウザハル”について  交渉4

    あとおまけの
    ・エレナ・ウィンキィティベル 交渉自動

    GM: オッケー!では
    『現在の状況について』
    〈知覚〉難易度:6〈交渉〉難易度:10
    『夜降ろし』とエレナが呼ぶそれが街に下りてから数時間以上が経つが、それが揺らぐ気配は微塵もない。

    非オーヴァードの一般人は皆《ワーディング》を受けた時に近い意識障害の状態にあり、曰く──この『夜降ろし』というキミたちの脱出を阻む結界は、始めに術者がレネゲイドを行使した後、緩やかに内部の生命から生命力を徴収して存在を維持し続けるのだという。
    これを破る方法は、概ね二つ。 術者を討ち果たすか、結界がエネルギーを使い果たすのを待つかだ。
    GM: と、『凪の銀海』が街中を巻き込むようにして今の状況を作ったのは、そもそもがこの『夜降ろし』は内部にある程度の人間がいる事が前提であるためです。
    GM: レネゲイドの存在を知らず、世界に生きる一般人は……彼らの言うところの『真理』の前では慮る価値もないということなのでしょうか。
    『夜降ろし』が内部の人間からエネルギーを供給している以上、物理的な破壊は余り望ましくありません。

    GM: 今はただ、緩やかに維持されているだけですが──破壊する為に多大な威力をぶつければ、それだけこの結界も、自身を維持するためにより多くの力を一般人から搾り取ろうとするでしょう。
    GM: と、そのようなことがわかります。
    GM: では、つぎ。
    GM: ジャウザハルさん……と、おもったけど
    GM: 先にこっちより、エレナちゃんを見せた方がいいな。
    ・エレナ・ウィンキィティベル
    〈情報.UGN〉 難易度:5
    〈交渉〉 (宣言により自動成功)
    ヨーロッパの地から遥々と日本にまで保護されにやってきた、白魚のような指先に白磁の玉肌、錫鳴の深い夜空めいた──(以下省略)無類の天才美少女、16歳。脂肪がつきやすい。

    その正体はレネゲイドを魔術と看做す謎のインチキオカルト集団、『凪の銀海』の魔術師。
    『翼(クルィロ)』なる派閥の指導者である『星見の者』に見出され、”星の瞳”と彼等の呼ぶ特別なレネゲイドの力を引き出された(ホントなんです!これ、すごいことなんですよ!)寵児。
    尚UGNによるレネゲイドの分類では、バロールオルクスシンドロームを保有するオーヴァードという見解。
    エレナ・ウィンキィティベル: このようなことがわかります!
    エレナ・ウィンキィティベル: 知り得ましたか? 私と共にあるということが、どれほどの幸運か……
    GM: では、次。
    天羽リーナ: とりあえずエレナさん幻惑に陥れときますね
    GM: 本来はここで、一個情報項目を解放するのだが
    GM: ジャウザハルさんでいこう。
    ”ジャウザハル”について
    〈情報.UGN〉 難易度:7
    〈交渉〉 難易度:4

    『凪の銀海』の下部組織である『牙』に属する得体の知れない男。
    同じ組織に属しながら、”真理”に対してのアプローチの違いから対立する『翼』と『牙』は長く対立した関係にあった様だが、彼は『翼』の上層に位置する『星見の者』とは以前から親交があった様子。
    『夜降ろし』は誅殺の儀。 組織の裏切り者を処罰するその権限を持つのは、『古牙(ヴォルチャ・スタヤ)』と呼ばれる一部の魔術師のみであり、彼がその一人だ。
    GM: このようなことがわかります。 あのひと、アレで結構実はすごいらしい。
    GM: では、ここで新たな項目を解放。
    GM: でましたね。
    ・『牙』と『翼』

    堺 俊博: なんか滅茶苦茶余ってる交渉10で『牙』と『翼』開けてもらえます?
    GM: オッケー!
    世田花 史郎: 交渉し放題だぜ!
    ・『牙』と『翼』
    〈情報.裏社会〉〈知識.オカルト〉 難易度:7
    〈交渉〉 難易度:10
    『凪の銀海』内部は、主に2つの派閥、それに付随するいくつかの下部組織によって形成されている。

    遺産の力によって人ならざるものへと覚醒し、深い同胞の契を交わす『牙(ヴォルチャ)』。
    指導者である『星見の者』の下、真理を追求する象牙の塔、『翼(クルィロ)』。
    彼等の対立は数世代も昔から水面下で続いているらしく、UGNの手引きの元逃れようとしたエレナ・ウィンキィティベルを『牙』の一員たる”ジャウザハル”が追うのはこうした因縁が絡んでいるのだろう……か?
    GM: このようなことがわかります。
    GM: ガリ勉陰キャの『翼』と、毎日ラグビーで身体ぶつけ合って仲良くしてる肉体派陽キャの『牙』では、あんまりソリが合わないみたい。
    GM: でも、どうやらジャウザハルさんと『星見の者』さんはあんまりそういうかんじじゃなかった……?という噂があるみたいですね。
    GM: このようなことがわかります。 このシーンで解放される情報は、今のところこれで最後。
    堺 俊博:  
    堺 俊博: 「なんだか大変みたいだね」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「………… 」ホカホカしています。 お湯の効果かリラックス気味
    堺 俊博: 通信が断たれ、高性能な懐中電灯つきカメラとデジタル時計の融合体と化したスマートフォンから最後の辞典機能を引きずり出しながらそんなことを何てこと投げに呟く堺俊博。
    堺 俊博: 「知り合いが趣味で作ってた世界オカルト大辞典アプリにもちょっと記述があったよ、『凪の銀海』」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「そ、そうなんだ…… 」ちょっと気になる
    エレナ・ウィンキィティベル: 「どんな風に書かれてるんですか? 」
    堺 俊博: 多分元は別の形態だったんだろうけど、20年前のレネゲイド拡散からそっちにシフトしたのかなー。
    堺 俊博: 「『ヨーロッパの各地でひっそりと活動する実態の掴めない怪しげなオカルト魔術結社。名前がカッコイイ』って」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「ま、まぁそんなものですよね 」頷き
    エレナ・ウィンキィティベル: 「中身は結構大変なんです。 『牙』と『翼』は昔から仲が良くなくて」
    堺 俊博: 「ああ、派閥争い? どこでもあるんだね」
    UGNだって穏健派と改革派で揉めてると聞くし。

    世田花 史郎: 「いやぁしっかしフクザツだなぁ『凪の銀海』。海外のUGNっつうよりはFHっぽい感じ?いやそんなこともねーのか……?」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「私も、結構いじめられ……いえ、私の才能は眩しすぎて、泥の上を這うネズミにはとても目に入れられないということです 」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「──実際 」
    堺 俊博: 「泥水の上のたうち回ってぐちゃぐちゃだったけどね君」
    綺麗になってよかったね。

    “ウィキィ” 辻波 海: 「FHに近いだろうね、”地上の星”なんて 」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「コードネームに近いものが与えられてるのもそれっぽい。 多分何処かでFHの一派が混ざって 」
    天羽リーナ: 「見た感じまんまFHとそのセルみたいなイメージなのです」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「ほとんどそれに近い働きをしてるんじゃないかなぁ、知らないけど 」
    エレナ・ウィンキィティベル: しゅんん
    世田花 史郎: 「にしても『魔術』か!俺達からすりゃあオーヴァードの能力は『超能力』ってカンジだけど」
    世田花 史郎: 「海外……特に欧州じゃあそっちの方が馴染みがあんのかもな。よくわかんねーけど」適当
    世田花 史郎: 「……あ、そうだ」不意にピタッと動きを止めて
    エレナ・ウィンキィティベル: 「?」
    世田花 史郎: 「なぁ。そういやさ」エレナさんを見る。
    世田花 史郎: 「見た感じエレナがすげー才能の持ち主らしいってことはマジっぽいんだけど」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「は、はい」佇まいを正す
    世田花 史郎: 「なんで抜けたんだ?『凪の銀海』」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「………… 」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「あの……」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「怒ったりしませんか? 笑ったりとか…… 」
    世田花 史郎: 「あぁ。もちろん」
    世田花 史郎: 「(後者に関しちゃわからんが)どんな理由であれ、俺があんたにキレるような理由ってこたあねーだろ」
    世田花 史郎: 「安心しな。ほら」顔をちょっと近づけて
    エレナ・ウィンキィティベル: 「わっ」両手をきゅっと
    世田花 史郎: 「この目が嘘をついている奴の目に見えるか?」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「うっ……」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「こっちも気になるしね。 割と根幹にありそうだよ、ソレ 」
    天羽リーナ: たしかに。と思いつつ耳を傾ける
    “ウィキィ” 辻波 海: 「逃げたのを追うってのは、逆に言えば……逃げられちゃ困る理由があるということでもあるのだし 」
    堺 俊博: 「まあ聞いて怒ったり笑ったりしないかは保証しないけど」
    堺 俊博: 「喋んなかったら見捨てることは保証するよ俺は」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「ぴぇっ!」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「み、見捨てないで! こんな暗いところにひとりぼっちにしないでください!」
    堺 俊博: 「そう思うならちゃんと助けたくなるような人間だって説明した方がいいよ」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「は、はい……」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「では、えっと」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「先ず、私の類まれなる無窮の力の源……遍く万物を過去に過ぎ去る力、”星の瞳”について説明します 」
    世田花 史郎: 「(………?)」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「(装飾過多だな)」
    堺 俊博: 「なんだかすごそうだね」 合いの手。
    エレナ・ウィンキィティベル: 「これは、『星見の者』として位を戴くものに無くてはならない「素質」なのだといいます。 聞けば 」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「UGN……のほうでは、私のようなものを《変異種》と呼ぶとか、呼ばないとか 」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「『星見の者(スターゲイザー)』の瞳は、人物の未来と過去を視ます 」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「より正しく言えば、というか 」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「今風に言えば、重力レンズ現象を引き金に並行宇宙観測を行う多世界視能力──」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「えっと……じゃあ、シロウさん 」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「例えばですね、昔に 」
    世田花 史郎: 「んあ?ああ」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「思わず足を踏み外して、『危なかったなぁ』と思うような事があったりしませんでしたか? 」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「あと少しズレてたらケガしてたなぁ、とか 」
    世田花 史郎: 「あった……とは思うぜ。なんなら今回もあったかもしれねぇ」
    世田花 史郎: 「それが……あんたの能力とどんな関係があんだ?」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「そうですよね、生き物というのは……」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「生きてるだけで、『とっても運が良い』んです。 そして、運命というのは常に、流れて続けている1本の川ではなく 」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「数多の支流に枝分かれする大河です。 私達の、”星の瞳”は 」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「その者の、有り得ざる星を映します。 その『危なかったなぁ』が、実現した世界もまた同時に存在しているものとして、私達は捉えることができるんです 」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「あとはそれを、ひとつの世界に『繋いでやる』。 そうすることで、生物を自壊させる……というのが、『星見の者』の力であり 」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「恐るべき予言者である、「アースルト・コーナルン」が、私に求めた力でした 」
    世田花 史郎: 「あ~……ちょっと待て待て。もすこしわかりやすくならねぇか?」
    世田花 史郎: 「つまるところ、あんたが”星の瞳”っつう能力を使えば、なにがどうなるんだ?」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「シロウさんがバラバラになって爆発四散します 」
    世田花 史郎: 「………。」
    世田花 史郎: 「オルクスだっけか。ええとつまり……『生きているだけで運がいい人間』に『運が良くなかった可能性』を引き寄せて、ぶつけて」
    世田花 史郎: 「ぶっ壊す……みたいな。事象操作みたいな能力って認識で合ってる?」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「多分そういう感じだと思います。 私は、この力を使うために育てられて…… 」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「そして、いつか次の『星見の者』として、『翼』を支えていくのだと思っていました 」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「だけど…実際は、そうじゃなかったんです。 私が、等々その名を継承する……となったとき 」
    世田花 史郎: 「……」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「伝えられたのは、『継承』の真実でした。 」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「恐るべき『翼』の魔術師、アースルト・コーナルンは…… 」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「他者の体を乗り継ぎ、無限に生き長らえる怪物じみた存在でした。 今までの歴代の『星見の者』は、彼自身だったんです 」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「その『身体』を使って、次代の『依代』を孕み育てる……その、それを聞いた時 」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「なんというか、その……」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「キモくて、フツーに…… 」
    世田花 史郎: 「うお……た、確かに……」
    堺 俊博: リ美肉~、などと背後で呟く。
    エレナ・ウィンキィティベル: 「儀式の最中だったんですけど、全部ムリになっちゃって…… 」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「ヤダ!って拒否したんです。そしたら── 」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「今まさに私の中に入ろうとしてた「彼」の精神を、身体から追い出しちゃって……」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「あの、その……世界に溶けて、消えてしまったんです。 一滴の水を、大地に垂らせばどうなりますか? 」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「つまり……その……『継承』は失敗したんです。 もし、これがバレたら……」
    エレナ・ウィンキィティベル: ブルと震えて
    エレナ・ウィンキィティベル: 「こ、殺されちゃいます。 ですから、その場だけごまかしてその日のうちに」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「逃げてきたんです。 だ、だから…… 」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「あの……人違いなんです、けど。 『牙』は多分、私を赦しはしないでしょう 」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「私の力が強すぎるあまりに、こんなことに……」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「力を持つものとは、罪ですね……」しょぼん
    世田花 史郎: 「なるほど……」
    世田花 史郎: 馴染みのない話過ぎて、ファンタジーかと思っちゃった。彼女が嘘をついてるようには見えないが……
    世田花 史郎: 見え……
    世田花 史郎: 見えないかな……?《真偽感知》を使っても?
    GM: いいです!では
    GM: 1個だけ嘘をついているぞ。具体的には
    GM: この語りの、一番最後のやつ。 別に自分の力に対して変な忌避感があるわけではない……という
    GM: あまりにもどうでもいい嘘がわかります
    世田花 史郎: ありがとうございます!
    system: [ 世田花 史郎 ] 侵蝕 : 75 → 77
    世田花 史郎: 「……」今の話に概ね嘘はないようだ。自分は正直者だが、特に特別な理由があるわけではないが、嘘つきを見分けるのには自信がある。
    世田花 史郎: 「あ~あ~そうか。わかったぜ」
    世田花 史郎: 「なんだよエレナ。別にそんなやべ~話でもねぇじゃねぇか」
    世田花 史郎: 「要はあんたが連中よりずっと『まともだった』ってだけの話だろ?なんでその話聞いて、俺達がキレたり笑ったりするんだよ」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「いいんですか……?『生理的にムリ』で逃げてきても……?」
    世田花 史郎: 「俺からすりゃ、そういうのが一番共感できるぜ」
    世田花 史郎: 「相手がどんだけすごかろうが、偉かろうが、『無理なもんは無理』なんだよな。そういうのを大事にできるやつはいい」
    世田花 史郎: 「上司だかあんたを讃えてるやつだかに蹴り入れられるあんたはすげぇ。正直会って初めてそう思ったぜ」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「えっ…… 」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「……遅くないですか? 第一印象からそう決めてくださいよ 」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「(第一印象だと、助けてもらったときってことになるけど)」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「(そんなにいい顔はしてなさそうだなぁ )」
    世田花 史郎: 「あ~なんかやる気でてきたわ」ガタッと立ち上がり、ぐい~と伸びをして
    世田花 史郎: 「いいじゃねーの。あんたを追い回してる激キモな集団、もう一発くらい殴ってもいいだろ」
    世田花 史郎: 「幸いこのドームを解除する方法知ってそうなやつもいるっぽいし、見つけてぶっ飛ばして終わりにしよう」
    世田花 史郎: 「(……まぁ、俺は戦わないんだけど)」
    堺 俊博: 「よかったね、“ネイバークラウン”君がやる気出してくれて」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「は、はい!ありがとうございます、みなさん! 」えへへ……
    堺 俊博: 「まあつまるところ君は継承成功した翼の指導者アースルト・コーナルンだと思われて追いかけられてるし、真実は育ての親の組織の幹部を『なんかムリ』でブッ殺した大罪人だったわけだけど」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「…………は、はい 」正しい認識だ
    世田花 史郎: 「おいおいイケメン大学生。そりゃ言葉が過ぎるってなモンだぜ」
    世田花 史郎: 「聞く限り身体を乗っ取られそうになったんだろ?そりゃ殺されるのと同義だ」
    世田花 史郎: 「殺されそうになったから、殺した。客観的に、俺達からすりゃ、こいつのやったことは罪じゃねぇぜ」
    世田花 史郎: 「多分な」適当
    堺 俊博: 「そりゃ別の宗教は悪魔崇拝みたいな話だからね、よそのコミュニティの感性にケチつけたって仕方ないでしょ」
    堺 俊博: 「俺からすれば君の方はよほど言葉足らずに見えるけどね」
    堺 俊博: 「そろそろ約束してあげたら? 彼女、ずっと不安そうだよ」
    世田花 史郎: 「え」
    世田花 史郎: 「や、約束……?何を……?」キョロキョロ
    堺 俊博: 「『必ず守るから安心しろ』ってね」
    堺 俊博: じゃ、後よろしく。などと片手を上げてその場を後にした。
    エレナ・ウィンキィティベル: 「!」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「何か……宣誓して、くれるんですか? 」
    世田花 史郎: 「え、せ、宣誓……?あいや、その……」
    世田花 史郎: 「………。」
    世田花 史郎: 「ま、まぁなに。ここまで来て、話聞いて、あんたをそこらにほっぽり出すことはしねーよ」
    世田花 史郎: 「あんたのことは助ける。最初に言った通りだ」
    世田花 史郎: 「俺は正直者だからな……」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「……わっ 」瞬きを数度して
    エレナ・ウィンキィティベル: 「は、はい。 私も…… 」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「あなたのこと、信じます 」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「星の標が、私達の遥か彼方に瞬いているように……」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「よろしくお願いします! 正直者のシロウさん!」
    世田花 史郎: 「………。」かわいい
    世田花 史郎: 「……おう」
    GM: ──────
    ────
    ──

    GM: シーンカット!ロイスの取得と購入判定が可能だよ
    世田花 史郎: 「エレナ・ウィンキィティベル」のロイス感情を変更。〇P:庇護/N:猜疑心(これはほぼ限りなくゼロ)。
    GM: WOW〜
    世田花 史郎: 「堺 俊博」にロイス取得。P:感服〇/N:憤懣(?)。
    世田花 史郎: 以上で!
    system: [ 世田花 史郎 ] ロイス : 3 → 4
    堺 俊博: ロイス取得
    エレナ・ウィンキィティベル 〇庇護/不信感
    「可哀想な私とかやってないでちゃんと話さないと、助けてくれる人も助けてくれないよ」

    system: [ 堺 俊博 ] ロイス : 4 → 5
    天羽リーナ: 「すごい服」を…かうよ…どうすごいのかな…
    天羽リーナ: 7dx10+3>=10 すごい服10 (7DX10+3>=10) > 10[4,6,8,9,9,9,10]+1[1]+3 > 14 > 成功
    GM: すごいふくだ!本当に凄いんだ!
    天羽リーナ: 装備しておきますよ… 装甲1と交渉達成値+2だ
    天羽リーナ: あとは買うだけ買って使ってなかった応急手当も自分に使って全回復を試みておきます
    天羽リーナ: 2d10 えい (2D10) > 13[7,6] > 13
    system: [ 天羽リーナ ] HP : 12 → 24
    GM: いいかんじ!全回復かな
    世田花 史郎: じゃあ自分もホワイトハーブを狙ってみます 範囲回復のアレだ
    世田花 史郎: 4dx+1>=18 (4DX10+1>=18) > 9[1,5,9,9]+1 > 10 > 失敗
    世田花 史郎: ………。財産点を8ねじ込みます!!!
    system: [ 世田花 史郎 ] 財産 : 17 → 9
    世田花 史郎: そして使用!堺さんも対象内だぜ
    世田花 史郎: 2d10 (2D10) > 10[9,1] > 10
    世田花 史郎: ふつう!
    system: [ 世田花 史郎 ] HP : 2 → 12
    system: [ 堺 俊博 ] HP : 8 → 18
    堺 俊博: 自分の怪我の分を応急手当てしておこうかな
    堺 俊博: 2dx10+1>=8 買えるといいね~ (2DX10+1>=8) > 6[4,6]+1 > 7 > 失敗
    堺 俊博: 1点払って購入
    system: [ 堺 俊博 ] 財産点 : 2 → 1
    堺 俊博: 2d10 応急手当キット (2D10) > 8[2,6] > 8
    system: [ 堺 俊博 ] HP : 18 → 26
    GM:



    ミドルフェイズ2


    GM: ミドルフェイズ2! シーンプレイヤーは……じゃあ、リーナちゃんで
    GM: 全員登場可能!登場侵蝕を振ってね
    世田花 史郎: 1d10+77 (1D10+77) > 3[3]+77 > 80
    堺 俊博: 1d10 (1D10) > 7
    system: [ 世田花 史郎 ] 侵蝕 : 77 → 80
    天羽リーナ: 80+1D10 とーじょー (80+1D10) > 80+7[7] > 87
    system: [ 堺 俊博 ] 侵蝕率 : 75 → 82
    世田花 史郎: ホッ
    system: [ 天羽リーナ ] 侵蝕率 : 80 → 87
    GM: ──────
    ────
    ──

    堺 俊博:  
    堺 俊博: 「トイレならあっちだよ」
    堺 俊博: キングカイザーチャンピオンスイミングスクールという名のΨ市UGN衛星支部、その廊下で堺俊博は世田花史郎の顔を見るなり得心したとばかりに頷いて、自分が歩いてきた方の廊下を指さした。
    世田花 史郎: 「……さっき行ってきたわ。1リットルくらい出たかもしれねぇ」
    世田花 史郎: 「……っていうの言いに来たわけじゃなくて。なぁおい。イケメン大学生」
    世田花 史郎: 「さっきの……ありゃあなんだ。なんかヘンな雰囲気になっちゃったじゃねーか」
    世田花 史郎: 「エレナのやつも、誓いがどーとか言い始めやがるし……」
    堺 俊博: 「え? ヤだった?」
    むしろそういうの好きそうだけどね、とでも言いたげな顔で軽く首をかしげて見せる。

    世田花 史郎: 「………。」
    世田花 史郎: 「(好きそうに見えるんかい、俺……)」
    世田花 史郎: ずいと一歩距離を詰めて
    世田花 史郎: 「嫌……かどうかって話じゃなくてだな。ちょっとした問題っつーか、懸念?があんのよ」
    世田花 史郎: 「いいか。ここだけの話だが俺は非戦闘員だ。さっきの変な犬みてーなのくらいならなんとかなるかもしれねーが」
    世田花 史郎: 「あのクリオネ女。あーいうのが今後また襲ってきたら、俺は正直ヤバい」
    世田花 史郎: 「エレナを守る~~~とかの前に。自分の身も守れるか怪しいワケ。俺は」
    堺 俊博: 「うん」
    堺 俊博: 頷き。相槌以上の意味は特にない。
    大変だね~、とでも聞こえてくるような他人事ぶり。

    世田花 史郎: 「つまりは……えーと」
    世田花 史郎: 「UGNの二人にもなんだけど……もしまたなんかあったら」
    世田花 史郎: 「守ってくれ。俺を」
    堺 俊博: 「素直だね」
    堺 俊博: 距離を詰めてくる世田花の顔を見返して、ヘラっと笑みを浮かべたまま。
    堺 俊博: 「世紀の天才美少女ヒロインちゃんにも言ったけど、その助けてくれは死ぬかもしれない戦いに俺を巻き込んで命を張ってくれってことでいいんだよね?」
    世田花 史郎: 「極端な話をすると、俺的には『まぁそうだ』」
    世田花 史郎: 「つっても肉壁になれとか、そういうことを言いたいんでもねぇ。つか、それは無理だろ。あんたも」
    世田花 史郎: 「できる限~り。可能な範囲で。やべー奴が来たら排除してくれやってな話だ」
    世田花 史郎: 「戦闘員にゃ見えねーけど、なんかさっき強そうだったしな、あんた」
    堺 俊博: 「本職はただの学生だからね、戦闘もできるってだけで」
    堺 俊博: 「まあいいよ、その話なら。どうせUGNもあの子を保護するって方針は最初から決まってるみたいだし。君に頼まれずとも、イリーガルとして成り行き上そうなると思うよ」
    世田花 史郎: それを聞いて、ニカッと笑って
    世田花 史郎: 「おう。助かるぜ、頼りにしてっからよ」
    世田花 史郎: 「……『無理なもんは無理』だからな。ああ言った以上、エレナのことは守ってやりて―けど」
    世田花 史郎: 「喧嘩とかぶっちゃけ無理だし。人とか殴ったことないし」
    世田花 史郎: 「でもあんたがそう言ってくれるなら安心だぜ。ははっ」
    堺 俊博: そうだね、とか頷いて。よかったね、とか笑って。
    堺 俊博: 「それじゃあ報酬の話だけど」
    堺 俊博: しれっとした顔のまま、代価の話を切り出し始めた。
    世田花 史郎: 「___て、テメェ!」
    世田花 史郎: 「おいおいおいおい考えてもみろ。あの状況で……『守るって言ってあげなよ』『誓いを立ててくれるんですか……?』の流れで」
    世田花 史郎: 「断れると思うか?お前の立場だったらどうよ?」
    世田花 史郎: 「あるんじゃないのかなぁ。こう、そっちにもっていったわけじゃん。あんたは」早口でまくし立てる
    堺 俊博: 「え? 断るよ」
    堺 俊博: 「何言ってんの当たり前じゃん」
    堺 俊博: そうだなぁ、あんまりお説教は好きじゃないんだけどなぁ、と前置きを挟んで。
    堺 俊博: 「じゃあ君、もし仮に助けを求めてきたのが可愛らしい女の子じゃなくて、小太りで脂ぎっててハゲ散らかしてる汚らしいオッサンだったら快く首を縦に振ったかな?」
    世田花 史郎: 「………。」
    世田花 史郎: 「見捨てる……ってことはないと思うけど……うん……」
    世田花 史郎: 「……正直怪しいな」
    堺 俊博: 「じゃあ君の責任でしょ」
    世田花 史郎: 「グッ」
    世田花 史郎: 「あ~クソ!わかったよわかったわかった!報酬な、なにが望みだ!」
    世田花 史郎: 「どんなシロモンでも、命には代えられねーからな!いってみろ!」
    堺 俊博: 「やった~、じゃあそのグラサン取って」
    世田花 史郎: 「え……?」
    堺 俊博: 「グラサン、取って」
    世田花 史郎: キョトンとして、自分のかけている安物のサングラスに触れ
    世田花 史郎: 「とるって……え?こう……?」上に持ち上げ、おでこに引っ掛けるようなかたちで外す。
    堺 俊博: 「お、気前いいね。てっきりもうちょっと渋るかと思ってたけど」
    堺 俊博: そうやって、わざわざ要求しておいて、ちらっと見ただけで「あ、もういいや。ありがとね」と満足した。
    世田花 史郎: 「………?お、おう」
    世田花 史郎: 「(え、これ報酬……?いいの?こんなんで……)」
    世田花 史郎: 「………あ、あと」
    世田花 史郎: 「この話は他言無用で頼むぜ。言われてみれば俺もちょっと調子に乗った可能性も少しあるが」
    世田花 史郎: 「戦えねーことがバレると ちょっと」
    世田花 史郎: 「かなりダサい」
    堺 俊博: 「え? あぁ、うん、いいけど」
    堺 俊博: 「君……もう十分ダサいから、そんなに心配しなくても大丈夫かな……」
    世田花 史郎: 「テメェ!!!!」
    堺 俊博: 「ははは」
    堺 俊博: へらへら笑って、それから急に。

    堺 俊博: 「ねえ知ってるかい? メールなんかで使われる顔文字って、日本と海外では形態が違うだろ」
    世田花 史郎: 「あん?」
    堺 俊博: 「あれは日本では目が重視されるけど、海外では口が重視されるからなんだ。だから日本人はサングラスをかけられると威圧的に感じるんだってさ」
    世田花 史郎: 「は~ん。そうなのか」
    世田花 史郎: 「……何が言いてーんだ?」
    堺 俊博: 「別に? ただ君がサングラスの下に何を隠してるんだろうねって思っただけさ」
    堺 俊博: 「俺はね、君たちのことを知りたいだけだよ」
    堺 俊博: 「こんな状況だ。混乱もするし焦燥もする。普段通りに振る舞える人間の方が珍しいから、全部勝手な推測でしかないけど」
    堺 俊博: 「なんだろうね……君たちってホントに可哀想な女の子を助けたいのかな? って疑問になっちゃって。それでいろいろイタズラしてたってわけ」
    世田花 史郎: 「……。」
    世田花 史郎: 「……ま~正直。今回襲われてたのが可愛い女の子じゃなけりゃあ、俺はここにいなかった可能性が高ぇ」
    世田花 史郎: 「最初に首突っ込んだ理由なんてそんなモンだ。でも俺は今はあいつのことは気に入ってる。だから手を貸す」
    世田花 史郎: 「助けたいかどうかの心配なら必要ねーよ。……でねーとこっそりあんたにこんな話しねーだろ……」
    堺 俊博: 「ああ別にそれはもう確証得てるから心配ないよ。カッコつけたがりの君があんなコト言われて今更引き下がるとも思わないしね」
    世田花 史郎: 「なんか棘が多いぞ!気ィつけろよあんた、繊細なやつだったら泣くぞ!」
    堺 俊博: 「繊細な人間は自爆テロ喰らっておいて、巻き込んだ元凶に文句の一つも言わないなんてことはないよ」
    世田花 史郎: 「(コイツ……ッ)」多分俺より舌が立つぞ
    堺 俊博: 「随分長く喋っちゃったな。お詫びに一つだけ教えておこう」
    世田花 史郎: 「………」ジロリ。視線を向ける
    堺 俊博: 「もっと遠慮なく質問していいんだよ。人って自分に興味を持ってくれる相手ってよほど生理的に無理とかじゃない限り嬉しいものだし――」
    堺 俊博: 「――ちょっと注意深く見れば、意外と『あ、自分に興味ないんだな』って分かるものだから」
    堺 俊博: それは、言い換えれば……行動や発言には必ず意味が付随し、些細なものでもそれによって相手に与える印象が変わるということでもあり。
    堺 俊博: 自分がどう見られているかも気を付けた方がいいよという、なんとも回りくどい忠告だった。
    世田花 史郎: 「ふぅん。そんな遠慮するタイプに見えるかね、俺」その言葉の真意を
    世田花 史郎: その言葉が忠告であるのかどうかすら、理解しているのかわからない。そんな調子で
    世田花 史郎: 「(エレナに興味は……うーん、多分あるが。魔術うんぬんに関しちゃ全然わかんねーからな……)」
    世田花 史郎: 「ま、言う通り随分話し込んじまったが、俺の話は終わりだ。悪かったなぁ時間取らせて」
    世田花 史郎: 「んじゃ……頼んだからな」そう言って
    世田花 史郎: トイレの方へと歩いて行った。
    堺 俊博: 「俺は先にUGN組にインタビューしてるから早くおいでよ」
    堺 俊博: 引き止めず世田花を見送り、反対に歩き出して廊下の角に消えて行った。
    世田花 史郎: 「……。」
    世田花 史郎: 「(サングラスの下にあんのなんて、見ての通りだよ。目だ目)」
    世田花 史郎: 「(隠してるモンなんざ何もねー。俺は)」
    世田花 史郎: 「正直者だからな」
    堺 俊博:  
    堺 俊博: 「なんか隠してません?」
    堺 俊博: 世田花史郎と別れてまた部屋に戻り、適当に小銭をエレナに与えて「ちょっと自販機で飲み物買ってきて」と追い払ってから。
    唐突に遠慮もなくUGNエージェントとチルドレンに向かって切り出した。

    “ウィキィ” 辻波 海: 「な 」かち、かちと無意味に卓上の時計のアラームを弄っていた手を止めて
    “ウィキィ” 辻波 海: 「なしたの、藪から棒に…… 」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「何かある? リーナ 」
    天羽リーナ: 「え、私に聞くのですか」
    天羽リーナ: 「少なくとも私はただの下っ端でしかないのです。何か持ってるとしたらししょーの方なのです。」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「わたしに心当たりがないからさ…… 」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「カマかけるのはいいけど、相手を選んでよね。 何か聞きたいことあるの? 」ちょっと半目
    堺 俊博: 「結構シリアスな話題のつもりですけど、思い違いだったらすみませんってことで」
    堺 俊博: 「UGNって、エレナ・ウィンキィティベルの救助になんか条件つけてますよね?」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「ふむ 」続けて
    堺 俊博: あ、様子見られてる。流石エージェント~。
    堺 俊博: 「だってほら、俺が人狼吊り提案したとき誰も反論しなかったじゃないですか」
    堺 俊博: 「あの子が人道的見地から悲惨な境遇にあるとして救助に派遣されただけなら、あの場でお二人のどちらかが任務としてでも人間としてでも助けなければならないって断定できたはずですし」
    堺 俊博: 「『品定めの途中』って、まるで何かまだ分かってないことがあるみたいな言い草でしたよね」
    堺 俊博: 「正直向こうも、あの程度の身の上事情なら別に隠し立てする理由もありませんし、さっさと喋っちゃっていいと思うんですよ。だってもうUGNの救助要因は到着してるんですから。助けてくれるっていう確約があるならあんなに不安そうな顔で得体のしれない男の足にまで縋りついたりしませんよ」
    堺 俊博: 「なんかあるんじゃないです? 食玩のちっちゃいガムについてるでっかいプラモみたいなのとか」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「あーっ 」しまったなぁ、という顔
    天羽リーナ: “ウィキィ” の反応を見てそちらを見る
    “ウィキィ” 辻波 海: 「よく見てるし、覚えてるね。 堺クン……いや、“ブラックサンダー” 」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「それに関しては、否定はしないよ。 あの子自身──以外のものに、UGNは価値を見出してる 」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「けど、機密事項だから──で、納得してくれないとは思うんだけど 」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「ダメかな、それで 」
    堺 俊博: 「もっかい言いますけど」
    堺 俊博: 「俺とトイレ中の彼とよく懐いてるチルドレンと、ただ巻き込まれただけの無関係な一般人たちを死なせるかもしれないうえで『凪の銀海』にケンカ売るんですよね?」
    堺 俊博: 「説明を要求する権利はあると思ってますし――――ついでに言えば」
    堺 俊博: 「食玩さえあれば別にガムは捨てても構わないんじゃないですか?」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「お、おお…… 」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「生え抜きのUGNチルドレンみたいな事言うじゃない。 うぅん 」
    堺 俊博: 「え? そんなに変ですかねこれ」
    堺 俊博: 「俺、まだ両親も生きてるんで帰ってこなかったら泣かれますし嫌ですよ」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「わたしの基準なら、そこまで変じゃあないけどさ。 そうだな 」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「それも含めて、『品定めの途中』と言ったらいいのかなぁ 」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「──こうなったら仕方ないな。 ちょっとレネゲイドの前提知識が要る話だけど、特にフォローはしないからね 」話すしかないなぁ、こう言われたら
    “ウィキィ” 辻波 海: 「”フェ・デ・ネージュ”も聞いときなさい 」
    堺 俊博: 「あ、別に詳細はそんな興味ないんでいいですよ」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「うぇっ 」
    堺 俊博: 「それにこの話するなら“ネイバークラウン”君にも言ってあげなきゃダメでしょ」
    堺 俊博: 「俺が興味あるのは、UGNがどういうモチベで自分と他人の命賭けてるのかってとこだけなんで」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「あぁ、うん…… 」ろくろを回しかけた行き場のない手
    “ウィキィ” 辻波 海: 「わかったよ、そういうことなら── 」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「わたし達は、UGN。 同じくレネゲイドに関わる組織であるFHが悪の組織と一括りに形容できないように 」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「UGN──わたしたちもまた、正義の為に生きているわけじゃない。 誰かが、いつかの未来に、思い出すこともないような 」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「なんの取り留めもない、今を守る──わたしたちは、日常の盾 」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「わたし個人としてはね、それはあの子も一緒だよ。 手の届く範囲なら、それぞれの日常は──護られるべきだと思ってる 」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「そこに、情や思惑が混じらない、とは言えないけど……」
    世田花 史郎: 不意に、扉が開いて。
    世田花 史郎: 「ほんとにインタビューやってんじゃん……」戻ってきた
    堺 俊博: 「今、期待の若手エージェントが抱く熱い抱負を聞いてたところ」
    世田花 史郎: 「……ちょっと話は聞いてたよ。UGNがエレナ本人以外にも別の価値を見出してるとかなんとか……」
    世田花 史郎: どっこいせとそこらへんに座る。
    世田花 史郎: 「聞かせてもらえるんなら俺も知りたいところだ。あ、悪い」
    世田花 史郎: 続けて
    “ウィキィ” 辻波 海: 「お…… 」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「よくないな、盗み聞き……」
    世田花 史郎: 「悪かったって。トイレ行きたかったんだよ」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「んま……インタビューてハナシなら、リーナの話も聞いとくべきでしょう 」ま、しょうがないか
    堺 俊博: 「だってさ。ほら」
    堺 俊博: 滅茶苦茶に単語が欠落した文章を述べてから世田花に視線を一度向け、手で天羽を示す。
    “ウィキィ” 辻波 海: 「リーナはどう? 任務以外でさ、あの子。 ウィキティキベル……」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「えっと……ウィンキィティベルか。 あの子に対するあれこれっての、ある? 」言い難いな、これ
    天羽リーナ: 「エレナさんについて…?」首を少し傾け
    天羽リーナ: 「……とくには、無いのです。あくまでも任務における保護対象。それ以上でもそれ以下でもないのです。」
    天羽リーナ: 「ちなみに彼女自身に脅威は無い。と思ってはいるのです。」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「そうだねぇ、確かに 」顔を思い浮かべてみる
    “ウィキィ” 辻波 海: 「ないなぁ、脅威は 」うん
    天羽リーナ: こくり、と頷き
    堺 俊博: まあ脅威はなさそうだよね~、と頷いて、まだ少女の顔をじっと見ている。
    世田花 史郎: 「『凪の銀海』について、俺はほぼほぼ知らねぇけど」
    世田花 史郎: 「あいつ…“ディエトハ”とエレナ、派閥が違うっつっても一応は同じ組織の一員って言われたら」
    世田花 史郎: 「そうか……?って感じはしたけどな。実はエレナもやべー奴なのかもしんね~とも思ったけど」
    世田花 史郎: 「まぁ99.9%ねーわな」
    堺 俊博: 「自力で何とかできるならとっくのとうにしてるだろうしね」
    堺 俊博: 世田花の台詞に同意を示して、また視線を少女に戻す。話の続きを待っている。
    “ウィキィ” 辻波 海: 「……じゃあ、さ 」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「答えてやりなよ、『働くモチベ』ってやつさ。 じゃないと…… 」リーナちゃんからするーっ、と堺くんに
    “ウィキィ” 辻波 海: 「離してくれないだろうし 」視線を流す
    堺 俊博: 「さっすが~」
    堺 俊博: 「見てるかい? ああいう風にやるんだよ」 辻波を指さしながら世田花に話しかけてる。
    “ウィキィ” 辻波 海: やめてよそーゆーの……
    天羽リーナ: 「?」話が理解できていなくて首を傾げる
    世田花 史郎: 「俺が遠慮がちなんじゃなくて、あんたがぐいぐい行き過ぎなんじゃねぇの……?」みたいなことを言いながら眉を顰めてる
    堺 俊博: 「社交的と言い換えておくね」
    堺 俊博: 世田花の追及をヘラっと笑ったまま難なくかわし、姿勢をUGN二人に向けて。
    堺 俊博: 「俺はただ『普通の人間』してたいだけですよ」
    堺 俊博: 「つってもまあ、それだけじゃ分からないだろうし。例えば……」
    堺 俊博: 「なんか状況がよく分からないけど今まさに目の前で人が襲われてて、周囲には自分しかいなくて。その人に『そこのあなた、助けてください』って言われてるとして」
    堺 俊博: 「見捨てます?」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「………… 」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「ないよね、フツーに 」見捨てられるわけが
    “ウィキィ” 辻波 海: ねーっ、とリーナちゃんをつんつこ突く
    天羽リーナ: 「……状況がよく分からない。というのが私にはよくわからないのですが」
    天羽リーナ: 「その襲われている敵側がUGNの人間でない、のなら少なくとも加勢して事情を聞くのです」
    堺 俊博: 「まあ分かんないけどね、それ。確かめてる暇もないし」
    堺 俊博: 「“ネイバークラウン”くんは迷わなかったみたいだけど」
    堺 俊博: 「で、じゃあ次に」
    堺 俊博: 「どうやらその人以外にもたくさんの人間が苦しんでいて、どういうわけか一人だけ犠牲にすれば確実に他の人が助かるとして」
    堺 俊博: 「あれこれと方法を探して全員死なせるよりは、一人を犠牲にすればいいんじゃないかって思ったりしません? 別に責める意図はないんで素直に答えてもらっていいですよ」
    世田花 史郎: 「(トロッコ問題じゃん)」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「(ずるいやつだなぁ )」
    世田花 史郎: 「……思うかもな。二兎を追うものなんとやらってやつだ。欲張ると大抵はロクなことにならねぇぜ」
    世田花 史郎: 「まぁでも」
    世田花 史郎: 「そもそもそんなシチュエーションが稀だぜ。『確実に一兎得られる行動』なんてのは、現実にゃあんまりねー」
    世田花 史郎: 「今回の件に当てはめるとすりゃ、そうだな。一人犠牲にしたところで、他が死なない確証なんてねぇからさ」
    世田花 史郎: 「だったら誰も死なない大穴狙いたくなる気持ちも、俺はわかる。事実、俺らが今やってるのって」
    世田花 史郎: 「そういうことじゃね?」
    堺 俊博: 「俺もそう思うよ、俺だって別に人死なせるのが好きなわけじゃないからね」
    堺 俊博: 「小鳥ちゃんはどうかな?」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「(イケてるヤツにしか許されない呼び名だ……)」
    世田花 史郎: 「(イケメン野郎め……)」イケメンは嫌いだ。イケメンだから
    天羽リーナ: 「…?」え?私?みたいな感じになりつつ
    天羽リーナ: 「私は、」
    天羽リーナ: 「私は。できることなら1人の犠牲も出さずに、日常を守りたい。です。」
    天羽リーナ: 「自分から行動を起こそうとしている人がいるならついて行くのです。いないのなら私がそれになるのです。」
    堺 俊博: 「『できるなら』、ね」
    堺 俊博: 一瞬、意外そうな顔をしたものの、すぐに元の顔に戻って話を続ける。
    堺 俊博: 「じゃ、最後に」
    堺 俊博: 「状況も確かめずリスクやコストも考えず、感情的にただただ『守りたいから』と突っ走るとか」
    堺 俊博: 「かといってひたすら冷淡に、数字と実現可能性だけで『確実さ』を優先するような」
    堺 俊博: 「そういう極端な人間を、UGNでは取り締まってるんですよね?」
    堺 俊博: もはや理性では制御できない、己が内の衝動に身を任せるもの。
    あるいは尊重すべき他者を持たず、容易に他者を蔑ろにするもの。

    堺 俊博: 「ジャームって、そういうものだと思ってるんですけど。合ってます?」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「…………そうだね 」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「実際、ジャームとオーヴァードを確かに区別できる──という事は、未だにないから 」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「『そういうもの』として扱ってる、というのは合ってる 」頷き
    堺 俊博: 「ま、そういうわけで。俺は『普通の人間』として」
    堺 俊博: 「助けるべき人間を見定めて、助けられそうならなるべく助けて、無理そうなら次善で済ませたいと思ってるだけですよ」
    堺 俊博: 「だから俺、美少女ヒロインちゃんにも十分肩入れしたつもりですけどね」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「うん、すごく助かってるよ 」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「キミはイリーガルで、本来キミを呼び出した内訳とは随分ズレちゃってるし 」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「こうして付き合ってくれてさ、ありがとね 」よし、と両手を組む
    堺 俊博: 「話が分かる~~」
    堺 俊博: 「その割には大分キツイ当たりしてたよねとか言われると思ってたけど、感動」
    堺 俊博: 芝居がかった調子で大げさによろめいて、またすぐに戻って。
    堺 俊博: 「まあ意外でしたけどね、小鳥ちゃんがみんな助けたいとか言い出すの」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「……それ 」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「やめなよ、なんかこう…… 」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「ウチの子が粉かけられてるみたいでヤダ。 リーナは渡さないからね 」
    堺 俊博: 「え? いらないですけど」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「ちょっとくらい食い下がってよ!」
    世田花 史郎: 「自由なやつだな、マジで……」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「もーっ……やりにくいな 」
    堺 俊博: 「なんで人が大事にしてるもの取らなきゃならないんですか。趣味じゃないんですよね」
    堺 俊博: 「ま、それはさておき。俺は小鳥ちゃんがもっと冷たい人間で、FH同然の一般人軽視秘密オカルト組織の中で将来生贄同然の儀式のために育てられたチルドレン類義語だって分かっても眉一つ動かさないタイプだと思ってたんですけどね」
    天羽リーナ: 「…?」自分の名前が出たもののまたもやよくわかっていないため軽く首を傾げている
    堺 俊博: 「実験動物同然の子供、見捨てた方がよくない? って言った時に反応しなかったんで」
    堺 俊博: 「そうじゃないなら、ちゃんと言った方がいいですよ」
    堺 俊博: あー喋りつかれた。と、また椅子に腰かけて。
    堺 俊博: 「喋りすぎて喉乾きましたね、そろそろ飲み物欲しいんだけど。あの子遅いな」
    堺 俊博: もう言うことはないなとばかりに、一息ついた。
    世田花 史郎: 「チッ……さっきも似たようなこと言ったけどさ。あんた」堺さんに。顔は向けず、視線だけ動かして
    世田花 史郎: 「トークが自由過ぎんぞ。なんか誤解されるぜ」
    世田花 史郎: 「こっちとしちゃ、だいぶ翻弄される。今もな」はぁ、と息を吐く。
    堺 俊博: 「それ、ツンデレってやつ?」
    世田花 史郎: 「ちげーよ!!!……違うよな……」
    世田花 史郎: 「振り切れてる人間といや、俺は衝動的な人間と冷酷な人間なら多分、どっちかといや前者だけど」
    世田花 史郎: 「それも案外悪くないぜ。リスク、コスト、そんなもん後から付け足したり誤魔化したりできることがほとんどだからよ」
    世田花 史郎: 「要は最終的にうまくいきゃいーんだよ」
    世田花 史郎: 「俺からすりゃ、そん時の自分の能力、相手の状況、そういうの理解して最善を選び取れる人間っつうもんは」
    世田花 史郎: 「人間通り越して神様だぜ。多少行き当たりばったりでも、後から頑張りゃいーの」
    堺 俊博: 「いいね神様。誰からも感謝されるならそっちの方がいい」
    堺 俊博: 「どうせ頭下げられるなら怖がられるより、拝まれる方が俺は嬉しいよ」
    世田花 史郎: 「……そりゃそうだ」頭下げたことも下げられたこともほぼないけど
    GM: ぺちょ、ぺちょ、ぺちょ!通路の方から、タイミングを考えない足音が聞こえてきて
    エレナ・ウィンキィティベル: 「わぁぁーん! 」室内に飛び込んでくる!
    世田花 史郎: 「どしたどした」
    GM: その手には、ジュース缶は握られていません。 なんかべとべとしている
    エレナ・ウィンキィティベル: ジュース缶の代わりに、セブンティーンっぽいアイスの芯が手の内にあります
    エレナ・ウィンキィティベル: 「ちがうんです! 」
    世田花 史郎: 「あ~……」
    堺 俊博: 「そのセリフから始まって違ったこと殆どないけど聞いてみよう」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「私はただ、こっちの方がうれしいかなぁ、っておもって…… 」
    堺 俊博: 「気遣いが光ってるね」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「でもですね、まさか……溶けてるとは思わないじゃないですか! 」
    堺 俊博: 「まあ電源一時止まってたからね」
    GM: 施設内はキミ達が来る前は電気がとまっており……
    エレナ・ウィンキィティベル: 「だ、だから……決して、食べたのを誤魔化しているってのじゃないんです! 」
    堺 俊博: 「そっかぁ」
    世田花 史郎: 「えっ食ったの?」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「た、食べてません! 何を言ってるんですか! 」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「私がこんなに食べ方が汚いようにみえるんですか!? 」べとべとの左手を史郎くんに突き出してくる
    エレナ・ウィンキィティベル: 「かわいい私は食べ方もかわいいんです!!!」
    世田花 史郎: 「うおっ、わ、悪かったって!近づけなくてもいーだろ!」
    世田花 史郎: 「でもこの調子だと自販機の飲み物もちょっとぬるくなってそうだよな……飲めないってことはないと思うけど……」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「う、うう……」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「うわぁあーーーん!」
    世田花 史郎: 「お、お落ち着け…!」
    世田花 史郎: 「とりあえず手洗おうぜ。ほら、もう一回シャワー浴びるハメになんなくてよかったじゃん」
    世田花 史郎: 「なっ」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「はいぃ……」
    堺 俊博: 「……自分で買ってくるか」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「…………」なんとも言えない呼吸音
    “ウィキィ” 辻波 海: 「……………とりあえず 」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「一旦、休憩!」
    天羽リーナ: 「……。」見るも無残なアイスの姿にちょっぴりしょぼんとしている
    世田花 史郎: 「(今してたんじゃなかったのかよ、休憩……)」エレナさんをぐいぐいとミスが出る場所まで押していく
    堺 俊博: 「ちなみにだけど」
    堺 俊博: 「一度溶けたアイスってもう一度冷凍しても中で雑菌が繁殖してて食べるとお腹壊すから」
    堺 俊博: 「夏場は気を付けてね」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「ええっ!? 」そーなの!?
    世田花 史郎: 「関係は多分ね―けど、沸騰したお湯も冷めてからも一回沸騰させるとよくねーらしいよな」
    世田花 史郎: 「一回で食うなり飲むなりするのが一番ってことだな」
    世田花 史郎: 「ほれ行くぞ。そこらへん触んなよ」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「は、はい……」すごすご
    堺 俊博: 露骨に体調の心配をするわけでもないエレナの様子を見て、これはまあ、意地が悪いと言われても仕方ないなと自嘲して。
    堺 俊博: いつからこういう真似するようになったんだっけな、と。
    分かり切った問いを頭の中で弄びながら、自販機に向かって部屋を後にした。

    GM: ──────
    ────
    ──

    GM:

    GM: では、情報収集に移っていくぞ。
    GM: 2つほど追加される項目があります。
    ・『現在の状況について.2 』
    ・『星見の者』について

    GM: それと、いつの間にか追加されているエレナちゃんに質問する、のみっつ。
    GM: 最後のやつは成功しても達成になりませんが、無限にそこのポイントが残されている限り行える……というわけではなく
    GM: 宣言した人限定であの女の子になんでも聞いて構いません。何でもはしりません、知ってることだけ。
    GM: では、前回と同じように
    GM: 任意の技能による判定を行い、達成値ポイントを貯めておくと良いでしょう
    GM: ……はじめ!
    天羽リーナ: とりあえず
    ・『星見の者』について
    交渉ポイント14使って聞くのです

    GM: オーライ!交渉パワーを新たに貯める必要もないというわけね
    GM: では、情報を開示します。といっても
    『星見の者』について
    〈情報.UGN〉 難易度:7
    〈交渉〉 難易度:14
    『星見の者(スターゲイザー)』。
    『凪の銀海』内部に存在する『翼(クルィロ)』なる集団の実質的な首領でありエレナ・ウィンキィティベルを見出した彼女の親にあたる存在。

    彼は自身の肉体を捨て、他者──自身と類似する素質を持つ存在に乗り移ることで永き時を生き長らえてきた怪物であり、歴代の『星見の者』は全て、他者の身体を借りた同一人物なのだという。
    彼は自分を心酔するエレナの肉体を奪取しようとしたが、なんか生理的にムリ……という強い拒絶によって肉体から叩き出されて消滅。 これがエレナの『凪の銀海』脱走の引金となった。
    GM: エレナちゃんがベロベロ喋っていたのをまとめた形になります。
    GM: 恐るべき巨悪でした、と言っても……もう既に彼自身の脅威は存在しません。
    GM: そんなかんじ! 何か聞きたいことが他にあるならエレナちゃんに聞いてください。
    堺 俊博: とりあえず先に『現在の状況について.2 』をオカルトポイント20点払って開いておきますか
    GM: オーライ!
    GM: オカルトパワーが……溢れる!
    GM: ということで、情報を開示!
    『現在の状況について.2 』
    任意の技能:難易度20
    『夜降ろし』なる事象が発生してから凡そ1日程経過して、市内の様相も変わりつつある。

    主な変化としては、市内を何かを探すようにして嗅ぎ回っていた『牙』の姿が殆ど見当たらなくなったことだ。
    “ディエトハ”が討ち取られた事で、キミ達の戦闘力を把握したのか、キミ達の目的に『夜降ろし』の突破が含まれる以上、此方から攻めざるを得ないタイミングが来る事を理解しているのか──或いは、その両方か。
    彼等は一箇所に集結し、総力戦の構えを取ろうとしている。
    GM: ということがわかります。 これにより
    GM: キミ達は次のミドルフェイズの開始点を選択することができる。 具体的にはこのふたつ
    GM: ・「『夜降ろし』の直接的な破壊を試みる 」
    ・「『牙』の拠点に踏み込む 」

    GM: このふたつ。「『夜降ろし』の直接的な破壊を試みる 」
    GM: こちらの場合、一ラウンドにでかめのダメージをチームの累計で与えるダメージチャレンジに挑戦してもらい、「『牙』の拠点に踏み込む 」場合、Ψ市湾岸部に存在する、敵拠点とかした『Ψ市自然科学センター』にて、ちょっとした判定の後にクライマックスフェイズに移行していく形になります。
    GM: これはまぁ、ロールプレイ内でこうしよう、と言ってくれればいい感じに方針が決まるので
    GM: 仲良く決めましょう、GMは2:8くらいの感じで後者をオススメしときます。
    GM: これ以上の宣言がなければ大丈夫だよ〜と教えてね
    堺 俊博: じゃあエレナちゃんにたいやきは頭から食べるタイプか尻尾から食べるタイプか聞きます
    他は大丈夫です

    エレナ・ウィンキィティベル: 食べたことは実はありませんが
    エレナ・ウィンキィティベル: 多分尻尾の方が好みなので、頭の方から食べていくタイプです。 ピザもタルトも耳がすき。
    GM: 大丈夫そう……かな?
    天羽リーナ: では。交渉6の消費を宣言したうえで…エレナチャンに質問したいです
    GM: オーライ!
    GM: この間お話するシーンがあるので、そこで聞いてみたりしてみるといいんじゃないかとおもいます。
    天羽リーナ: そのままRP突入しちゃって……大丈夫かな
    GM: ホイ!では
    GM: 全ての項目を開示したので、この余りのポイントは全部足して3等分され
    GM: キミたち3人に5点の財産ポイントとして懐に配布します!
    GM: 受け取っておいてください。では
    system: [ 天羽リーナ ] 財産点 : 16 → 21
    system: [ 堺 俊博 ] 財産点 : 1 → 6
    GM: ──────
    ────
    ──

    GM: 【Ψ市・キングカイザーチャンピオンスイミングスクール】
    GM: 隔絶事象発生から25時間後。
    GM: 現在時刻は午後22時(この空間内での時間が、現実と同じ理に則って流れているのなら)──
    GM: 「とりあえず、一旦休憩!」との一言で、それぞれが身体を休めるなり、見張りに勤めるなり、一度電源が切れていたアイスクリームの自販機から出てきたものをみて絶望していたり。
    GM: それぞれがそれぞれの時間を過ごし──
    “ウィキィ” 辻波 海: 「くどい様だけど 」現在、再集合中だ。
    “ウィキィ” 辻波 海: 「状況を再確認しよう、例えば── 」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「こちらの勝利条件。 これをわたし達がきちんと把握してない事には、足元を掬われることになるからね 」
    “ウィキィ” 辻波 海: 指をぴんと一本立てる。
    “ウィキィ” 辻波 海: 「先ずは、ひとつ。 これは言わずもがな……わたし達が、敵の首魁──”ジャウザハル”を打ち倒すこと 」
    エレナ・ウィンキィティベル: 頷き
    “ウィキィ” 辻波 海: 「彼がこの『夜降ろし』の核となってるってのは、殆ど間違いがない。 どうやら、アレは使うのに免許みたいなのがいるって話だし 」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「ソイツさえ倒せば、この結界は崩れる。 そうすれば、後に残った残党も外のUGNと連携して討伐も可能だろうから── 」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「わたし達の目的としては、とにかく『コレ』をなんとかすることにあるってワケ 」天井を指さし
    エレナ・ウィンキィティベル: 「は、はい……多分、時間は私達にはあまり味方してくれないんじゃないでしょうか 」
    堺 俊博: 「外と連携も取れないしね」 短く補足する。
    この『夜降ろし』の中で失うものはあったとしても、得られるものはない。

    天羽リーナ: 「なのです。壁の強行突破……も1つの手段だとは思うのですが」
    「この人数では…とくにししょーが動けない以上、火力不足感が否めないと思うのでやりたくはないのです。」

    “ウィキィ” 辻波 海: 「うん、そうだね 」リーナ良いこと言った
    “ウィキィ” 辻波 海: 「つまり、直接的な破壊──ううん 」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「ほんの一箇所だけでもいい、綻びを作ってやるだけの力で、穴を開けてやるっていう方法もある 」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「……この『夜降ろし』は、どうやら沢山の攻撃を加えて──みたいな負荷には、中の人間から吸い取るエネルギーを多くして対応する。 みたいなプログラムが存在してるみたいだけど 」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「『一撃』で、対応するヒマなくぶち壊す──そういうのは、ちょっと付け入る隙があるみたいだ 」
    “ウィキィ” 辻波 海: 視線をエレナに移し
    エレナ・ウィンキィティベル: ぎょっ
    “ウィキィ” 辻波 海: 「そこのエレナの話を鵜呑みにしたら、だけど 」
    世田花 史郎: 「あ、そういやエレナの能力……」
    世田花 史郎: 「あれ、なんか爆発四散させる能力みたいなやつ、なんかに使えたりとかしねえのか?」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「は、派閥は違うとはいえ、内部のちょっといいとこから来てたんです! 」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「そこまで間違った事は── 」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「えっ、『星の瞳』ですか?」
    世田花 史郎: 「あぁ、壁の破壊……はともかく。人間相手とかならかなり有効そうな気がすんだけど……」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「はい、生体がそれまで重ねてきた『星』の数が多いほど、”殺傷性”はあがるんですけど…… 」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「『夜降ろし』は、ムリです。 一日そこらじゃ綻びもないですし、そもそも『星見』の起点になる「危なかったなぁ……」っていう分岐点が存在しないので 」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「いきもの以外はムリです、でも…… 」
    世田花 史郎: 「……でも?」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「皆さんが頑張ってくれるなら、私も…… 」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「その、「人間相手に有効な使い方」をする覚悟を据えます 」
    天羽リーナ: 「そういう意味では私の力も物理的に特化したもの…ではなく、ヒト…生物相手の方に向いた能力なので。壁の破壊には不向き、な気がするのです」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「そうだね、悪いけど 」
    GM: そう言って、かしゅりと腕部に格納されたブレードを展開しようとするが、それが半ばで止まる。
    “ウィキィ” 辻波 海: 「こんな感じでね、さっきの”ディエトハ”ってのに手酷くやられた。 生命維持はなんとかなってるけど 」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「これはきちんと調整できる設備がないとお手上げ! 」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「という訳で、そっちの二人は……どう? 」
    世田花 史郎: 「(生命維持……なんか思ったよりやばかったのな)」
    世田花 史郎: 「俺は……えーと」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「大物狩り(ジャイアントキル)と、人狩り(マンハント)、どっちが得意?」
    世田花 史郎: 「壁を殴って壊す、みたいなのは難しいなぁ。そういうわけで、人間相手のほうがまだマシだ」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「堺クンは? 敢えて言うならどっちが好み?っていうくらいだけど 」
    堺 俊博: 「無関係な人間で作られてる壁壊すのと、意図的に閉じ込めてる誰かさん殺すのなら後者の方が趣味に合いますね」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「おっけ 」ひとつ頷いて
    “ウィキィ” 辻波 海: 「わたしらのこの──『即席チーム』は 」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「どうやら、壁を取っ払うよりも”ジャウザハル”サンを追っ払ってやる方が向いてそうだ 」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「一番目のいいやり方をしよう。幸いな事に…… 」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「敵の本拠は凡そ予想がついてる。 さっき堺クンがちょっと外に出てきてくれたけど 」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「『Ψ市環境化学センター』──その周りを、がっちり『牙』のモコモコした獣が固めてるってハナシ。 だよね?」
    堺 俊博: 「そうですね。この辺うろついてたのがいなくなって、そこでたむろしてたんで……何かあるとみて間違いないでしょう」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「その”ジャウザハル”サンがすごい気分屋で、一日中うろつき回ってるなんてのは 」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「考えないものとして、わたしの提案としては…… 」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「ちょっと準備して、『今日』の内に敵のボスを直球で倒して 」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「綺麗な朝日を拝もうぜ、ってことで。 どうかな 」
    世田花 史郎: 「いいねぇ」
    天羽リーナ: 「了解。異議なし、なのです」
    世田花 史郎: 「時間もねぇみたいだし。早いとこ外にでたいぜ俺は」
    世田花 史郎: 「長ぇこと家にも帰ってないような気がするしよ~」そんなことは多分ないが
    堺 俊博: 「ホームシックかい?」
    世田花 史郎: 「まぁそんな感じ。あんたもそろそろ布団入って寝てぇだろ?」
    堺 俊博: 「違いないね。野宿も悪くないけどあんまり続くと体が痛い」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「そうですね…私は船の中で1週間くらいじっとしていても大丈夫でしたが……」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「まぁ、私はすごいやつなので。 比較対象にはできませんね…… 」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「(変な絡み方するよな……構って貰えなかったのかな)」
    天羽リーナ: 「私もさっさと外に出たいのです」
    堺 俊博: 「ところで"ネイバークラウン"君。これは経験則なんだけどさ」
    エレナの独白をそうだね~と軽く流す。

    世田花 史郎: 「あん?」
    堺 俊博: 「チルドレンの前で『家』の話するのはやめた方がいいよ、結構な割合で地雷埋まってるから」
    世田花 史郎: 「…………。」
    天羽リーナ: 「私は気にしないので大丈夫なのですよ。帰る家も。義理、ですが親もいますから。」
    エレナ・ウィンキィティベル: きょろと様子見
    世田花 史郎: 「あの……えと、こりゃあれよ……家に帰るっつーのは『事件を収束させて元ある場所に帰る』という意味で……」
    世田花 史郎: 「………。」そ、それが良くなかったのだろうか。
    世田花 史郎: 「な、なんか悪い……」気まずそうな顔で。気持ち一回りほど小さくなる
    “ウィキィ” 辻波 海: 「お、おお…」瞬き
    “ウィキィ” 辻波 海: 「別に悪いことじゃないよ。 そんな事でなにか瑕疵が付くようなヤワな育てかたはしてないし 」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「気遣いはありがとね、よし…… 」
    “ウィキィ” 辻波 海: ぱち、と手を叩き
    “ウィキィ” 辻波 海: 「一旦解散! ちょっと時間置いてから集まろうか。 準備しなきゃだし 」
    堺 俊博: 「了解~」
    世田花 史郎: 「了解了解……」ぬるくなった飲み物に口をつける
    GM: ということで、決戦の時は近い!
    GM: 負けるなUGN!オレたちの絆の力を見せつけろ!
    GM: ──────
    ────
    ──

    GM:



    GM: そうして、それから数十分後。
    GM: ──天羽リーナ。 “雪の妖精”とのコードネームを与えられたUGNチルドレンであるキミは
    GM: 準備を終え、いつでも戦える支度を済ませていました。
    エレナ・ウィンキィティベル: 「………… 」その空間に、キミと一緒にもう一人。
    エレナ・ウィンキィティベル: 椅子の上で不躾にも体育座りをして、じっと待機している存在がいます。
    エレナ・ウィンキィティベル: チラ、とキミの様子を伺い
    エレナ・ウィンキィティベル: ず、ず、ず……と椅子ごと少しずつ寄せて距離を縮め
    エレナ・ウィンキィティベル: 「あ、あの……ツジナミさんに聞いたんですけど 」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「幼なじみ……じゃ、なくて。ええっと……」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「同い年、なんですよね?私達 」
    天羽リーナ: 「?」
    天羽リーナ: 「だと、おもうのです。今年で16、なのです」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「わ、私もそうなんです。 16で……多分 」こくこくと頷いて
    エレナ・ウィンキィティベル: 「あ、いや!16です! 本当に!」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「ちょっと安心だなって……みなさん、なんか大っきいし……」
    天羽リーナ: 「私も"多分"16、なのです。施設で保護された身なのです。」
    天羽リーナ: 「安心…?なのです?私は大人の方がたくさんいた方がこの状況なら安心できるのです」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「そ、そうかな… でもリーナさんは怖いこと言わないし…… 」ちっちゃくて安心感があるし……
    エレナ・ウィンキィティベル: 「それより今、施設って…… 」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「UGNの人って、そういうの多いんですか? さっきシロウくん、止められてましたけど 」
    天羽リーナ: 「うーん……詳しくは分からないのです。だけど"少なくはない"とは思うのです」
    天羽リーナ: 「ただ中には私よりもひどい境遇の人は、いる、と思うのです。」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「そ、そうなんだ… 」指先同士をつんつん
    エレナ・ウィンキィティベル: 「あ、あのね。 あんまり良くないことだとおもうけど…… 」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「今、リーナさん……リーナが、「施設育ち」だって聞いて……」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「なんかちょっと、仲間意識っていうか……私なんかと一緒にされちゃ困るとおもうけど 」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「あの……私も、『育ての親』以外の人の顔はしらなくて……」
    天羽リーナ: 「……。」
    天羽リーナ: 「確かに境遇は似たもの同士、かもなのです。」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「ね!」
    天羽リーナ: 「いいのですよ。私で良ければ。これからもいつでもお話を聞きますし。」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「ぇぅ 」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「いつでも……ど、どうなのかな。 私、多分ここから出してもらったら…… 」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「またぞろ何処かに行くことになるから…… そんなに機会は……」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「で、でも──ありがとう 」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「1人じゃないな、って思えたら。 私にはそれだけでも救いです」
    天羽リーナ: 「……。」
    天羽リーナ: 「わたしは」
    天羽リーナ: 「私は、いつもひとり、です。同い年の……友達…もいないのです」
    天羽リーナ: 「この後の顛末次第だと思うのですが……無事に解決して…」
    天羽リーナ: 「エレナさんさえ、よければ―――」
    天羽リーナ: 先を言いかけて、止まる。
    「……なんでも、ないのです」

    エレナ・ウィンキィティベル: 「えっ 」
    エレナ・ウィンキィティベル: 視線をさ迷わせて
    エレナ・ウィンキィティベル: きゅっ、と眉を顰めて
    エレナ・ウィンキィティベル: 「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ…… 」もごもごと何かを噛み潰すように
    エレナ・ウィンキィティベル: 「は、はい……何事も、終わってからじゃないとですし…… 」
    天羽リーナ: 「………」俯いてる
    エレナ・ウィンキィティベル: 「………!」
    エレナ・ウィンキィティベル: ぐっ、と何かを貯めるような形で身を窄めて
    エレナ・ウィンキィティベル: 「や、やろう!友達! 」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「全然知らないけど……なんか、やれる気がする!」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「はい! 」ぎゅっと強引に手を握って
    エレナ・ウィンキィティベル: 「よろしく!」
    天羽リーナ: 「…!」
    天羽リーナ: 言葉は、ない。手をぎゅっと握り返す
    気のせいか少し笑っているように、見える

    天羽リーナ: ロイス取得します
    エレナ・ウィンキィティベル ◯友情/不安

    system: [ 天羽リーナ ] ロイス : 3 → 4
    エレナ・ウィンキィティベル: 「へへ……たっぷり頑張ろう! ちょっと怖いですが 」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「それはみんな同じです。 あの 」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「ありがとうございます。 私、街の人と天秤にかけられるほどの重さがあるなんて思ってはいません 」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「それでも、私と一緒に……戦ってくれるって。 あの……ありがとうございま、した? 」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「とにかく、それです。 もう少し、よろしくお願いします 」
    天羽リーナ: 「エレナさんはエレナさんです。命の重さは、みんな同じなのです。天秤にかける行為自体が、間違っているのです」
    天羽リーナ: 「エレナさんも助けるし、街の人も助けるのです」
    天羽リーナ: 「だから、こちらからもよろしくなのです」
    GM: 星空を染める黒の帳の下。 誰の目にも止まらぬ星が瞬いている。
    GM: 決戦の時は近い。 喰らうものか、喰らわれるものか。
    GM: 二つに一つ。 負けるな……UGN!
    GM:



    GM: シーンカット!ロイスの取得と購入判定が可能です
    堺 俊博: ブルーゲイル 難易度20
    堺 俊博: 3dx10+1>=20 (3DX10+1>=20) > 8[4,7,8]+1 > 9 > 失敗
    堺 俊博: ダメ元なのでダメでした
    世田花 史郎: 自分は……応急手当!
    世田花 史郎: 5dx+1>=8 (5DX10+1>=8) > 8[1,3,3,7,8]+1 > 9 > 成功
    天羽リーナ: どうせ回避ダイスは雑魚だから…!せめてもの守り!
    大好きな武器!クリスタルシールド!難易度25

    天羽リーナ: 7dx+3 (7DX10+3) > 8[3,3,4,4,5,8,8]+3 > 11
    天羽リーナ: 14消費しまーす
    system: [ 天羽リーナ ] 財産点 : 21 → 7
    GM: ! おまえ、なかなかやる
    天羽リーナ: 装備してガード値もりもりしておくのだ
    GM: オーライ!
    GM:



    ミドルフェイズ3


    GM: では……ミドルフェイズ、3!
    GM: PC全員登場!登場侵蝕を振りなさい!
    堺 俊博: 1d10 (1D10) > 1
    system: [ 堺 俊博 ] 侵蝕率 : 82 → 83
    世田花 史郎: 1d10+80 (1D10+80) > 10[10]+80 > 90
    天羽リーナ: 87+1D10 とーじょーゆーじょー (87+1D10) > 87+8[8] > 95
    世田花 史郎: ギッ
    system: [ 世田花 史郎 ] 侵蝕 : 80 → 90
    system: [ 天羽リーナ ] 侵蝕率 : 87 → 95
    GM: ──────
    ────
    ──

    GM: 【Ψ市・ 自然科学センター】
    GM: 平時は、特別人入りもない……ぶっちゃけ、資源としての収益は一切ないに等しい謎の施設。
    GM: 現在は、市内に現れた『牙』によって占拠された、敵の本拠地である。
    GM: キミたちは……この施設内を突破し、首魁である”ジャウザハル”を打ち倒す必要があるぞ!
    GM: ということで、判定を突破せよ!
    GM: 【肉体+任意の能力値】によるダイスを振り、難易度9!
    GM: これを各自、2回達成することで……
    GM: ミドルフェイズの終了条件を満たします。 判定失敗時、2D10のダメージを受けることで再度挑戦する必要がある。
    GM: この【肉体+任意の能力値】というのはつまり
    GM: 例えば堺さんなら、【肉体】と【精神】を選択すると、ダイスが6個!と
    GM: そういう感じです。能力値ふたつを足した分のダイス、それと
    GM: 能力値ふたつに対応したエフェクトが使えるよということですね
    世田花 史郎: はい!侵蝕ボーナスによるダイス増加は有効でしょうか!
    GM: 有効です!
    世田花 史郎: 了解です!ありがとうございます!
    『牙』: 「グ、ワワッ 」キミ達の存在を嗅ぎつけた『牙』の一員が集まってくる!
    『牙』: 「クィコ、ロ!!!!!! 」彼等を掻い潜り、突破しなければならない!Ψ市の力を見せつけよ!
    “ウィキィ” 辻波 海: 「う、うおお!」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「いくぞ、突破! 」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「ゴーゴーゴー!」
    世田花 史郎: 『Ψ市のオーヴァードは、熊とも殴り合える』。その嘘がまだ生きているかは、ちょっとわからないが
    世田花 史郎: 「___ああ、何とかなるだろ!」多分!
    天羽リーナ: 「いくのですっ」
    堺 俊博: 「この勢いからするとこっちの顔は全員割れてそうだね、他人のふりしてやり過ごすことは出来なさそうだ」
    堺 俊博: 「ま……こんなところで止まってもいられないんでね、道を開けてもらうよ」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「い、いけーっ! 『最強エレナ親衛隊』! 」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「一号!サカイさん! よろしくお願いします!」
    GM:

    GM: では判定開始!
    GM: 行動値11の史郎くんから!判定せよ!
    世田花 史郎: はい!肉体が1、感覚が3でこれを合わせて判定します!
    世田花 史郎: ………。
    世田花 史郎: するか、ズルを……
    世田花 史郎: オート
    「D:潜伏者(交渉)」
    判定直前に使用、達成値+5(交渉の場合+10)。

    世田花 史郎: 6dx+5>=9 (6DX10+5>=9) > 10[1,5,7,8,10,10]+8[4,8]+5 > 23 > 成功
    世田花 史郎: よしよし……
    GM: 成功!
    GM: では次!堺さん!
    GM: ワッとキメな!
    堺 俊博: 肉体1精神4で侵蝕ボーナス2d
    堺 俊博: 7dx10>=9 (7DX10>=9) > 10[1,6,6,6,6,9,10]+9[9] > 19 > 成功
    GM: よし!
    GM: では次!リーナちゃん!
    GM: よろしくお願いします!
    天羽リーナ: 肉体1、社会5と侵蝕で+2!
    天羽リーナ: 8dx10>=9 (8DX10>=9) > 8[1,2,4,4,6,6,8,8] > 8 > 失敗
    天羽リーナ: ぴえん
    GM: リーナちゃん!
    GM: 2D点程HPダメージを受けてもらうぞ
    天羽リーナ: 2d10 (2D10) > 14[4,10] > 14
    天羽リーナ: あぁっ
    system: [ 天羽リーナ ] HP : 24 → 10
    GM: 前衛に立つ彼等の横をすり抜け
    『牙』: 「グワオッ!」キミに踊りかかり、噛み付く影がある!
    “ウィキィ” 辻波 海: 「……オラッ!」ハイキック
    “ウィキィ” 辻波 海: 「まだまだ来るよ!負けるな!」
    GM: 難易度8で再度挑戦せよ!
    天羽リーナ: よしっこんどこそ
    天羽リーナ: 8dx10>=8 (8DX10>=8) > 10[1,3,3,4,4,9,10,10]+4[4,4] > 14 > 成功
    GM: よし!
    天羽リーナ: やったぁ
    GM: では……巡って2回目!
    GM: 難易度等は変わりません、再び史郎くんから!
    GM: 判定せよ!
    世田花 史郎: はい!技能は先ほどと同じ肉体+感覚……
    世田花 史郎: Dロイスは……恐いからもう一回!
    世田花 史郎: オート
    「D:潜伏者(交渉)」
    判定直前に使用、達成値+5(交渉の場合+10)。

    世田花 史郎: 6dx+5>=9 (6DX10+5>=9) > 8[1,1,4,4,5,8]+5 > 13 > 成功
    世田花 史郎: あぶない!
    GM: いい使い方だ!
    GM: では……
    GM: 堺さん!やっていこう!
    堺 俊博: では同じく肉体+精神
    堺 俊博: 7dx10>=9 (7DX10>=9) > 10[1,2,4,6,9,9,10]+2[2] > 12 > 成功
    GM: なかなかやるじゃない!
    堺 俊博: 悪の組織エレナ親衛隊の手先なので
    エレナ・ウィンキィティベル: 悪!?
    エレナ・ウィンキィティベル: 許せなかった……これ程輝く私を…
    GM: リーナちゃん!いけ!
    GM: 難易度は8!1度手痛くされてるからな
    天羽リーナ: 次こそ1回で!肉体+社会
    天羽リーナ: 8dx10>=8 (8DX10>=8) > 9[2,3,3,5,6,6,7,9] > 9 > 成功
    天羽リーナ: セーフ
    GM: やる!全員成功!
    GM: ──では、そのようにして
    GM: アジトへと踏み込んだキミたちを戦闘員が次々に襲うが
    GM: キミ達の前では、さしたる問題にはなりませんでした。 練度や戦力に関しては、想定を下回っているようにもみえる。
    GM: あの”ディエトハ”とかいう奴が上澄みだったのでしょうか。 リーナちゃんが合流点で戦ったり、史郎くんが追い払ったりしたような
    GM: 半端な能力の者が大半です。
    GM: それとも……それが、”ジャウザハル”の力の自負なのでしょうか。 詳しいことは、分かりようがないが
    GM: 事実がある。キミ達は『牙』を跳ね除け
    GM: 最上階、屋上の吹き抜けに到達する扉の前にいます。 調べていないのは、ここを残すのみ。
    “ウィキィ” 辻波 海: 「よし 」頷き
    “ウィキィ” 辻波 海: 「意外とやれるもんだね……自信ついたでしょ、こんなでも 」
    天羽リーナ: 「っつつ…なんとか、なったのです」
    世田花 史郎: 「………そういや。今更なんだけどよ」
    世田花 史郎: 「天羽。あんたの能力ってどんななのかね」不意に。
    世田花 史郎: 「”ディエトハ”とかいうのと戦ったとき、イケメン大学生はなんとな~く見てわかったんだけど」
    世田花 史郎: 「あんたの能力。あれ、なにやってるのかいまいちよくわかんなくてよ」
    天羽リーナ: 「……たしかに、対象以外には分かりづらい能力かもしれないのです。」
    天羽リーナ: ―と、いうことで《絶対の恐怖》出力弱め を演出で発動
    天羽リーナ: 「こんな風に、対象に幻覚を見せることを起点とした能力なのです。」
    世田花君の周りには、白い羽がふわふわと舞っている

    世田花 史郎: 「うおっ……とと」瞬き
    世田花 史郎: 「………なァるほど幻覚使いか。人間相手が得意~ってのはそういうこと」
    世田花 史郎: 「サンキュー。覚えとくぜ」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「そういう事だね、出力は広域に及ぶから……ある程度の汎用性も効くよ 」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「訓練の成績もいいんだ 」自慢げ
    天羽リーナ: 「はいです。今のがソラリスの能力。もう1つがオルクスの能力。動物…鳥の因子を混ぜ込むことで、肉体に傷を負わせるのです」
    世田花 史郎: 「………犬との戦いで俺が見たのは多分そっちかね」
    世田花 史郎: 「エリートチルドレンっつうわけか。頼りにしてるぜ~?」
    世田花 史郎: その場にどかっと座り、鞄から包帯や消毒液を取り出す。さっき集めておいたものだ。
    世田花 史郎: 「ほい。手出せ手」
    世田花 史郎: 「なんか掠ってるみたいじゃん。知ってるか?狂犬病は発症すると死ぬらしいぜ?」
    天羽リーナ: 「! それは、困るのです」手を出す
    エレナ・ウィンキィティベル: 「お、お願いします! 絶対に死んじゃうらしいですから…… 」ビビり
    世田花 史郎: 「ハハッ、オーヴァードならよくわかんねぇけどな。掠り傷の痛みでこの後の戦いに集中できねぇんじゃあ困るし」
    世田花 史郎: なんて言いながら、消毒液の染みた綿で傷口をポンポン 包帯をぐるぐる
    世田花 史郎: 応急手当を使用します 対象はリーナちゃん
    世田花 史郎: 2d10 (2D10) > 19[10,9] > 19
    GM: なかなかやる!
    GM: SSR応急手当キット!
    system: [ 天羽リーナ ] HP : 10 → 24
    “ウィキィ” 辻波 海: 「おっ 」瞬き
    “ウィキィ” 辻波 海: 「手際がいいね、ウチで(支部で)講習とか受けてた?」
    世田花 史郎: 「あん?いやぁどうだっけかな」
    世田花 史郎: 「なんかそういう医療関係のバイト受けてたんだよ、けっこう前に」
    世田花 史郎: 「UGNのこういう仕事もすれば、イリーガル報酬上がんのかな?」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「どうだろう。きちんと免許がなきゃ……」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「ま、それは置いといて 」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「ほれ、リーナ 」何かを促す
    天羽リーナ: 「ありがとう、なのです」
    世田花 史郎: 「えっ、あ~…」
    世田花 史郎: こっちはこっちでUGNのこの人らには守ってもらってるしな……とか
    世田花 史郎: なんか言おうとしたけど
    世田花 史郎: 「おう」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「………… 」その様子を見ていたが
    エレナ・ウィンキィティベル: ぐっと両手を握り胸の前で構える。気合いのポーズ
    エレナ・ウィンキィティベル: 「が、がんばりましょう! 準備はいいですね! 」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「なるべく……いい感じにお願いします! がんばるぞっ 」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「お……おーっ 」小さく
    世田花 史郎: 「おお~っ」扉の向こうの誰かにバレないように、こちらもちょっと声を抑えて
    世田花 史郎: もうバレてるかもしれないが……
    天羽リーナ: 「おー……?」
    堺 俊博: 「少し見てない間にすっかり仲良くなったね君たち」
    堺 俊博: 三人が気合を入れているところに、展示物やら機材やら机やらを手も触れずに動かし、来た道にドカドカと詰め込んでバリケードを作り終えて顔を出した。
    堺 俊博: 「……ふーん?」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「な、なんですか」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「仲間に入れて欲しいなら大人しくそういえばいいのに……」
    堺 俊博: 「丁重に辞退するよ」
    世田花 史郎: 「おいおいこういうノリは大事だぜ~?ほれ、あんたも」
    世田花 史郎: 「ほれっ」
    堺 俊博: 「いいのかい割り込んで? 折角の両手に花に」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「おっ、お誘い? じゃ、わたしがキミの花になろうかな」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「混じっとこうよ、士気の面じゃ大事だよ 」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「やるぞ、エイオーッ 」
    堺 俊博: 正面からこういわれちゃ敵わない。諦めて一拍遅れてから「おーっ」と拳を上げることにした。
    エレナ・ウィンキィティベル: 「フフ…… 」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「いくぞ! 」一歩踏み出し……
    エレナ・ウィンキィティベル: するりと後ろに回り込んで、史郎くんをどしどしと押し出していく!
    GM: 負けるな!Ψ市!命運は……
    GM: キミたちのてにかかっている!!!
    GM:



    GM: シーンカット!ロイスの取得が可能だよ。
    天羽リーナ: うおー取得!
    世田花 史郎  ◯連帯感/無関心

    世田花 史郎: 「天羽 リーナ」にロイス取得。〇P:信用、有為/N:不安。
    system: [ 天羽リーナ ] ロイス : 4 → 5
    世田花 史郎: し、師匠……
    世田花 史郎: 師匠……!
    世田花 史郎: 「辻波 海」にロイス取得。〇P:信用、有為/N:隔意。
    system: [ 世田花 史郎 ] ロイス : 4 → 6
    世田花 史郎: 以上で!
    GM:

    クライマックス


    GM: クライマックスフェイズ!
    GM: PCは全員登場!各自登場侵蝕をロールせよ!
    堺 俊博: 1d10 (1D10) > 5
    system: [ 堺 俊博 ] 侵蝕率 : 83 → 88
    天羽リーナ: 95+1D10 とーじょー (95+1D10) > 95+8[8] > 103
    世田花 史郎: 1d10+90 (1D10+90) > 7[7]+90 > 97
    system: [ 天羽リーナ ] 侵蝕率 : 95 → 103
    system: [ 世田花 史郎 ] 侵蝕 : 90 → 97
    GM: ──────
    ────
    ──

    GM: そのようにして。
    GM: キミ達は敵の占拠する施設内を突破し、未だ足を踏み入れていない唯一の階層、最上階へと足を踏み入れました。
    GM: ば、むんっ──やや老朽化した、軋む音が両開きの扉から鳴り響き
    GM: キミたちを迎えるのは、チカチカと弱々しい光を放つ、数機の蛍光灯、そして──
    “ジャウザハル”: 背を向け、佇む男の姿。 細身の身体はされど矮躯にあらず。
    “ジャウザハル”: 爛々とした生気が漲っている。 肉食獣めいた男。
    “ジャウザハル”: 「──── 」ゆっくりと、その身を翻し
    “ジャウザハル”: 「討取(とっ)たな、”ディエトハ”を 」
    堺 俊博: 「ご愁傷様です」
    堺 俊博: その男が立っているという事実を除けば、何の変哲もない光景だっただろう。
    張り詰める空気、満ちる意志――――あるいは、殺気か。

    堺 俊博: その中を、散歩のような軽い足取りで歩み寄り、声の届く程度の距離で足を止める。
    堺 俊博: 「オーヴァードなんでもしかしたら爆発四散してもどっかで生きてんじゃないかと思ってましたけど、まあジャウザハルさんがそう言うんでしたら死んじゃったんでしょうね」
    堺 俊博: つっても、こっちも死ぬとこだったんでお相子ってことで。
    空に手刀を立てて会釈を一つ。

    “ジャウザハル”: 「ググ、グッ……」唸り声に似た、絞り出すような笑声。
    エレナ・ウィンキィティベル: 扉からそっとおっかなびっくり顔を出す。
    “ジャウザハル”: 「思い違いをしているようだな──若き戦士 」
    “ジャウザハル”: 「名誉を涙で汚すは、折れた牙への侮辱なれば。 我等はそれを悼むことはしない 」
    “ジャウザハル”: 「その勇気に、敬意を 」半月めいて口角
    堺 俊博: 「北欧神話みたいな死生観してますね」
    堺 俊博: 「んじゃまあ、この場合は……強かったです、ってのが手向けには最適かな」
    “ジャウザハル”: 「ググ── 」
    “ジャウザハル”: 「だが、だがよ。 “ブラックサンダー”、と言ったな 」
    “ジャウザハル”: 「楯突くとは思わなんだ。 『星見の者(スターゲイザー)』をオレの元に、とは 」
    “ジャウザハル”: 「オレの喉元に差し向けよ、という伝に非ず。 ググ、グッ…… 」
    “ジャウザハル”: 「良い戦士の目だ。 そうでなくてはな! 」
    堺 俊博: 「あぁ、もうそういう扱いなんですか。まあディエトハさんやっちゃいましたしね、俺としてはまだ保留のつもりだったんですけど」
    堺 俊博: 「俺はジャウザハルさんの手下になった覚えはありませんけど、別にまだそっちにつくのも全然ナシじゃないくらいには思ってますよ」
    堺 俊博: ちら、と背後に一瞥を向ける。
    世田花史郎、天羽リーナ、辻並海、そして……エレナ・ウィンキィティベル。

    堺 俊博: 「まあでもハッキリさせとかなきゃいけませんよね。彼らも気になってると思いますし、いくつか聞かせてもらっても?」
    “ジャウザハル”: 「座興だ、続けろ 」促し
    堺 俊博: どーも、微笑する。
    堺 俊博: 「率直に、あの千年に一度の美少女ヒロイン追いかけ回す理由、なんかあります?」
    “ジャウザハル”: 「千年…… 」
    堺 俊博: 「あれ、一億年だっけ。おーい、合ってる~?」 振り返り
    エレナ・ウィンキィティベル: 「!!!」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「こ、こここっ」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「こっちに振らないでくださいよ!」
    “ジャウザハル”: 「──── 」
    堺 俊博: 「君が自称したんじゃないの」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「ぎゃっ目が合った!ごめんなさい食べないで許してくださいすいません! 」どむどむ、と史郎くんを盾にして突き出しながら前身
    “ジャウザハル”: 「………… 」
    世田花 史郎: 「う、うおお」
    世田花 史郎: 「おいおい、な~に今更弱気になってんだ。お前が始めたなんとか~だろ」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「で、でも〜……」ぎゅむ
    世田花 史郎: 「……んで。答えてくれよおっさん。俺もちょっと気になるからよ」堺さんの問いの答えを聞く構え
    “ジャウザハル”: 「”星見の者(スターゲイザー)”は、オレと知己でな 」
    “ジャウザハル”: 「交わしたことがある。ノートルダム、FH── 」
    “ジャウザハル”: 「他勢力と対抗する力を得るべく、『牙』と『翼』を統合し、さすらば── 」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「(そろそろ仲良くしない?ってことかな )」
    世田花 史郎: 「(知己……そういやそんな話も……)」
    “ジャウザハル”: 「我等の繁栄、永く久しく。 」
    “ジャウザハル”: 「オレ達、『牙(ヴォルチャ)』は……確かに、貴様等と同じ『獣擬き』ではあるが 」
    “ジャウザハル”: 「魔術師として『盃』を受けたその日から、癒えぬ呪いに戒められるのだ。 オレの身体も、そう長くは持たぬ 」
    “ジャウザハル”: 「故に──その身の縛りを抜け出す法を持つ、『大達人』の誘いは都合が良かった 」グググ…と低い唸り声
    “ジャウザハル”: 「だが──様子を見るに、『星見の者(スターゲイザー)』は 」
    “ジャウザハル”: 「仕損じたな、ならば 」
    “ジャウザハル”: 「その身、オレが貰い受けても構わぬな──グ、ググッ! 」
    世田花 史郎: 「お」
    堺 俊博: 「あ~、そういう。敵討ちとかじゃなく」
    なるほどね、と納得はした。

    “ジャウザハル”: 「グググ──グハッ!」腹の底から出るような
    世田花 史郎: 「お前もかよォ!!??」
    天羽リーナ: 《声無き声》
    「(……ししょー。この人何を言ってるのかよく分からないのです。隙を見つけて、やるべきでしょうか)」

    “ジャウザハル”: 「術式が刻まれているはずだ。 その躯には── 」エレナを指差し。 長く鋭い爪先で
    “ジャウザハル”: 「それを持って、肉体を簒奪せしめる! なれど── 」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「(アリだね、気分よく喋ってるし)」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「(アンブッシュも有効なら狙った方がいいかもな )」こっそり
    “ジャウザハル”: 「『翼』を捥ぐようなことはせぬ。 オレの身体を、新たに産み落とす母として、永遠の繁栄を迎えよう 」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「きっ 」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「き!きしょい!」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「魔術師ってダメなんですよ!倫理観が……ない!」
    堺 俊博: 「わぁ、直球」
    堺 俊博: 「その魔術師の巣で育てられた君がどこで倫理観養ったのかはちょっと気になるけどね」
    世田花 史郎: 「まぁ……キモい云々は置いといて。ようは死にたくねぇから他人の身体に乗り換えたいっつう話だろ」
    世田花 史郎: 「わからなくはねぇがな。俺もその立場だったらやらねぇとは言えないし」
    世田花 史郎: 「でもま……乗っ取られる側になるって話なら」ちらと、エレナさんのほうに振り返って
    世田花 史郎: 「死んでも嫌だね。なぁ?」
    天羽リーナ: 「……。」気を漏らさぬよう、戦闘態勢を整える。いつでも行けるぞ。の合図
    エレナ・ウィンキィティベル: いーっ、と舌を突き出して
    エレナ・ウィンキィティベル: 「そ、そうです! 私が失われるのは、まさしくえっと」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「……そう、世界の損失ですよ! そうでしょ!」
    “ジャウザハル”: 「良い、ならば 」
    “ジャウザハル”: 「その身を以て、跳ね除けて見せる事だ。 オレは── 」
    “ジャウザハル”: 「『古牙(ヴォルチャ・スタヤ)』、”ジャウザハル”! 」
    “ジャウザハル”: 「『星貪り、ジャウザハル』! 」両腕を広げる、戦闘態勢!
    堺 俊博: あ、なんかもうノリノリで始める気満々だなこれ。別に俺の世界からエレナちゃんが失われても何も損失ないんですけどとか言うべきか迷ってたら流れがそっち行っちゃった。やるしかないかなーもう。
    堺 俊博: 「通りすがりのUGNイリーガル、“ブラックサンダー”堺俊博」
    堺 俊博: 「俺、話最後まで聞かない人は嫌いなんで」
    やるなら手加減しませんよ、っと。

    世田花 史郎: 「……俺は世田花。”噂好きの友人”世田花 史郎だ」
    世田花 史郎: 「この街で暴れた悪党がど~なるか。わかるようになるまで教えてやるよ!」……と言ってもまぁ
    世田花 史郎: 「……やっちまいな!UGN!」
    世田花 史郎: 戦うのは俺じゃないんだけど!
    “ウィキィ” 辻波 海: 「……”フェ・デ・ネージュ”」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「やれるね、いつも通りに 」奥から
    天羽リーナ: 「はいです。"アレ"を使うのです。…一瞬で。終わらせるのです」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「……! 」
    エレナ・ウィンキィティベル: ぐっと両手で、ランタンを抱え込んで
    エレナ・ウィンキィティベル: 「わ、私……私達は負けません!」
    GM:

    GM: “ジャウザハル”が放つ殺気に呼応して、キミたちのレネゲイドが活性化する!
    GM: 衝動判定です!難易度9!
    GM: 対処せよ!
    堺 俊博: 6dx10+1>=9 (6DX10+1>=9) > 10[7,8,9,9,10,10]+8[2,8]+1 > 19 > 成功
    堺 俊博: 2d10 (2D10) > 11[3,8] > 11
    system: [ 堺 俊博 ] 侵蝕率 : 88 → 99
    天羽リーナ: スティールマインドの力を見せるとき…ダイスが2個増える
    天羽リーナ:
    天羽リーナ: 7dx10>=9 (7DX10>=9) > 10[2,2,6,7,7,8,10]+8[8] > 18 > 成功
    天羽リーナ: 103+1D10 とーじょー (103+1D10) > 103+9[9] > 112
    天羽リーナ: 1D10 ついか (1D10) > 9
    system: [ 天羽リーナ ] 侵蝕率 : 103 → 121
    世田花 史郎: 失敗したくない………ので!
    世田花 史郎: オート
    「D:潜伏者(交渉)」
    判定直前に使用、達成値+5(交渉の場合+10)。

    世田花 史郎: 最後の1回!
    世田花 史郎: 4dx+5>=9 (4DX10+5>=9) > 10[1,7,7,10]+7[7]+5 > 22 > 成功
    世田花 史郎: 2d10+97 (2D10+97) > 8[1,7]+97 > 105
    system: [ 世田花 史郎 ] 侵蝕 : 97 → 105
    GM: ────
    GM: という訳で、クライマックス戦闘です!
    GM: 戦闘終了条件は、キミたち全員の死亡、もしくは”ジャウザハル”の戦闘不能!
    “ジャウザハル”[6]

    (10m)

    世田花 史郎[11] 堺 俊博 [8] 天羽 リーナ[4]

    GM: いまのエンゲージは、こう!
    GM: ということで…
    GM: もってきて…と、あっそうだ
    GM: キミ達と同じエンゲージに、エレナちゃんもいます。
    世田花 史郎: なんと!
    GM: いまのところ、なにかするわけじゃないけど……
    GM: では気を取り直して、セットアップ!
    堺 俊博: ないよ、今後もない
    世田花 史郎: セットアップ
    「限界突破2」
    ラウンド間、「ラウンド1回」のエフェクトひとつの使用可能回数を2回にする。
    「力の法則」を指定。
    侵蝕率3上昇。

    system: [ 世田花 史郎 ] 侵蝕 : 105 → 108
    天羽リーナ: なしっ
    GM: リーナちゃんはあるかな?
    GM: なし!
    “ジャウザハル”: オレ!
    “ジャウザハル”: 《破滅の足音》を宣言します。
    “ジャウザハル”: 解説:このEロイスが使用された場合、対象となったキャラクターはこのEロイスが使用されてラウンドから、1D+1ラウンド後のクリンナッププロセスに自動的に戦闘不能となる。
    “ジャウザハル”: 対象は、シーンにいるオレを除いたみんな!
    エレナ・ウィンキィティベル: み、みんな…ひどい!
    “ジャウザハル”: エレナちゃんもだよ
    世田花 史郎: やめろーっ!
    “ジャウザハル”: 1D+1 (1D10+1) > 5[5]+1 > 6
    “ジャウザハル”: 6ラウンド目!ククク……怯えるがいい……
    “ジャウザハル”: 恐ろしいか?
    堺 俊博: な、なんて恐ろしいEロイスなんだ……!
    GM: では…
    GM: イニシアチブ!
    GM: まずは行動値11!史郎くんから!
    GM: 行動を宣言せよ!
    世田花 史郎: はい!ええとどうしようマイナー……
    世田花 史郎: ……マイナーなし!
    世田花 史郎: メジャー
    『街談巷説ギガマウス』
    「エンジェルヴォイス4」「風の渡し手3」「導きの華6」「光り射す場所2」
    対象4体、射程視界。
    対象が次に行うメジャーアクションの判定ダイス+4、達成値+17、C値-1(下限値6)。
    侵蝕率13上昇。

    世田花 史郎: 対象は自身含むPC全員と……
    世田花 史郎: エレナさん!一応対象に!
    system: [ 世田花 史郎 ] 侵蝕 : 108 → 121
    GM: オーライ!
    GM: 演出せよ!
    世田花 史郎: 「あの天才美少女のいう通りだぜ、おっさん。魔術師だか遺産継承者だかなんだか知らね―が……」ニヤと笑んで、一歩前へ。
    世田花 史郎: ……『嘘から出た真』___その能力はただ単に出鱈目を実現すること”ではない”。
    世田花 史郎: 口にした言葉の、自らが『望んだこと』を現実に定着させ、近しい結果を引き寄せる。それが嘘と見破られない限り、事象は徐々に妄言に近づいていく。
    世田花 史郎: 「てめーみてぇな悪党に、Ψ市UGNは___俺達は」
    世田花 史郎: あなたがこの嘘つきの言葉を、少しでも信じてくれるなら。それは
    世田花 史郎: あなたの勝利を約束する、祝福となる。
    世田花 史郎: 「___負けねぇ!」
    GM: イニシアチブ!
    GM: 行動値8!堺くんの手番!
    堺 俊博: 「いいね、悪くない啖呵だ。乗り気になって来たよ」
    堺 俊博: マイナーアクションで戦闘移動してジャウザハルにエンゲージ
    “ジャウザハル”: しゃあこい!
    堺 俊博: 【白い鴉の証明】80%《コンセントレイト》2+《黒の鉄槌》1+《黒星の門》1+《雷神の槌》5+《サンダーストーム》+《黒の咆哮》3:命中7dx8+4 攻撃力22+3d10 侵蝕15
    堺 俊博: 『街談巷説ギガマウス』で対象メジャーアクションの判定ダイス+4、達成値+17、C値-1(下限値6)
    堺 俊博: 13dx7+4+17 対象は当然ジャウザハル (13DX7+21) > 10[2,2,2,3,3,4,5,5,6,6,6,9,9]+10[8,9]+10[9,10]+10[8,8]+5[5,5]+21 > 66
    “ジャウザハル”: でかい!
    “ジャウザハル”: そですね、今これやっても…かなりショボイんだけど
    “ジャウザハル”: せっかく近くにいるしやっておこう。
    “ジャウザハル”: 《復讐の刃》!リアクションの直前に宣言することで、リアクションを放棄して白兵攻撃を行います!
    堺 俊博: なにっ!?
    “ジャウザハル”: 14DX (14DX7+6) > 10[1,1,1,2,4,4,4,7,8,8,8,9,10,10]+10[1,2,5,6,8,9,10]+10[5,6,8]+5[5]+6 > 41
    “ジャウザハル”: ダメージを先に出しな!
    世田花 史郎: オート
    『モア・ライ』
    「力の法則4」
    対象が行う攻撃のダメージに+5d10。
    侵蝕率4上昇。対象は堺さん

    system: [ 世田花 史郎 ] 侵蝕 : 121 → 125
    堺 俊博: 22+3d10+7d10+5d10 装甲もガードも有効だよ (22+3D10+7D10+5D10) > 22+19[10,6,3]+40[5,3,8,3,8,3,10]+37[4,9,7,8,9] > 118
    “ジャウザハル”: 5D-5 (5D10-5) > 19[6,6,3,2,2]-5 > 14
    “ジャウザハル”: 14ダメージを喰らいなさい!
    堺 俊博: うけまーす
    system: [ 堺 俊博 ] HP : 26 → 12
    “ジャウザハル”: オレもダメージを受ける!中々痛いぞ
    GM: 演出せよ!
    堺 俊博: 軽く膝を曲げて体を沈ませた次の瞬間、地を蹴り痩躯は風の如く彼我の距離を詰める。
    堺 俊博: 発電細胞が稼働し、全身に電気を帯びる。およそ尋常の生物ならば触れるだけで焼き尽くされるような、力の奔流。
    それらは周辺に無差別に放たれることなく……体表から僅かに離れた時点で消失した。

    堺 俊博: 飲み込まれるのだ、捻じ曲げられた空間に。
    持ち上げた指先が虚空を示す。ジャウザハルへと向けられたその指先は静寂を保ったまま。

    堺 俊博: 周囲に浮かぶ漆黒の魔眼が存在を示した直後。
    暗黒の亜空間を経由し、ジャウザハルの体内から。
    1億ボルトの電圧を持ち1ギガジュールにも及ぶエネルギーの塊――――すなわち、雷が。
    轟く。黒い閃光を瞬かせ、肉を焼き骨を焦がし炸裂する!

    世田花 史郎: 「___ハッ」
    世田花 史郎: 「『なぁ知ってるか~!?』」
    世田花 史郎: 瞬間、声を張る。口を動かす。舌を回す。
    世田花 史郎: 「雷の電圧って1億ボルトくらいらしいけどよ~、そいつの雷は」
    世田花 史郎: 「『“ブラックサンダー“の雷は!!100億あるらしいぜ~!!??』」
    世田花 史郎: 真偽は不明。だが___『不明』だからこそ。『否定されない』からこそ
    世田花 史郎: その言葉はやがて現実になる。現実へと近づいていく。
    堺 俊博: 「測ったことないけどね、けど……今日は調子がいいかな!」
    まあ、知らないけど。

    “ジャウザハル”: 「ヌ 」目を見開き
    “ジャウザハル”: 「グ、オオオーッ──────! 」有り余る大放電、それをその身で受け
    GM: ──ジッ
    GM: い、いいいいいっ!
    GM: コンクリートの床面を、5本の線が疾駆する。 キミの身体を貫き、遥か背後の貯水槽に傷跡を残し
    GM: 静止する。 狼の爪痕!
    “ジャウザハル”: 「グッ──グ、グッ 」その身はやはり、仮初の姿だ。 よりおぞましい、別のそれを隠している。
    堺 俊博: 「っ――――!?」
    真っ白いシャツに、五条の深紅が刻まれる。鮮血が吹き、血風が舞う。

    堺 俊博: 「いや……まぁ、一筋縄でいくとは思ってませんでしたけどね。予想以上かな」
    堺 俊博: ぼたぼたと血を流す傷口を軽く撫でると、瞬く間に出血は止まってしまった。
    獣擬き……オーヴァードは、そうやすやすとは死なない。とはいえ。

    堺 俊博: 「あんまりやりあうのは気が進まないですね。一応、俺はこれでも不義理だとは思ってますし」
    堺 俊博: だって、と言葉を続ける。手についた血糊を振り払い。

    「そこのエレナちゃん、目的はどうであれ『凪の銀海』に面倒見てもらってたわけじゃないですか。儀式の要なんだし、まあ待遇よかったでしょうしね。だってのに儀式はおじゃんにするわ、翼の首領はお陀仏にするわ、だいぶ恩知らずじゃないですか」

    “ジャウザハル”: 「ク、ク、ク 」
    “ジャウザハル”: 「ならば、何故 その傍に立つ? 」
    堺 俊博: 「そりゃ話聞かねえで仕掛けてきたジャウザハルさんが悪いでしょ。あと」
    堺 俊博: 「ここ日本なんで、どういう理由があっても子供イジメてると大人は怒るもんなんですよね」
    “ジャウザハル”: 「それで良い! 」
    GM: では、イニシアチブ──
    “ジャウザハル”: はい!
    “ジャウザハル”: 《自在なる斥力》、対象は”ブラックサンダー”
    “ジャウザハル”: この効果により、10メートルほど対象を移動させます。 オラ!
    “ジャウザハル”: 史郎くん達のエンゲージに戻れ!
    堺 俊博: 折角分けたエンゲージがひとまとまりにされちまう~~!
    “ジャウザハル”: ひいんっ、風きり音と共に右手がぶれる。
    “ジャウザハル”: キミにはわかるだろう、たとえ目視できないのだとしても──キミの身体を、爪先が捉え──後方に吹き飛ばそうと迫る!
    堺 俊博: 「うお――――っとぉ!?」
    “ジャウザハル”: 「我等に言葉は不要ず! 」
    “ジャウザハル”: 「怒り、赫怒! 闘争の理由としてこれ以上のものは無いぞ!」
    “ジャウザハル”: 「ク、ク、ク!」
    堺 俊博: 不可視の衝撃……知覚できない以上は漠然とした予兆で防御姿勢を取ることくらいしかできず。
    傷を受けることはなかったものの、衝撃をもろに浴び、押し返される。

    堺 俊博: 「すいませんね、俺は結構感情に理由求めたい派ですし、闘争は実利でやる主義です」
    堺 俊博: 「ま……正当防衛は理由にしちゃ十分ですかね」
    エレナ・ウィンキィティベル : 「……!」
    エレナ・ウィンキィティベル : 「(だ、大丈夫ですか……じゃ、じゃない!)」
    GM: イニシアチブ……
    system: [ 堺 俊博 ] 侵蝕率 : 99 → 114
    GM: 6、”ジャウザハル”……
    エレナ・ウィンキィティベル : はい!はいはい!
    エレナ・ウィンキィティベル : 私も仲間に入れてください!
    GM: あ、じゃあ……行動値8のエレナちゃん!
    エレナ・ウィンキィティベル : はい!
    エレナ・ウィンキィティベル : いきます!マイナーアクションを放棄!
    エレナ・ウィンキィティベル : メジャーアクション!
    エレナ・ウィンキィティベル : コンボ:【劫夜を航る(エドブルガ)】
    エレナ・ウィンキィティベル : 《死神の瞳》《悪魔の影》《縛鎖の空間》《プレディクション》
    解説:この攻撃が命中した対象は次の攻撃に対してリアクションが行えず、バッドステータスの重圧と放心を受け次の攻撃で受けるダメージを+6D。 この攻撃に対して、対象はドッジを行えない。

    エレナ・ウィンキィティベル : 対象はジャウザハルさん!
    エレナ・ウィンキィティベル : 11DX9+17 (11DX9+17) > 10[1,2,2,3,5,5,7,7,7,7,10]+8[8]+17 > 35
    “ジャウザハル”: ガードします…ドッジできないから……
    エレナ・ウィンキィティベル : では諸々受けてください!
    エレナ・ウィンキィティベル : 雷光が染めた地平、その傍らで
    エレナ・ウィンキィティベル : 『El Eth Pulum 』《天光より、黒金、灰掴み》
    エレナ・ウィンキィティベル : 呪文を紡ぐ。 世界に働きかけるレネゲイド、とりわけオリジン:レジェンド種のそれを、短期的に目覚めさせるための事象圧縮
    エレナ・ウィンキィティベル : 『Mal Vex Gul── 』《星見の瞳より、忌み獣へ──》
    エレナ・ウィンキィティベル : 『Amn Sol Shael! 』《冷たい腕、途絶え火の翼、きたれ! 》
    エレナ・ウィンキィティベル: キラリ、極光が辺りを染める!
    GM: 『ヴィンウィムティルィンの秘鏡』、『凪の銀海』が所有していたその『遺物』は
    GM: 人の身にそぐわぬ衝動、異形の身体を肉体から引き剥がし、四散封印する『浄化の秘跡』であり
    GM: UGNが、彼女との交換条件に指定したものだ。 ジャーム化への、新たなアプローチ──それは
    エレナ・ウィンキィティベル: 「ええい!大人しくなれ!なれ!」彼女が本当に、その力を引き出せているのかは……わからないのだが
    “ジャウザハル”: 「ぬ、おおっ……! 」戦闘においての優位性は、少なくとももたらされている!
    GM: イニシアチブ……
    GM: 6!”ジャウザハル”!
    “ジャウザハル”: わかりました!
    “ジャウザハル”: マイナーアクション!
    “ジャウザハル”: えっと…重圧は解除したいから……
    “ジャウザハル”: それをマイナーアクション使って解除します。
    “ジャウザハル”: メジャーアクション!
    “ジャウザハル”: 《コンセントレイト:バロール》《魔獣の本能》《魔獣の衝撃》《インビジブルハンド》《鮮血の網》
    解説:範囲(選択)を対象とするRC攻撃! 命中した対象の飛行状態を解除し、バッドステータスの硬直を付与!

    “ジャウザハル”: 対象は史郎くん、リーナちゃん、堺さん!
    “ジャウザハル”: 16DX7+6 (16DX7+6) > 10[1,1,1,2,3,3,3,3,4,4,5,5,6,6,8,8]+5[1,5]+6 > 21
    “ジャウザハル”: 対処せよ!
    世田花 史郎: だめもとドッジ!
    天羽リーナ: 耐えるといいなガード
    世田花 史郎: 4dx+1>=21 (4DX10+1>=21) > 10[2,5,5,10]+2[2]+1 > 13 > 失敗
    堺 俊博: ドッジしとくか、ワンチャン避けれそう
    世田花 史郎: うげげ
    堺 俊博: 6dx10+1>=21 (6DX10+1>=21) > 8[1,4,4,7,7,8]+1 > 9 > 失敗
    堺 俊博: まあそうはいきませんよね
    “ジャウザハル”: 全員命中!ではそのダメージロールの直前
    “ジャウザハル”: ……とおもったけど、いいや。倒せるだろ……
    “ジャウザハル”: 3D+10 (3D10+10) > 22[8,5,9]+10 > 32
    “ジャウザハル”: 装甲有効!
    世田花 史郎: 当然死……
    天羽リーナ: 32-12-1=19!耐え!
    system: [ 世田花 史郎 ] HP : 12 → 0
    system: [ 天羽リーナ ] HP : 24 → 5
    堺 俊博: ロイスを昇華して戦闘不能を回復
    ”ジャウザハル” 〇好奇心/無関心→昇華
    「もうだいたい分かったんで興味なくなりました。お疲れ様」

    system: [ 堺 俊博 ] HP : 12 → 11
    system: [ 堺 俊博 ] ロイス : 5 → 4
    世田花 史郎: ごめん師匠……!「辻波 海」のロイスを昇華、復活します
    system: [ 世田花 史郎 ] HP : 0 → 11
    system: [ 世田花 史郎 ] ロイス : 6 → 5
    “ジャウザハル”: では、ここかな。《夜魔の領域》を宣言し、行動値0になりながら未行動に。
    “ジャウザハル”: 「グ── 」戒めを振り払うように、大きく右腕を振り上げ
    “ジャウザハル”: 「ルオォッ!」ガチリ!爪を立てて、引き裂くように振り下ろす!
    “ジャウザハル”: 瞬間──バ、アンッ!
    “ジャウザハル”: コンクリートの地面に皹が走る! 巨大な質量をそのまま叩きつけたような衝撃が、キミたちを撫ぜて
    “ジャウザハル”: 挽きつぶすように圧力が生じる!
    世田花 史郎: 「あん?___」届かないだろ、と口にする暇もなく
    世田花 史郎: 不可視の爪によって潰され、不自然な挙動でその身体が地面にめり込んだ。
    堺 俊博: 「ぐぁ、っ……これ、キツ……!」
    堺 俊博: 巨大な重圧に膝をを折り、地についたそこからさらに下へと押し込められる。身体が軋み、骨が折れ、内臓がいくつか傷ついたか。口の端から血の滴が伝った。
    天羽リーナ: 「ッ……!」咄嗟に、この身には不釣合いかもしれない…盾を構え……。耐えた。何とか、立ってはいるが…次は、無い。そう判断できる。
    エレナ・ウィンキィティベル : 「うっ…… 」
    エレナ・ウィンキィティベル : 「な、なんで……私もあなたに立ち向かって、楯突いてるんですよ!」
    エレナ・ウィンキィティベル : 「私をトロフィーみたいにしないで! 剣を向ける、戦士としてあ、あつかってください!」
    “ジャウザハル”: 「……グ、ググッ! 」
    エレナ・ウィンキィティベル : 怖いけど、それよりも大事なのは
    エレナ・ウィンキィティベル : 少なからず、私の事を見てくれた人たちと一緒にいたい。それが全てだ
    “ジャウザハル”: 「……その意気、善し!」
    世田花 史郎: 「……くっ」陥没した屋上の床から這い出して
    世田花 史郎: 「へへっ……そう言うなよエレナ。今のは俺達にとっちゃあラッキーで、あいつにとっちゃあミスだぜ」
    世田花 史郎: 「舐めプしたこと後悔させてやろうぜ。イケメン大学生、天羽、あんたらもまだまだやれるだろ?」
    堺 俊博: 「いや結構キツ……ああうん、分かってるよ。まだ死んでないからね、折れちゃいないよ。俺はね」
    堺 俊博: 「小鳥ちゃんはどうかな? もう帰りたくなって来たりしてない?」
    天羽リーナ: 「お二人がよくわからないお話をしている間……待ちくたびれたのですよ」
    天羽リーナ: 「さっさと倒して…帰るのです。日常に」
    エレナ・ウィンキィティベル: 「は、はい! 」
    GM: イニシアチブ…4!
    GM: リーナちゃんの手番!行動を宣言せよ!
    天羽リーナ: やっときた~まってたよ~
    マイナーで硬直を回復しておくよ

    天羽リーナ: 「全力で、いくのです。」目を閉じる。自身のレネゲイドを増幅、集中させてゆく……
    天羽リーナ: メジャー
    アタックプログラム:オーバーロード『Α(アルファ)』
    《コンセントレイト:ソラリス》3→5+《絶対の恐怖》2→4+《アニマルアタック》5→7+《アニマルテイマー》4→6+《オーバードーズ》2

    天羽リーナ: 対象は、“ジャウザハル”
    GM: こい!
    天羽リーナ: (5+3+6+4)dx6+11+17 (18DX6+28) > 10[1,1,3,3,3,4,4,4,4,4,4,5,5,5,6,9,9,10]+10[1,1,5,9]+10[10]+5[5]+28 > 63
    “ジャウザハル”: ガード!《魔人の盾》……
    “ジャウザハル”: と、いきたいのだが、リアクションが行えない!
    “ジャウザハル”: そのまま命中します!ダメージを出せ!
    天羽リーナ: 先ほどのエレナの効果で7+6D!
    天羽リーナ: 13D10+32 (13D10+32) > 68[1,1,5,8,9,9,4,2,6,4,6,4,9]+32 > 100
    “ジャウザハル”: ぎゃっ、装甲無視ですよね
    天羽リーナ: あ、装甲無視です
    “ジャウザハル”: 倒れます!残りHPは82
    “ジャウザハル”: なので…《魔獣の証》を宣言。 戦闘不能を回復し、HPを30回復します。
    GM: 演出せよ!
    天羽リーナ: 「……散れ」目を開くと同時 纏う気が変わる。
    天羽リーナ: 無数の白い羽根が舞う
    天羽リーナ: ただ、”ディエトハ”の時とは違う。まるで刃のように光り輝く羽。その数も遥かに上回る。
    限界を超えた幻覚……それは具現化し、対象者“ジャウザハル”以外も目視できる程に

    天羽リーナ: その刃は味方は綺麗に通り抜け…全方位から、“ジャウザハル”を切り刻む!
    system: [ 天羽リーナ ] 侵蝕率 : 121 → 136
    system: [ 天羽リーナ ] オーバードーズ : 2 → 1
    “ジャウザハル”: 「……ッ! 」
    “ジャウザハル”: 「こ、れは── 」現実に起きた事象ではない、そう言い切ることが出来た
    “ジャウザハル”: 本当に? その身は現に、風よりもなお軽い羽刃に切り刻まれている。
    “ジャウザハル”: 「──見事だ、グッ 」血反吐を吐く。 暗闇の中、光る眼がキミを射抜く
    “ジャウザハル”: 「護るべきものが在る、兵(つわもの)の気迫──良き師を持った戦士と見えるが 」
    “ジャウザハル”: 「グ、クグッ…… 致し方あるまい 」だ、んっ。
    “ジャウザハル”: 強く、地を踏みしめて。
    “ジャウザハル”: 「今こそ見せよう、我が 」
    “ジャウザハル”: 「──威容を!」
    天羽リーナ: バチッー天羽の身体に電撃なようなものが走る。纏う気も元に戻り…
    「まだ完全には…制御できないですね」

    GM: イニシアチブ……
    GM: 0!
    GM: “ジャウザハル”さん!
    “ジャウザハル”: やらせてもらいます!
    “ジャウザハル”: マイナーアクション!
    “ジャウザハル”: 《完全獣化》《究極獣化》《巨神獣化》
    “ジャウザハル”: 解説:そのシーンの間、【肉体】を用いたあらゆる判定のダイスを+6、あなたの行うすべての攻撃のダメージを+3D。 装甲値を+10、このエネミーのHPを+50し、白兵攻撃の攻撃力を+10する。 この効果中、このエネミーはドッジを行えず、素手を除くアイテムを装備、使用できない。
    “ジャウザハル”: ──びきっ!
    “ジャウザハル”: その身が罅割れるような音を立てる。 ばきり、ばき……筋肉がちぎれる音、骨が繋ぎ直される音。
    “ジャウザハル”: 『Io Lum Kofal Shael 』《貫くもの、灰の巨人、黒の大虚》
    “ジャウザハル”: 獣めいた唸り声に等しいそれで、言葉を紡ぐ。
    “ジャウザハル”: 『Eld Eld Eld ──』《引き掴む腕、霜踏む爪、きたるは黒金──》
    “ジャウザハル”: 『Nef El!』《目覚めよ! 》
    GM: 瞬間──
    GM: その身が脈動する。 コンマ秒も数える間に、みるみるうちにその身体が膨れ上がり──
    GM: 新たな実像を繋ぎ合わせる。 見上げる巨体、月を喰らう威容。
    世田花 史郎: 「お、おいおい……」その姿を見上げる。頬を汗が伝う
    世田花 史郎: 「冗談きついぜ……『魔術師』……?これが……?」
    星貪り、ジャウザハル: 『グ、グッ…… 畏れたか 』その身は、獣に似た。
    “ジャウザハル”: 『畏れ、は 』天を貫く威容は正しく、山脈呑みの魔狼と呼んで差し支えない
    “ジャウザハル”: 『最も、根源に在る礼賛に等しい。 対峙する相手に抱かせるに 』
    “ジャウザハル”: 『相応しいものと、言える 』
    “ジャウザハル”: 『この姿、彼岸の手向けとして受け取るが良い! 』
    “ジャウザハル”: メジャーアクション!
    “ジャウザハル”: なんでかしらないけど、マイナーアクションのコンボに移動が付いてないから
    “ジャウザハル”: これを使わなければならないのだ。
    “ジャウザハル”: 《コンセントレイト:バロール》《瞬速の刃》《飛礫》《渇きの主》《血の宴》
    “ジャウザハル”: 射程を20メートル、対象を範囲(選択)に変更した素手による白兵攻撃!この攻撃は装甲を無視し、命中したらHPを12点回復します!
    堺 俊博: 強いですね
    “ジャウザハル”: 20DX7+11 (20DX7+11) > 10[1,1,1,1,2,2,3,4,4,5,6,7,7,8,8,8,8,8,10,10]+10[1,1,3,4,4,6,8,9,9]+6[4,4,6]+11 > 37
    “ジャウザハル”: へへへ……
    堺 俊博: 100%《時の棺》:判定を失敗させる。シナリオ1回。侵蝕10
    “ジャウザハル”: げ、げ!!!
    system: [ 堺 俊博 ] 侵蝕率 : 114 → 124
    “ジャウザハル”: そ、そんなもん隠し持ってたのかよ!
    “ジャウザハル”: この攻撃は失敗します!命拾いしたな
    “ジャウザハル”: が、んっ!
    GM: 建物が軋む。 緣を巨大な柱めいた前腕が抑えた音だ
    “ジャウザハル”: 『────グ、ルァッッ!』がっ!
    “ジャウザハル”: ざり、ざり、ざりりっ!
    “ジャウザハル”: ショベルカー、粉砕機めいて、開かれた大口が床面を削り取りながら、キミたちを飲み込もうと──
    : ばぐん。
    : 巨大な顎が閉じられ、建造物は瞬く間に瓦礫と化す。鉄筋コンクリートがコーンフレークのようなお手軽さで咀嚼され、生物などもはや跡形もなくすり潰されるだろう。
    堺 俊博: 「――――いや、あっぶな」
    堺 俊博: 星貪りが向く、その明後日の方角から声が響く。回避の暇などなかったにもかかわらず。
    “ジャウザハル”: 『────!』
    堺 俊博: 「いえーい、脱出マジック成功! ってことで拍手喝采~」
    堺 俊博: 「まあちょっと時間止めて全員担いでひいこら走ったんですけどね」
    あ、大丈夫大丈夫。モノ浮かせられるんで女の子の体重には言及しないから。

    エレナ・ウィンキィティベル : 「ア、ワワ……ワワ……」ぺちと腰を抜かして
    エレナ・ウィンキィティベル : 「い、い゛き゛て゛る゛よ゛お゛……………! 」
    エレナ・ウィンキィティベル : 己の身を抱いて
    世田花 史郎: 「お、おぉ……お?」何が起こった……?という顔で周囲を見渡し
    世田花 史郎: 堺さんと目が合った。
    世田花 史郎: 「え?魔法……?」
    堺 俊博: 「実は俺も魔術師だったんだよね」
    天羽リーナ: 「これは…バロールの…!」何が起こったのかを察し。堺さんを見る。
    堺 俊博: 「あ、はいそうでーす。嘘ですエフェクトでーす」
    堺 俊博: 「奥の手だったんだけどね。切らされちゃった」
    小さく嘆息し、首を軽く振る。

    “ジャウザハル”: 『時間──それほどの干渉力 』
    “ジャウザハル”: 『平時ではとても、できまい。 苦し紛れの奇跡の産物か 』
    堺 俊博: 「必殺技は取っておくものでしょう?」
    “ジャウザハル”: 『そうか、そうだな──グ、グッ 』
    “ジャウザハル”: 『……近いぞ、夜明けが 』地の底から響くような唸り声。 彼の命か、キミたちのそれを持って
    “ジャウザハル”: この『世界』に、朝日がもたらされる。
    “ジャウザハル”: 『ああ──昂ってきた! 』
    世田花 史郎: 「……ハッ。本当かよ?」
    世田花 史郎: 「ならさっさとぶっ倒れて、このふざけた結界解いてよ」汗か血か、頬についた液体を袖で拭って
    世田花 史郎: 「空がどーなってるか、確認させてくれや」
    “ジャウザハル”: 『グ……グ、ルルッ!』
    “ジャウザハル”: 『貴様等の命が等価だ──その下に陽の光が齎される事は』
    “ジャウザハル”: 『無い! 一切、断じて、だッ!』
    GM: クリンナップ!
    世田花 史郎: ございません!
    堺 俊博: ありません
    天羽リーナ: なし!
    “ジャウザハル”: オレもなし!
    エレナ・ウィンキィティベル : 私もないです!
    天羽リーナ: 忘れてたここでロイス取得
    “ジャウザハル” 何言ってるのです/◯倒すのです

    system: [ 天羽リーナ ] ロイス : 5 → 6
    “ジャウザハル”: 良い戦士の目だ……
    GM: 1ラウンド目、終了!
    GM: あっ、何も無いと言っていたけど
    “ジャウザハル”: オレの放心状態が解除される。 ダイスが通常通りに!
    GM: ということで、2ラウンド目、セットアップ!
    GM: 行動を宣言せよ!
    堺 俊博: ないアル
    世田花 史郎: 限界突破は……不使用!敢えて!
    天羽リーナ: ナンモナイ
    GM: オーライ!
    エレナ・ウィンキィティベル : 私もないです!
    “ジャウザハル”: オレはある…
    “ジャウザハル”: 宣言します!
    “ジャウザハル”: 《蹂躙する蹄》《進化の末脚》《進化の大爪》
    “ジャウザハル”: 解説:戦闘移動、全力移動を行った場合、そのラウンドの次に与える白兵攻撃の攻撃力を+4、ラウンド間、白兵攻撃の攻撃力を+6、行動値を+6。
    “ジャウザハル”: 行動値を12に!
    GM: では全員の宣言が終了!イニシアチブ!
    GM: 行動値12!”ジャウザハル”!
    “ジャウザハル”: わかりました!
    “ジャウザハル”: マイナーアクション!戦闘移動を宣言し
    “ジャウザハル”: PC達と同じエンゲージに移動します
    “ジャウザハル”: ちょっと寄る。
    “ジャウザハル”: では、メジャーアクション!
    “ジャウザハル”: オレは実は、エフェクトレベルがエフェクトの影響で上がっていないので…範囲攻撃はわりと品切れになりやすいのだが
    “ジャウザハル”: 《コンセントレイト:バロール》《瞬速の刃》《渇きの主》《血の宴》
    “ジャウザハル”: 対象を範囲(選択)に変更した素手による白兵攻撃!この攻撃は装甲を無視し、命中したらHPを12点回復します!
    “ジャウザハル”: 対象は、史郎くん、リーナちゃん、堺さん、あとそこのエレナ!
    “ジャウザハル”: 22DX7+11 (22DX7+11) > 10[1,2,3,3,3,3,5,5,6,6,6,7,8,8,8,8,8,9,9,9,10,10]+10[1,1,1,1,3,4,6,8,9,9,10]+10[3,8,8,10]+6[4,5,6]+11 > 47
    “ジャウザハル”: 対処せよ!
    世田花 史郎: ガードを宣言します!
    天羽リーナ: ガードしてもなHPなのでわんちゃん回避チャレンジします!
    天羽リーナ: 5dx10+1 (5DX10+1) > 10[2,3,4,10,10]+5[4,5]+1 > 16
    天羽リーナ: 失敗
    GM: なかなかやるな!
    堺 俊博: ドッジ~
    堺 俊博: 5dx10+1 (5DX10+1) > 9[4,7,8,8,9]+1 > 10
    エレナ・ウィンキィティベル : ドッジします!
    エレナ・ウィンキィティベル : 2DX+3 (2DX10+3) > 4[1,4]+3 > 7
    エレナ・ウィンキィティベル : あっ!
    世田花 史郎: あ、メインプロセスを放棄しまして エレナさんをカバーリングします~
    GM: い、いいのかい……
    世田花 史郎: だ、大丈夫!大丈夫ですよね堺さん!支援無くても!
    GM: では、ダメージ!
    “ジャウザハル”: 8D+10+10-5 (8D10+10+10-5) > 24[1,4,1,3,2,7,5,1]+10+10-5 > 39
    “ジャウザハル”: 出目が…ショボイけど
    “ジャウザハル”: 装甲無視です!
    堺 俊博: ガード値もないので死
    天羽リーナ: おなじく
    system: [ 天羽リーナ ] HP : 5 → 0
    世田花 史郎: 2倍くらって粉々に
    system: [ 世田花 史郎 ] HP : 11 → 0
    堺 俊博: エレナ・ウィンキィティベルをタイタスにして昇華。戦闘不能を回復
    天羽リーナ: "ジャウザハル"のロイス切って復活しますっ
    世田花 史郎: くそ~とても苦しい 固定ロイスのΨ市支部某チルドレンのロイス昇華、戦闘不能から復活します!
    system: [ 世田花 史郎 ] HP : 0 → 11
    system: [ 世田花 史郎 ] ロイス : 5 → 4
    system: [ 天羽リーナ ] HP : 0 → 11
    system: [ 天羽リーナ ] ロイス : 6 → 5
    “ジャウザハル”: では…
    “ジャウザハル”: 『──驚いたぞ 』
    “ジャウザハル”: 『その武練、武勇。 恐れを殺す精神 』
    “ジャウザハル”: 『素晴らしい、戦士の素養だ。 だが── 』
    “ジャウザハル”: 『オレも、そろそろ我慢が効かぬ 』
    GM: その、遠近法を失敗したかのような巨体が、高く
    GM: 空に向け、吼える。 そこに月が登らぬのは、この獣が喰らったからか──そう錯覚させるような
    GM: それを聞いた瞬間。その巨体が翻る。
    “ジャウザハル”: 薙ぎ払うような一振り。怪獣めいた威容から繰り出されるそれは
    “ジャウザハル”: それがそう視認し、認識するよりも遥かに夙く、無慈悲に命を刈り取る大爪を振るう。
    “ジャウザハル”: それは死の形をした、嵐にも等しい!
    エレナ・ウィンキィティベル : 「──来ま 」それを口に出そうとした時には、既にそれは振るわれている
    世田花 史郎: 「や、___っべぇ!!?」攻撃が来る。そう理解できていても
    世田花 史郎: あまりにもデカすぎる。走って嵐から逃げられる人間などいるはずもない。
    世田花 史郎: 避けられない___この事実を認識した直後に自らがとった行動は
    世田花 史郎: すぐ近くにいた人間を突き飛ばすように、あるいは押し倒すように。自らの身体を盾として降り注ぐ暴力の勢いを弱めることだった。
    GM: 直撃を避けようとも、威力と質量が異常だ。 砕かれた、意志を纏わぬ瓦礫すらも音速で跳び放たれる凶弾に等しい。
    エレナ・ウィンキィティベル : 「──! 」何が起こったかもわからぬ様子で、べチャリと地面に転がり
    エレナ・ウィンキィティベル : 慌てたように──この戦闘の速度では、それはあまりに緩慢なものだったが──キミを視界に捉える
    世田花 史郎: 膨大な質量、それから無数の散弾めいた瓦礫の粒を全身に受けて。一般人のそれと変わらない身体は
    世田花 史郎: 紙のように吹き飛ばされる。瞬時に肉体がバラバラにならなかったのは
    世田花 史郎: 思いのほか人体が『柔らかかった』からかもしれない。関節、筋肉、それらが辛うじて吹き飛んだ身体を五体満足のまま保っている。
    世田花 史郎: ……生死はともかく、だが。
    世田花 史郎: 「………。」ぼろ雑巾のようになっていたが、間もなく。もぞもぞと起き上がる
    世田花 史郎: 「う~いってぇ~~~……」額が切れたのか、流れた血が左目に入った。視界が良くない
    世田花 史郎: 安物のサングラスも、衝撃でどこかに飛んでったようだ。
    世田花 史郎: 「……っ、おいおい…とんでもねぇな。殺す気かよ」
    世田花 史郎: あれほどの巨躯、それに見合う質量をぶつけられれば、どれほど鍛えていても人間なんて死ぬに決まってる。
    世田花 史郎: ……まぁ
    世田花 史郎: 「『俺達は死なねぇけどな。オーヴァードだから』」再び獣を見上げ、笑みをつくった。
    エレナ・ウィンキィティベル : 「……うっ 」キミを『見つけて』、安堵するよりも
    エレナ・ウィンキィティベル : 「ーーーーっ 」自分自身が引き裂かれたように、顔を歪める。 皆そうだ、痛くないわけがない。こんなの……
    エレナ・ウィンキィティベル : それでも、ここで誰も逃げるなんて事を考えていない。
    エレナ・ウィンキィティベル : キッ、と惨劇の主を睨みつける
    世田花 史郎: 「………。」咄嗟に体当たりのようなものをかましてしまったが、どうやら無事らしい。まず一人……
    世田花 史郎: 周囲に視線を巡らせる。あとは……
    天羽リーナ: 反応する間もなく吹き飛ばされ、無言で立上がる。
    これくらいで死ぬわけがない、が、念のため自身の状態を確認し―周りを見渡す

    天羽リーナ: 後方で待機しているであろうししょー…"ウィキィ"の姿を見つけ…アイコンタクトをとる
    天羽リーナ: ―私なら。大丈夫なのです。やれるのです。 
    と。

    堺 俊博: 「いやぁ、健気だねえ」
    堺 俊博: 同じく……星貪りの巨獣が一撃を受け、爪と飛礫でボロボロになりながらフラフラ立ち上がる。
    堺 俊博: 「俺そろそろ弱音吐きたいんだけど、誰ももう無理とか言わないんだから参ったよ」
    GM: では、イニシアチブ……
    “ジャウザハル”: はい!
    “ジャウザハル”: 《レネゲイドアクセル》を宣言します。
    “ジャウザハル”: 未行動の状態となり、ラウンド間の行動値をゼロに
    “ジャウザハル”: 『ク……ググッ』くぐもった唸り声
    “ジャウザハル”: 『オレは辟易を覚え始めたぞ 潰して死なぬ、折れて曲がらぬ 』
    “ジャウザハル”: 『ならば、やはり。 喰らい潰す他あるまいな── 』大口を開け、吼える!
    GM: イニシアチブ……8は2人いるんだけど
    GM: 堺さんはエレナちゃんより先に行動したい?
    堺 俊博: 世田花くんをハンバーグにされて黙ってられるなら行動しちゃうよ
    エレナ・ウィンキィティベル : やだ!
    エレナ・ウィンキィティベル : PC達も不安よな。 エレナ、動きます。
    エレナ・ウィンキィティベル : マイナーアクションを放棄!
    エレナ・ウィンキィティベル : メジャーアクション!
    エレナ・ウィンキィティベル: コンボ:【劫夜を航る(エドブルガ)】
    エレナ・ウィンキィティベル: 《死神の瞳》《悪魔の影》《縛鎖の空間》《プレディクション》
    解説:この攻撃が命中した対象は次の攻撃に対してリアクションが行えず、バッドステータスの重圧と放心を受け次の攻撃で受けるダメージを+6D。 この攻撃に対して、対象はドッジを行えない。

    エレナ・ウィンキィティベル: 対処はジャウザハルさん、いきます
    エレナ・ウィンキィティベル: 7DX (7DX10) > 10[1,2,3,5,6,10,10]+2[2,2] > 12
    “ジャウザハル”: これ、ドッジが行えないのでそのままガードします…
    エレナ・ウィンキィティベル : では命中!
    エレナ・ウィンキィティベル : 「──っ 」
    エレナ・ウィンキィティベル : 「も、もうやだ……!ほんとに…… 」
    エレナ・ウィンキィティベル : 「海を渡ってまで、追いかけてくるな! この……」
    エレナ・ウィンキィティベル : 「スーパーストーカー! 変態! 」
    エレナ・ウィンキィティベル : ──キ、インッ
    エレナ・ウィンキィティベル : 鈴鳴りのような音が静謐に響く。
    エレナ・ウィンキィティベル : 「──もう許せません!サカイさん! 」
    エレナ・ウィンキィティベル : 「『危ないな』、ひとつ! 」
    エレナ・ウィンキィティベル : 「やってください! それが──『星』になりますから! 」
    GM: イニシアチブ……8!
    GM: “ブラックサンダー”!行動せよ!
    堺 俊博: 「……ふぅん、なるほど?」
    堺 俊博: 堺俊博は、エレナ・ウィンキィティベルが用いる魔術――正確にはエフェクトの一種ではあるだろうが――の術理などまるで知らない。
    堺 俊博: 聞きはしたが、だからと言って把握したとはとても言い難い。ので。
    堺 俊博: 「まあ下手だね」
    堺 俊博: 度重なる負傷でボサボサに乱れた前髪の隙間から巨体を見上げ、一歩前に足を運んで口を開いた。
    堺 俊博: 「なあ、ジャウザハルさんもそう思わないか?」
    “ジャウザハル”: 『クク・ク……』
    “ジャウザハル”: 『所詮は、死に損ないの悪足掻きだ。 鴉すら、それよりもっと上手く鳴く 』
    “ジャウザハル”: 『苦しまずに死ぬ事が出来るぞ、今ならば── 』
    堺 俊博: 「はは、無理無理」
    堺 俊博: 軽く笑い飛ばす。
    堺 俊博: 「アンタも言ったろ、俺達が戦士だって」
    堺 俊博: 「アンタの言う戦士は……楽に死ねるぞ、なんて文句で剣を置いてくれるような腑抜けのことを指してるのか?」
    堺 俊博: 下手だね、どうも。いや全く……
    堺 俊博: 「ディエトハさんは分かってたよ、俺達は……オーヴァードは、心を折るまで死なない」
    堺 俊博: 「アンタは下手だ、そんなんじゃまるで折れやしない」
    “ジャウザハル”: 『あくまでも── 』ガリッ、と牙を擦り合わせる音
    “ジャウザハル”: 『己を”星”と宣うか。 “星”が自らの道を外れるには 』
    “ジャウザハル”: 「互いにぶつかり合い、衝突するより他無し。 一方を砕き、一つが残る── 」
    “ジャウザハル”: 『お前もそうだと? ク、クク…… 』
    “ジャウザハル”: 『ならばよし、そして知れ! 』
    “ジャウザハル”: 『己が象の前に立つ、黒蟻の一つだと──! 』
    堺 俊博: 「えぇ? いや全然。俺は星とかそんなの柄じゃないし」
    堺 俊博: ジャウザハルが咆哮を前に、乱れた前髪を一度かき上げ。
    堺 俊博: 「ヘタクソはお互い様なんでね。蟻に負ける理由も、蟻の勝ち方も最後まで聞いて行ってくれよ――!」
    堺 俊博:  
    堺 俊博: 【白い鴉の証明】100%《コンセントレイト》3+《黒の鉄槌》2+《黒星の門》2+《雷神の槌》6+《サンダーストーム》+《黒の咆哮》4:命中8dx7+4 攻撃力28+3d10 侵蝕15
    堺 俊博: 対象はジャウザハル
    GM: こい!
    堺 俊博: 11dx7+4 (11DX7+4) > 10[1,1,7,7,8,8,8,9,9,10,10]+10[1,2,2,3,4,7,7,9,9]+10[1,7,10,10]+10[2,5,9]+3[3]+4 > 47
    system: [ 堺 俊博 ] 侵蝕率 : 124 → 139
    “ジャウザハル”: う、うおお
    “ジャウザハル”: 《復讐の刃》!《魔人の盾》……
    “ジャウザハル”: コイツらが言うことを聞いてくれない〜〜〜〜〜〜〜!
    “ジャウザハル”: だ、ダメだ!リアクション不能!
    “ジャウザハル”: ダメージを!
    世田花 史郎: オート
    『ワンモア・ライ』
    「力の法則4」
    対象が行う攻撃のダメージに+5d10。
    侵蝕率4上昇。

    system: [ 世田花 史郎 ] 侵蝕 : 125 → 129
    堺 俊博:  
    堺 俊博: 天を衝く星貪りの巨躯を蹴り、駆け上がる。
    堺 俊博: 星見の少女が放った魔術の力か、動きが今ひとつ精彩を欠くその体躯を。
    堺 俊博: 「やっぱ下手でしょ」
    堺 俊博: 笑う。
    堺 俊博: 「俺達はオーヴァードだから死なないんじゃないって」
    堺 俊博: オーヴァードが持つ、驚異的な再生能力。《リザレクト》と呼ばれるそれには限界がある。
    侵蝕率、100%の壁。それを超えれば肉体は急速に力を失い、レネゲイドの臨界を超えて暴走する。

    堺 俊博: しかし、多くのオーヴァードはその限界を超えてなお戦う。戦える。
    その力の源は――何か。

    堺 俊博: 「言っただろ、世田花くん。自分が他人からどう見られてるか気にした方がいいってさ」
    ま、伝わってなかったかもしれないけどね。

    堺 俊博: 俺達を支えているものは何か。
    俺達がまだ折れないのは何故か。
    君達が立ち上がるのは何のためか。

    堺 俊博: 「こういうときはね」
    堺 俊博: 駆け上がる。夜空の黒と、星海がごとき斑点を映す巨獣のその、視線の前へ。
    堺 俊博: 「『守るって約束したから必ず勝つ』って……言うもんなんだよ」
    “ジャウザハル”: その動きは既に、一度見ている。 オーヴァードの能力でも、その身は人を外れぬ。
    “ジャウザハル”: 視認ができる。認識ができる。 その目前、加速のピークに狙いを定め
    “ジャウザハル”: 身を揺るがせ──地獄の門に近い、暗闇の顎が開く。 回避不能の瞬間を狙う
    “ジャウザハル”: ──瞬間。その四肢がぐずりと崩れた。
    “ジャウザハル”: かつて、死に至る一撃を危うく躱した事がある。 もしもそれが、その身に受けていたら?
    “ジャウザハル”: かつて、命を未然で取り留めた事故がある。 もしもその時、歯車が違っていたら?
    GM: 今の彼が、この場に『立っていられるはずが無い』。 理屈で説明つかない、超然の力。
    “ジャウザハル”: 『──ッ!』崩れる身体で、その身を食いちぎろうと
    世田花 史郎: 《地獄耳》。堺 俊博の言葉は、呟きは。しっかりとこの耳で捉えている。
    世田花 史郎: 「___ハッ」
    世田花 史郎: 「(『無理なもんは無理』って言ったろ。俺は正直者だからよ)」
    世田花 史郎: 「でも。なら___」
    世田花 史郎: 「あんたのその言葉が正しいってこと。証明してくれや」
    世田花 史郎: いつだってそうだった。『言葉』を扱う能力を持つわりに、自分は常日頃からあまりよく考えて発言というものをしていない。
    世田花 史郎: 頭より先に口が動く、そう___自分の発した言葉が嘘か真か、己自身にもわかりはしないのだ
    世田花 史郎: ……けど。今なら。
    世田花 史郎: 不思議と確信のようなものがある。今なら
    世田花 史郎: 「『おい、勝てるぜ!!!』」
    世田花 史郎: ……まぁ。
    世田花 史郎: 本当のところどうなのかはわからない。さっきのがあまりにも痛すぎて、死にたくなさ過ぎて、ただそう思いたいだけなのかもしれないような気も、ちょっとしている。
    世田花 史郎: 自分はオーヴァードだけれど、あの子が思ってるほど強くなんてきっとないから。
    世田花 史郎: 自分は神様なんかじゃないから。けれど___
    世田花 史郎: この言葉を信じる者がいるはずだ。今の自分と同じように
    世田花 史郎: ならばいつも通り。現実は変わる。
    世田花 史郎: 虚飾に彩られた事象は、言の葉に沿って。やがてそれは真実となる。
    世田花 史郎: 「オラやっちまえ___え~と、………」
    世田花 史郎: 「…、……ッ!」
    世田花 史郎: 己自身が、昨日今日と変わらぬ明日を生きるために。
    世田花 史郎: ……それから、それ以外の色々のために。
    世田花 史郎: 「イケメン大学生ェ!!!」
    世田花 史郎: 放たれた言葉は、信じる者の背中を押す。
    堺 俊博: やれやれ、最後までそれか。まあ別に積極的に名乗ってない俺にも非があるんだけど。
    堺 俊博: イケメンなんて呼ばれてるんだから、ここで決めなきゃダサいったらないよ。
    堺 俊博: 「そうそう、もう一つ言い忘れてたんだけど」
    堺 俊博: 拳を握る。言の葉に背を押されたか、あるいは星の巡り合わせがよかったのか。握る掌に熱がこもった。
    堺 俊博: 「俺がアンタにケンカ売ってるのはもう一つ理由があってさ」
    堺 俊博: 「あそこの色男くんにわざわざお願いされたからなんだよね」
    堺 俊博: 「俺一人じゃ無理だから何とかして~って」
    堺 俊博: ダサいだろ、いい男が泣きごと言いながら頭下げに来たんだぜ。
    堺 俊博: 多分アンタはそういうことしないよな。人のこと閉じ込めといて女の子連れてこいって言っといて、話はそれっきりだ。まあ、クールでイケてるのがどっちかって言ったら一目瞭然。
    堺 俊博: でもさあ。
    堺 俊博: 「そういうダサい真似ができる男の方がカッコイイって俺は思うんだよ」
    堺 俊博:  
    堺 俊博: ロイス取得
    『約束』 〇人として/めんどくさ。

    堺 俊博: Sロイスに指定
    堺 俊博: ダメージバースト
    堺 俊博:  
    堺 俊博: 「――――『約束』は守らないとな」
    堺 俊博:  
    堺 俊博: 28+3d10+5d10+7d10+5d10+5d10 ダメージ (28+3D10+5D10+7D10+5D10+5D10) > 28+13[4,7,2]+24[3,6,1,6,8]+52[9,7,9,5,7,5,10]+21[4,1,5,9,2]+32[9,1,9,8,5] > 170
    “ジャウザハル”: やめろ!
    “ジャウザハル”: そ、そんなことしたら……
    “ジャウザハル”: グギギギギ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!
    “ジャウザハル”: 装甲で10点軽減して……倒れます!残りHPは92
    “ジャウザハル”: 復活は無し!演出せよ!
    堺 俊博: 雷光が迸る。
    堺 俊博: 空を裂き、肉を焼く稲光。加えて――空間さえ捻じ曲げる暗黒の重力波。
    堺 俊博: 荒れ狂う力が放出され、狙いもなく無軌道に降り注ぐ。当たるも八卦、当たらぬも八卦。下手な鉄砲なんとやら。命中はせいぜい一、二発。残りは掠めもしないだろう。
    堺 俊博: ――――よほど、運が悪くない限り。
    エレナ・ウィンキィティベル : 『──Nef 』
    エレナ・ウィンキィティベル : ここまで来たら、一小節も必要無い。 星(運命)は既に、彼の頭上に瞬いている。
    エレナ・ウィンキィティベル : 『El! 』《破断せよ!》
    “ジャウザハル”: 振るいかけた爪が半ばから吹き飛び、遥か離れた地点に破壊の爪痕を遺し
    “ジャウザハル”: 『ぐ、お、あああっ!!! 』
    “ジャウザハル”: その全てが、悉く。 その身に叩き込まれる。
    “ジャウザハル”: 『ば、バカな── 』
    “ジャウザハル”: 『オレが──有象、無象の 』
    “ジャウザハル”: 『蟻共にィィィッ!!!!! 』冗談のように、その巨体が転がる。
    GM: ──ズ、ズンッ!
    GM: 倒れ伏す。 体の端からその身を崩しながら
    堺 俊博: 「ま、しょうがないでしょ。女の子追いかけ回してる奴と、女の子を守ろうとする奴」
    堺 俊博: 「約束のために戦おうとする少年と、それを台無しにしようとする敵」
    堺 俊博: 終ぞ、ジャウザハルの口からは。
    堺 俊博: 「そうなったらもう、正義は必ず勝つって」
    堺 俊博: 誉れも誓いも、聞くことはできなかった。
    堺 俊博: 「――――お『約束』だろ?」
    GM: ──”ジャウザハル”、再起不能!
    GM: クライマックス戦闘を終了します。
    GM: ────
    GM:

    GM: 【エンディング:明日を兆せトルクエトゥム】
    GM: ──ズ、ズンッ!
    GM: “ジャウザハル”の巨体が地に伏せる。 コンクリートで補強された床面がみしりと悲鳴をあげて
    GM: ピクリとも動かぬ身体は、さらさらと灰のように空気に溶けていく。
    エレナ・ウィンキィティベル : 「はっ…… 」
    エレナ・ウィンキィティベル : 「はあっ……や、やった 」
    エレナ・ウィンキィティベル : ふら、と体制を崩し、しゃがみこむのを堪えて
    エレナ・ウィンキィティベル : 「や、やりました──! み、みんな!大丈夫!?」
    世田花 史郎: 「お、お~……」こっちは思い切り瓦礫の山の上にへたり込んでいる。
    世田花 史郎: 「生きてはいるぜ、なんとかな」
    天羽リーナ: 「はい、です。これくらいは、大丈夫、なのです。」
    少しふらつきながらも、エレナの方に寄って行く

    堺 俊博: 「見ての通り生きてるよ、もう何も出ないけどね」
    僅かに遅れて着地し、わざとらしく大きく息を吐いてみせる。

    エレナ・ウィンキィティベル : 「よ、良かった──死んじゃったら、どうしようって…… 」
    エレナ・ウィンキィティベル : 「ふふっ、でも 」ゆら、と半歩後ずさって
    エレナ・ウィンキィティベル : 「かっこよかったです、すごく 」
    堺 俊博: 視線をナチュラルに周囲に向ける。他人事。
    世田花 史郎: 「言われてるぜ、イケメン大学生。俺も右に同じだ」
    世田花 史郎: 「ま、俺もちょっとビビったけどな。Ψ市のオーヴァードは熊とも素手でやり合えるとか言ったが」
    世田花 史郎: 「熊どころじゃないのが出てきやがった。現実の魔術師ってああなの?」
    エレナ・ウィンキィティベル : 「そうですね、大なり小なり……あっ!」
    エレナ・ウィンキィティベル : 「わ、私は違いますからね!? 」
    天羽リーナ: 「オーヴァード的にもあれは稀有な存在だと思うのです(ぼそり」
    エレナ・ウィンキィティベル : 「健全で、謙虚で慎ましく…… 」ゆっくりと
    エレナ・ウィンキィティベル : 「……まぁ、うん 」
    エレナ・ウィンキィティベル : 「それよりも、これですね。 シロウくん、リーナ、サカイさん 」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「おぅい──」ちゃかちゃか、と余波で少し歪んだ扉を開けて駆け寄ってくるのが見える
    エレナ・ウィンキィティベル : 「ツジナミさんも…… あの。ホントに 」
    エレナ・ウィンキィティベル : 歪んだ手摺を乗り越えて
    エレナ・ウィンキィティベル : 「ありがとうございます!」屋上の端にその足をかける
    エレナ・ウィンキィティベル : 「……えっ 」
    GM: Eロイス《死神のいざない》が宣言されます。
    GM: ヒロインの行動を、「突発的に自殺を試みる」に変更。
    GM: ──Um Jah Mal Lo El 』
    “ジャウザハル”: 魔獣が、消え入りそうな声で呪言を紡ぐ
    “ジャウザハル”: 『Talralort Thul Amn Dol──! 』
    “ジャウザハル”: 「お、オマエ、だけは── 」
    世田花 史郎: 「な___っ、オイ!!!」
    天羽リーナ: 「あっ……ぁ」先に気づき、走りだそうとする、が先ほどのダメージが残っているのか、躓いてしまう
    GM: たん、と。 その身は宙を舞いながら
    エレナ・ウィンキィティベル : 咄嗟に、キミ達に手を伸ばす
    GM: ……ですが!
    GM: 既に、彼女を縛る運命は打ち砕かれました。 過去の妄執、捧げられる命
    GM: ここから先は、誰の手にも委ねられていません。
    GM: 彼女にも、キミ達にも。 この鳥籠を越えて、その先を掴む力があります。即ち
    “ウィキィ” 辻波 海: 「──な、なんとかっ! 」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「なんとか、しろーっ! 」
    GM: いいかんじに、かっこよく助けることができる!
    堺 俊博: 伸ばされた指先が求めたのは誰のものか。
    堺 俊博: 縋り付きたかったのは誰の手か。
    堺 俊博: それを掴み取れるのは。
    堺 俊博: ……手を伸ばした者だけだ。
    世田花 史郎: 「___」
    世田花 史郎: あの男、“ジャウザハル”が何を言ったか、正しく理解することはできないけれど。
    世田花 史郎: その意図はわかる。あの『言葉』は、そういう目的で放たれたものだということを。
    世田花 史郎: 「クソッ!!!」
    世田花 史郎: どこが折れ、砕けているのかもわからない身体を無理矢理に動かして。
    世田花 史郎: 視界から消えゆく少女の元まで、走って
    世田花 史郎: 柵から飛び出す勢いで身を乗り出す。
    世田花 史郎: 「『____バロールがぁ』!」頭より先に
    世田花 史郎: 「『転落死とか』!!」身体よりもちょっと遅かったけれど
    世田花 史郎: 「『するわけねぇだろ』!!!」口を動かす。
    世田花 史郎: 運命を妄言で塗りつぶす。そうあってほしいと願って、出鱈目を口にして
    世田花 史郎: 少女の手を___掴む。
    エレナ・ウィンキィティベル : 「──! 」はっし、とその手を握る。 がくりと制動がかかり──
    世田花 史郎: 「!」間に合った___しかし
    世田花 史郎: あまりにも前のめり過ぎた。既に体はボロボロ、その小さな身体であっても、引き上げられるだけの体力は残っておらず
    世田花 史郎: そも、腕力に関する話となると、おそらく自分は超人ですらない。
    世田花 史郎: 「(……やっべ。そうは言ったけど)」
    世田花 史郎: 「(俺はバロールじゃなかったわ!!!)」ずるりと、柵から滑って
    世田花 史郎: その身体が重力に従って、少女と一緒に自由落下を始める!
    堺 俊博: 「地面につけてる場合じゃないでしょ」
    堺 俊博: 距離にして数歩。もう全部終わったつもりで帰り支度を始めようとしていた男は、少年少女からは少し離れた位置に立っていた。故に出遅れた。最初に少女の手を掴んだのは少年。では次は?
    堺 俊博: よろめき躓き、地に手をついてしまった少女の肩に触れる。
    堺 俊博: 「行きなよ小鳥ちゃん、実は俺も魔術師なんだよ」
    なんてね、と冗談を口にすれば。途端に少女の身体は羽のように軽くなる。
    《軽快なる積み荷》――物体の重さをなくすエフェクト。

    天羽リーナ: !!
    ふっと体が軽くなる。ダメージは残っているが。動ける。

    天羽リーナ: いける。あの2人を…大切な友を……助ける。
    最悪、自分がクッション替わりになってもいい…!助ける。

    天羽リーナ: 「いかせっ………ないッッッの、ですッッッ」全速力で駆け寄り…世田花君を支える
    世田花 史郎: 「うおおっ!?」がくっ、と。落下が止まる
    世田花 史郎: 「あぁ……!?あ、天羽か!?」
    世田花 史郎: 「ちょ、あの……頼む!な、なんとかしてくれ!」人間2人分の体重。彼女にどれだけ力があるのかはわからないが……
    天羽リーナ: 何とか支えているとはいえ肉体派ではないため……長くは持たなそうだ
    「……し、ししょー!」全力で叫ぶ

    “ウィキィ” 辻波 海: 「──おうともさ! 」──ガンッ! 何かを打ち付ける音。
    “ウィキィ” 辻波 海: 靴底から、アンカーの様に格納された展開刃を突き穿ち、固定し
    “ウィキィ” 辻波 海: リーナの腰を掴んで、がっちりとその身を捕まえる
    GM: 少女の体を、宙吊りにして
    GM: ──キミたちは掴んだ。 少女の手を。 そして、明日を。
    エレナ・ウィンキィティベル : 「………… 」
    エレナ・ウィンキィティベル : 数秒、瞼を閉じることも忘れていた。 当然、呼吸も
    エレナ・ウィンキィティベル : ゆっくりと、息を吸って
    エレナ・ウィンキィティベル : 「あ、あの…… 」
    エレナ・ウィンキィティベル : 「ば、ばかですか! なんで落ちてる人を2人に増やしたの!? 」
    GM: ──ばきっ!
    GM: ひび割れの音。 遠くの天蓋が、びしりとひび割れて
    GM: ──ガ、シャンッ!
    GM: ばらばらになって、『夜降ろし』が崩れていく
    天羽リーナ: 「………おわった、のです」支えつつも、上を見ながら
    世田花 史郎: 「……へ」生きた心地がしない。しなかったというべきか。
    世田花 史郎: 宙づりの少女の顔を見て笑う、宙づりの男の顔には。うっすらと冷汗が浮かんでいる。
    世田花 史郎: 「いやまぁ……傍から見たらそうなんだけど。こんなつもりじゃあなかったっつーか」
    世田花 史郎: 「なぁ知ってるか?そういうのは結果論っていうんだぜ、エレナ」
    世田花 史郎: 「そんで今から起きることを踏まえて、俺はこう言おうと思う……」
    世田花 史郎: 「結果オーライだ。……はやく引き上げてくれやあんたら……!!!」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「やーっ……」ずりっ
    “ウィキィ” 辻波 海: 「いいとこ見せたねぇ、へへ 」
    “ウィキィ” 辻波 海: キミたち3人分をずるずると屋上の上に引き戻していく。
    エレナ・ウィンキィティベル : 「うっ…… 」ぺち、と床にへたりこんで
    エレナ・ウィンキィティベル : 「そうですね──だって 」
    エレナ・ウィンキィティベル : 「『約束』ですもんね、私の事、守ってくれるって 」
    エレナ・ウィンキィティベル : 「シロウくんは、私のヒーローです。 私にとっては、ずっと 」
    世田花 史郎: 「…………。」
    世田花 史郎: あぁ、死ぬかと思った。こりゃ腕が伸びたな、3センチくらい___
    世田花 史郎: とか。
    世田花 史郎: 言っただろ、日本の治安維持組織は優秀だって___
    世田花 史郎: とか。
    世田花 史郎: いつもなら勝手に出てくる適当な軽口が、なんだか今日に限って出てこなくて。
    世田花 史郎: 今までこんなことは一度もなかったのだけれど。少し……喋りすぎたのかもしれない。
    世田花 史郎: 「あ、あ~……」またへたりこんだまま、エレナさんの目を見て
    世田花 史郎: すぐに逸らす。
    世田花 史郎: 「おう」
    天羽リーナ: ぺたん。と地面に座り込み
    天羽リーナ: 「よかった……よかったのです。」
    天羽リーナ: 「エレナさんも、みんな無事で…
    天羽リーナ: ほんとうに、よかった、のです。」
    エレナ・ウィンキィティベル : 「うっ…… 」
    エレナ・ウィンキィティベル : 「う、うう…… 」
    エレナ・ウィンキィティベル : 「よ゛か゛っ゛た゛よ゛ぉ゛ーーー!!!!! 」リーナちゃんにガバと引っ付く!
    エレナ・ウィンキィティベル : 「み、み゛なざん゛…… 」
    エレナ・ウィンキィティベル : 「よ゛く゛……よ、よか゛っ゛たぁ゛ 」
    エレナ・ウィンキィティベル : 「う゛わぁぁぁん……!」
    エレナ・ウィンキィティベル : 「び、ひ゛ぇぇぇぇ── 」
    天羽リーナ: 「ぁ…」突然飛びついてきたうえに抵抗する力も残ってないので押し倒される形になる
    天羽リーナ: 「ちょ、重いのです…落ち着いて。どいてほしいのです」
    エレナ・ウィンキィティベル : 「ふびびびーっ…………… 」めそめそとしながら頷いて
    エレナ・ウィンキィティベル : 「ありがとう、ございますぅ…… 」
    GM: 天井から光が差す。 遥かな海の向こうから昇る朝日が、夜空をしまいこもうとする光。
    GM: それでも、知っている。 いつでも天の光は、そこにみえなくても
    GM: 頭上に瞬いていて──
    GM: みえなくても、きっと。 探し出すことができる。
    GM: だって“トルクエトゥム”は、星を指したから。

    GM:




    GM: では、バックトラックに以降します。
    GM: シナリオ中に存在したDロイスとEロイスは、これ!
    GM: ・牙くんたち
    《遺産継承者》×2
    ・”ディエトハ”
    《遺産継承者》
    ・エレナ・ウィンキィティベル
    《変異種》

    GM: まずはこの人たち。 牙くん達もひっそりと《遺産継承者》です
    GM: ・“ジャウザハル”
    《遺産継承者》
    《破滅の足音》
    《死神のいざない》
    《予告された終焉》

    GM: あと、ジャウザハルさん。 最後のは使いどきを逃しました
    GM: このうち、侵蝕率を減少させる分として振ることができるのは”ジャウザハル”さんのEロイスみっつ!
    GM: 振りたい人はその分侵蝕率を減少させてね
    堺 俊博: 何故かロイスがめっちゃ割れてるのでEロイス分ありがたく頂戴いたす
    堺 俊博: 3d10 (3D10) > 29[9,10,10] > 29
    GM: つよ
    system: [ 堺 俊博 ] 侵蝕率 : 139 → 110
    天羽リーナ: Eロイスぶんは、もちろんふる!
    天羽リーナ: 136-3D10 (136-3D10) > 136-17[9,5,3] > 119
    天羽リーナ:
    system: [ 天羽リーナ ] 侵蝕率 : 136 → 119
    世田花 史郎: Eロイス分!振ります!
    世田花 史郎: 129-3d10 (129-3D10) > 129-19[9,8,2] > 110
    system: [ 世田花 史郎 ] 侵蝕 : 129 → 110
    世田花 史郎: では等倍!いきます!
    世田花 史郎: 110-4d10 (110-4D10) > 110-23[6,1,8,8] > 87
    system: [ 世田花 史郎 ] 侵蝕 : 110 → 87
    GM: ウーイエ!
    世田花 史郎: 生存!
    堺 俊博: 平均3だと全然死ぬので二倍
    堺 俊博: 6d10 (6D10) > 29[2,8,10,5,2,2] > 29
    GM: いいかんじ!
    system: [ 堺 俊博 ] 侵蝕率 : 110 → 81
    天羽リーナ: 等倍で頑張るぜ 追加振りなんてこわくねえ
    天羽リーナ: 119-5D10 (119-5D10) > 119-40[9,7,5,10,9] > 79
    天羽リーナ: わーい
    GM: さすがはエリートチルドレン
    GM: 全員バックトラック成功!では
    GM: 史郎くん、シナリオの目標は……
    system: [ 天羽リーナ ] 侵蝕率 : 119 → 79
    GM: バッチリ! エレナちゃんも泣きべそかいて喜んでいます
    GM: 守ってくれてありがとう!
    世田花 史郎: よかった……エレナさん……
    GM: リーナちゃんも!任務を達成できたのはキミがいたからと言っていいでしょう
    GM: ありがとう! ゆっくりしてね
    天羽リーナ: スイパラにでもいくのです
    “ウィキィ” 辻波 海: わたしが育てました
    GM: 堺さん!
    GM: バッチリ!バッチリ!
    GM: “ジャウザハル”さんも悔しがっています!
    GM: ありがとう!よくやってくれました
    堺 俊博: え、なんかありましたっけ
    堺 俊博: ああ、そういう。別に俺がやりたいようにやっただけなんで~
    GM: くっ……許せない……
    GM: バッチリ10点あげましょう!
    GM: セッションに最後まで参加!
    よいロールプレイ!
    他のプレイヤーを助けて…セッションの進行も!

    GM: 場所の手配もあげよ。
    GM: それに、Eロイス+Dロイスぶんを含めて、8点!
    GM: 以上を踏まえ、史郎くん……28点!
    GM: リーナちゃんも28点!堺さんは……26点だが…その力が無くてはならなかった!
    GM: そこに、Sロイス分は各自で足してね!
    GM: この分を配布します!お茶請けにしてください!
    堺 俊博: ゴチです、Sロイスは割れました
    世田花 史郎: うおおありがとうございます!!保存には気をつけます……最近暑いから
    天羽リーナ: おいしいのです
    GM: GMは28点程貰う!
    GM:



    【ED: 堺 俊博】


    GM: ではPC3、堺さんのエンディングからやっていきます〜
    GM: ────そのようにして。
    GM: キミが巻き込まれた事件は収束を迎えました。首魁の”ジャウザハル”を打ち倒したことにより
    GM: キミたちと、一般市民を巻き込んで隔離していた『夜降ろし』なる障壁は砕かれ、内部にいた『牙』の一団は
    GM: 外にいたUGN支部の人員によって掃討され、概ねこの事件にまつわる危険因子は市内から取り除かれたようにみえます。
    GM: 昨日と同じ今日、今日と同じ明日──
    GM: 同じように見えて、ほんの少しずつ違う今日が戻ってきた。そんなキミは
    GM: 今、何をしていますか?
    堺 俊博: 「どうです? 似合ってます?」
    堺 俊博: ケータイショップから出て、SDカードを差し込んだN代目スマートフォン構えながら、大学生は隣に声をかけた。
    堺 俊博: 『凪の銀海』とか『夜降ろし』とかの後。一日たっぷり休んでから二日目。毎度のこととはいえ戦闘でお陀仏した先代の後継者を用意するにあたって、“ウィキィ”こと辻波海にナンパよろしく声をかけ、手八丁口八丁で丸め込んで連れてきてから、「デートですね」なんて途中でふざけてからかったりもしていた。
    “ウィキィ” 辻波 海: 「んっ 」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「こういうのって……新しくなればなるだけ脆そうに見えない? 」見た目が、と
    “ウィキィ” 辻波 海: 「でも実際はそうでもないんだよなぁ。 完全防水なんだっけ、それ 」
    “ウィキィ” 辻波 海: わたしよりも機能が多い……と呟き、キミの隣に立つのは
    “ウィキィ” 辻波 海: “ウィキィ”辻波 海。 UGNの戦闘訓練教官を務めるオーヴァードだ
    堺 俊博: 「軽量化とか小型化とかでどんどん薄くなっていきますからね。とはいえ強度も度外視されてるわけじゃなく、むしろより頑丈に、多少の衝撃では故障しにくくなっている――――とか言ってましたね」
    堺 俊博: ショップ店員の受け売りを述べながら、似合ってるかの感想はナシか~などと軽く流して。
    堺 俊博: 「どでした? あの子たち」
    堺 俊博: ああ、色男くんと小鳥ちゃんのことですよ、と付け加えた。
    “ウィキィ” 辻波 海: 「うん、多分今頃…… 」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「支部の方で、”地上の星(ステラテラ)”に付き合ってるんじゃないかな 」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「リーナがあれだけ誰かと仲良くなるなんて思わなかったよ、わたし……というか 」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「……ごめんね、連れ回しがいがないでしょ。 わたし 」両腕を背に
    “ウィキィ” 辻波 海: 「肌とか見せられないしさぁ、オシャレしようとすると『見えちゃう』んだよね。 」繋ぎ目とか
    “ウィキィ” 辻波 海: 「誘ってくれたのは、まぁ。 けっこううれしかったけど……」
    堺 俊博: 「俺これでも男の子なんでそういうガショガショしたの好きですよ」
    堺 俊博: まあだからって外で見せたら大変なことになるので、辻波が堅苦しいスーツを首までぴったり閉じなければならないことには変わりはないのだが。
    それはさておき。

    堺 俊博: 「結構仲良くしてるんですね、俺はちょっと不安でしたけどあの二人」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「一応女子だぜ、わたしも 」ガショガショした、というのは褒め言葉になるのかな……
    “ウィキィ” 辻波 海: すぽ、と手の内にあるスムージーめいたオレンジ色のそれを吸い込んで
    “ウィキィ” 辻波 海: 「……不安?」オウム返しに
    堺 俊博: 「いやぁ、だってほら」
    堺 俊博: 「色男くんは言ってることたまにフワフワしてましたし、小鳥ちゃんはそもそもそんな自己主張しませんでしたよ」
    堺 俊博: 「通信も復旧したんで軽く調べてみたんですけど、世田花史郎は出自不明の現実改変能力者で、天羽リーナはバッチリ施設育ちのチルドレンでしたよね」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「そうなるね 」
    堺 俊博: 「まだ全然危うい人間だと思いますけど、その辺どうです?」
    堺 俊博: UGNチルドレンの天羽リーナは勿論、UGNイリーガルである世田花史郎もUGNに登録されているオーヴァードである。イリーガルである堺の権限で閲覧できる範囲は限られているが、概要くらいは知ることができる。
    堺 俊博: 「これは俺の個人的な見解ですけど。色男くんは嘘か真実か分からない言葉より『真実であってほしい言葉』を使えるようになった方がいいと思いますし」
    堺 俊博: 「小鳥ちゃんは引率なしでも手を上げて発言できるようになった方がいいでしょうね」
    “ウィキィ” 辻波 海: 平穏そのものの街中を、キミの隣を往きながら
    “ウィキィ” 辻波 海: 「まぁ……リーナに関しては 」その話に耳を傾け
    “ウィキィ” 辻波 海: 「それも、時間が解決してくれる気がするけどなぁ。 今のまま、大事なお友達ってのが育ってくれたら…… 」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「あの子もそろそろ、年下のチルドレンに教える立場になってくるし──思ったより、目を離した隙に育ってるもんだよ 」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「史郎クンもね、一歩進んだ感じがあるでしょ。 今回、特に最後のは正しくそれだったろうし 」
    “ウィキィ” 辻波 海: 命を懸けて、少女を助けるべく飛び込んだその意思が。 真偽の知れぬものであったと思うものはいないだろう。
    “ウィキィ” 辻波 海: 「大丈夫大丈夫、不安に思ってても、勝手にあの子らで変わってくもんだから…… 」
    “ウィキィ” 辻波 海: 言葉と共に、足もとめる。
    “ウィキィ” 辻波 海: 「…………というかさ 」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「わたし、堺クンもそういうとこ……損してるなぁっておもうよ 」
    堺 俊博: 「……えぇ?」 わざとらしくぱちくりと瞬き。
    “ウィキィ” 辻波 海: 「ぜーったい勿体無いって。 こう、なんていうの?態度かなぁ 」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「そうやってさぁ、きちんと見てるんだから…… 」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「その分きちんと伝えてやった方がやりやすいでしょ。 そうすりゃもっとリーナだって、キミに取り付くことできたでしょうに 」
    堺 俊博: 「だってもう保護者いるじゃないですか」
    堺 俊博: 「それに俺がこうしてるのはね、信用されると困るからですよ」
    堺 俊博: 「認知が歪む」
    堺 俊博: 「いい人になるのは簡単ですけど、それで『ああこの人が言うから本当なんだろうな』とか思われたら考えなくなるでしょ」
    堺 俊博: 「困るんですよね、本音が確かめられなくなる」
    堺 俊博: むしろ嫌悪された方が感情は発露しやすいかもしれませんけど、流石にそれで仕事に支障きたしたら困るんでこの辺が限界ですかね――などと。
    堺 俊博: 言ったところで、新品のスマホが着信を示した。
    堺 俊博: 「すいません、ちょっといいですか」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「難儀なもんだなぁ、キミも…… 」軽く笑って
    “ウィキィ” 辻波 海: 「ん、いいよ。 あんまり待たせないでね? 」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「ほら、今日はわたしを主役にしてくれるってハナシでしょ? 」デートって言ったからには、そうだ!
    堺 俊博: 勿論です、なんて笑って返し、数歩離れてから。着信に応答し、短いやり取りで通話を切り上げた。
    堺 俊博: その表情と声色はやはり明るい調子に取り繕っていたが、あの暗闇の帳の中で見せた堺俊博とは似ても似つかぬ――躊躇と不安が入り混じった、壊れ物を扱うかのようなもので。
    堺 俊博: 「そんなにお待たせしませんでした、っと」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「おかえり、大丈夫だった? 」キミをひらと手を振って迎え
    “ウィキィ” 辻波 海: 「……何か用事ができたなら、それでもいいけど 」キミの様子を窺い、そのように
    堺 俊博: 「大丈夫ですよ、何もありません。親から元気でやってるかって、たまに来るんですよ」
    堺 俊博: へらへらと、いつもの調子で軽く返してみせたが。
    堺 俊博: 「……ま、気付きますよね。気になります? 俺のこと」
    『大丈夫か?』などと聞くのは、つまりそういうこと。大丈夫そうな人間には言わないセリフだ。

    “ウィキィ” 辻波 海: 「そりゃあね、隣にいるキミにそんな調子でいられちゃ困るし…… 」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「聞いて欲しいことがあるなら、聞くよ。 今日はキミのわたしだからさ 」
    堺 俊博: 「じゃ、お言葉に甘えて」
    堺 俊博: まあうちは両親とも元気だし仲も悪くないんで別に問題なんかないんですけどね、むしろ良好。と不安要素を全部片づけてから。
    堺 俊博: 「イリーガルじゃ珍しくないと思うんですけど、両親は俺がオーヴァードだってことは知らないんですよね」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「ふぅん 」丁度立ち絵のポーズ
    堺 俊博: 「俺が覚醒したときに記憶処理されたんで、なんか適当に緊急搬送されたことになってます。食あたりだったかな、外出たついでに外食した後だったんで」
    堺 俊博: 「まあ俺、こういう能力ですし、フツーに危険な方のオーヴァードなんで、覚醒したときは大変でしたよ。フェンス捻じ曲げるわ、家電は火花噴いて爆発するわ」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「オーヴァードの覚醒に、何らかの代償が伴わないことってのはわりと稀だしね……」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「……それで?」
    堺 俊博: 「これでも自信あったんですよね」
    堺 俊博: 「自慢じゃないですけど、優等生でしたし。成績も結構いい方で、友人もそれなりにいて。家庭環境も悪くないし、むしろ恵まれてる方で」
    堺 俊博: 「《ワーディング》ってまあ、強力な精神的ショックを与えるじゃないですか。不安とか、恐怖とか」
    堺 俊博: 何処か、文脈の繋がらない言葉を紡ぐたび、徐々に声のトーンが下がっていく。
    堺 俊博: 「よくある話じゃないですか」
    堺 俊博: 「バケモノ――――とか」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「………… 」チルドレンからも、そういう話は聞く。
    “ウィキィ” 辻波 海: 「キミは、それを── 」誰から?
    堺 俊博: 「愛されてる自信はあったんですけどね。まあ、記憶処理で今は元通りですけど」
    堺 俊博: 「それから俺は……ちゃんと自分が人間でいることを確かめ続けてるだけです」
    堺 俊博: あのスイミングスクールで、既に語った通り。
    堺俊博は選択を吟味し続けている。

    堺 俊博: 5人と1人、どちらを助けるのが正しい?
    全員助ける方法があるなら、その時のリスクは?
    冷徹であることは非人間的か? 理想論に手を伸ばすのは衝動的か?

    堺 俊博: 「まあその一環として、他人がどういう人間なのかずーっと気になってるだけで」
    堺 俊博: 「そういう意味じゃ、『辻波さん』のことは好きですよ」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「へっ 」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「…………あ、うん。 びっくりさせないでよ 」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「そういうとこもあるよなぁ、キミは 」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「でもやっぱり、損してると思うよ! わたしは! 」少し照れたような笑みを隠さずにキミに向ける。
    “ウィキィ” 辻波 海: 「この主張は今のとこ崩さないからね…… 」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「そうだ 」話の途中で、ふと思い立ったように
    “ウィキィ” 辻波 海: 「リーナがさ、近くのクレープが美味しいって聞いたみたいで、行きたがってたんだけど…… 」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「行ってみない? 甘いのもいけるでしょ 」
    堺 俊博: 「いいですね、実は男一人だと行きにくいんですよねそういうとこ」
    堺 俊博: 「女性がいると周囲の目が痛くないんで助かります。それに……」
    堺 俊博: 「美人と並んで歩いてるだけで十分お釣りきますしね」
    堺 俊博: へらっ、と。気楽な調子で笑いながら。
    堺 俊博: 「これって手繋いだりしたらセクハラになっちゃいますかね」
    堺 俊博: そんなことを言って、おどけるように片手を構えて見せた。
    “ウィキィ” 辻波 海: 「どうだろうね……私の機嫌次第、ってところだけど 」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「──試してみる? 」いたずらに笑って、キミに応えて
    GM: キミの日常は、もう暫く続いていくみたい。
    GM:



    【ED 天羽 リーナ】


    GM: リーナちゃんのエンディング!
    GM: ──────
    GM: 【UGN Ψ市支部】
    GM: 【第二実践訓練区画】
    GM: 件の事件から数日して
    GM: キミは、陽の光の下へと戻ってきました。 失うものはなく、手の内にいくつかの拾い物を手にして。
    GM: とはいえ、UGNチルドレンであるキミには……そのような事件の後でも、身を休めてばかりというわけにはいきません。
    “ウィキィ” 辻波 海: 「精神面はともかく、やっぱり 」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「肉体面は課題だなぁ…… リーナ 」訓練の最中
    “ウィキィ” 辻波 海: 「大丈夫?休憩しようか 」キミの担当教官である彼女が、そうして声をかける
    天羽リーナ: 「…はぁ、はぁ」
    天羽リーナ: レネゲイドコントロールは比較的……なんならそこらのエージェントになら引けを取らない。そんなレベルにまで成長はしたものの…
    天羽リーナ: 体力面……そればかりは課題が残るものだった
    天羽リーナ: 「…だい、じょうぶ、です。まだやれるのです。」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「リーナ、カラダってのは痛め付ければ痛めつけた分だけ伸びるってワケじゃないんだけど……」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「心意気は買いたいよね、じゃあもう一セットといくけど……とりあえず水分は摂ろう」
    “ウィキィ” 辻波 海: ぺし、とひんやりしたペットボトルをキミの手に押し付ける
    天羽リーナ: 「あ───」突然ひんやりしたものを当てられ、すこしびっくりする
    天羽リーナ: 「ありがとう、なのです」
    天羽リーナ: 「……。」
    天羽リーナ: 「ししょー。」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「ん? 」
    天羽リーナ: 「私は、なれるでしょうか。ししょーみたいな、立派なエージェントに」
    天羽リーナ: 「このままじゃ……なれない気がするのです。何かが。そう。何かが私には足りてない。そんな気がするのです」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「………… 」ふむ、と瞼を閉じる。 実際はあまり必要ない機能だが
    “ウィキィ” 辻波 海: 不気味だからね、瞬きしないと。
    “ウィキィ” 辻波 海: 「リーナが言いたいのは経験とか、レベルとか……そういうことじゃないんだろうなぁ 」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「そうだなぁ、リーナは…… 」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「それは、こうやって訓練をして手に入る事だとおもう?」
    天羽リーナ: 「………。」少しの沈黙
    天羽リーナ: 「分からない、のです。もしかしたら手に入るかもしれないし、そうじゃないかもしれないのです。」
    自分でもまだ分かってない。だからそれを探したい。といった思いを感じる

    “ウィキィ” 辻波 海: 「……ふふっ 」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「でもリーナは、それが欲しいってワケだ…… 」なんだか嬉しそうに目を細めて
    “ウィキィ” 辻波 海: 「少しびっくりしちゃったな 」
    天羽リーナ: 「…?」突然笑ったししょーにたいして なんで? といった感じで首を傾げる
    天羽リーナ: 「びっくり…です?」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「うん 」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「リーナがさ、そうやって自分から……もっと、強くなりたいって」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「はっきりと言ってくれるのはさ、なんだか随分久しぶりな気がして── 」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「見違えたように見えるなぁ。 そうやって、立派になりたいって気にするのは…… 」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「見つけでもした?守りたいもの、とかさ 」
    天羽リーナ: 「? そう、なのです?」>はっきりと言ってくれた~に対し
    天羽リーナ: 「私は…特に変わってな………………ぁ。」
    天羽リーナ: ふと頭によぎる。同い年の少女との時間
    天羽リーナ: 世界にとってはほんのわずかな時間には過ぎなかったのかもしれないが……
    天羽リーナ: 自分にとっては今まで感じたことのなかった、かけがえのない時間
    天羽リーナ: 友達になろうって。指切りをしたあの約束。それを思い出す
    天羽リーナ: 「………ともだち、が。出来たのです。守りたいもの…なのかは、分かりません。」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「…………そっかぁ 」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「うん、よし。 かわいいリーナの為だし…… 」
    “ウィキィ” 辻波 海: 「私も幾らか脱いであげよう。 考えてあげるよ、一緒にさ 」足りないもの、というけれど
    “ウィキィ” 辻波 海: 「──誰だって嬉しいからね、そうして頼ってくれるのは 」案外、もう気付かぬうちに見つけてたり、すぐ近くにあるんじゃないのかなぁ
    天羽リーナ: 「はいです。ししょーが一緒にいてくれると助かるのです。」
    天羽リーナ: 「頑張って…探すのです。今は分からなくても…きっとその時になれば分かる気がするのです。」そうして小さなチルドレンは大きな決意をする
    “ウィキィ” 辻波 海: 「うん、うん 」頷き、ぽすぽすとリーナちゃんの頭部をご利益ありそうに撫で回し
    “ウィキィ” 辻波 海: 「えらいえらい──リーナは強いよ、ほんとにね 」
    “ウィキィ” 辻波 海: ぱすっ、と胸の前で手を叩き
    “ウィキィ” 辻波 海: 「さ、続きをはじめようか。 わたしも熱が入っちゃうな〜っ、これは── 」
    天羽リーナ: 「はいですっ」
    天羽リーナ: そうして今日もまた訓練を再開する。
    いつか自分に足りない"何か"を探し求めるために。

    GM:

    GM:



    【ED:世田花 史郎】


    GM: 最後!史郎くんのエンディングだよ。
    GM: 【UGN Ψ市支部】
    GM: キミにとって。
    GM: 今回の事件が、どれほどのものだったのか──それは、ほかの者から語ることはできませんが
    GM: 確かなことがある。 キミはたしかにその危機を乗り越え、こうして今、その先の日々を生きている。
    GM: そしてそれは、キミ一人の働きで得たものではありませんでした。
    GM: 僅かな日、共に日々を過ごしたものたち。
    GM: 共に敵へと立ち向かい、討ち果たしたものたち。
    エレナ・ウィンキィティベル : 「──そして、あなたが命を賭して守り抜いただいじなだいじなものです。」
    GM: エレナ・ウィンキィティベル。
    GM: 『凪の銀海』の魔術師であり、そこからの保護を求めてUGNに亡命したオーヴァード。
    GM: 彼女の身柄は、UGNにあり。 現在は、落ち着くまでこの支部に滞在しています
    GM: キミがイリーガルとして、報酬を受け取るなり
    GM: 何らかのレネゲイド関連アイテムの取得申請をだしたり……そういうことで
    GM: キミがUGNに立ち寄った時、キミは彼女に捕まったということです。
    エレナ・ウィンキィティベル : 「久しぶり……という程でもないですよね。 お元気でした? 」通路脇のベンチに座って
    世田花 史郎: 「あん俺か?まぁ元気だぜ、超元気」
    世田花 史郎: 「こないだのも……今となっては傷ひとつ残ってねぇ。オーヴァードの身体ってのは便利だよ」
    世田花 史郎: 「あんたはどうよ。その様子だと……なんか聞くまでもなさそうだけど」
    エレナ・ウィンキィティベル : 「……よかったです、あの。 死んじゃうんじゃないかってすごく心配で」
    エレナ・ウィンキィティベル : 「私も、その…… 」
    エレナ・ウィンキィティベル : 「『死にそうに』なったことは、なかったので。 結構な箱入り娘でしたので……」
    エレナ・ウィンキィティベル : 「……その、よかったです。はい 」
    エレナ・ウィンキィティベル : 「………… 」足元の空間を見つめて
    エレナ・ウィンキィティベル : 「…………あ!私ですよね! 」
    エレナ・ウィンキィティベル : 「元気です! おいしいごはんもあるし、お風呂も1日2回はいれて……」
    世田花 史郎: 「………」
    世田花 史郎: 「そりゃ何より」
    世田花 史郎: 「今でこそすっかり元気だけど、俺も正直死んだり死にかけたりすることはほとんどなかったからなぁ」
    世田花 史郎: 「ま、お互い無事でよかったっつうことで」
    世田花 史郎: 「……そんで、お前これからどうすんだ?住む場所とか……」
    世田花 史郎: 戸籍……とかはあんまり気にしなくていいんだっけ
    エレナ・ウィンキィティベル : 「一応、ですね 」
    エレナ・ウィンキィティベル : 「暫くの間は……この支部に置いてもらえるそうです。 お家も探してもらえるみたいで 」お金はもってないんですけど……とちょっと笑い
    エレナ・ウィンキィティベル : 「働かなきゃいけないのかなぁ……私、そういうことしたこと無くて……」
    エレナ・ウィンキィティベル : 「……とは、当面はならないとおもいます 」ぺち、と
    エレナ・ウィンキィティベル : 傍らにある、ランタンのような何かを手のひらで叩く
    世田花 史郎: 「?」
    世田花 史郎: 「それアレだよな。犬みてーなやつぶっ叩いてた……」
    エレナ・ウィンキィティベル : 「はい、実は私…… 」
    エレナ・ウィンキィティベル : 「UGNに保護してもらう時に、これを担保として持ち掛けたんです。 今の状態は 」
    エレナ・ウィンキィティベル : 「UGNのちゃんとした、鑑定士?みたいな人が来るまでのロスタイム……っていう所で 」
    エレナ・ウィンキィティベル : 「私がまだ支部から出られない理由でもあります。 この事は、あんまり言いふらすと怒られそうなので 」
    エレナ・ウィンキィティベル : 「……秘密にしてくださいね」
    世田花 史郎: 「秘密、秘密……あぁ、わかった」こくこく頷く
    世田花 史郎: 「ま、あんたはちょっと状況が特殊だったから、俺から確かなことは言えねぇけど」
    世田花 史郎: 「天羽と辻波さん……UGNの連中の仕事の中には、オーヴァードの保護ってやつも含まれてるらしい。悪い風にはならないと思うぜ」
    世田花 史郎: 「あ、てかアレだな!」
    世田花 史郎: 「あんたも俺達と同じく、『この街のオーヴァード』の仲間入りってわけじゃん」
    世田花 史郎: 「よろしくな、エレナ」笑んで、右手を差し出す。
    エレナ・ウィンキィティベル : 「…… 」その手を、面食らったように見つめて
    エレナ・ウィンキィティベル : 「そ、そう、ですかね 」ぽり、と頬をかく。はずかしそうに
    エレナ・ウィンキィティベル : 「………… 」ギュッ、と目を瞑り
    エレナ・ウィンキィティベル : 「〜〜〜はいっ 」はっしと握手に応じます
    エレナ・ウィンキィティベル : 「あの、その……いいんでしょうか 」
    エレナ・ウィンキィティベル : 「認めてくれますか? 私を……一緒の、仲間だって 」
    エレナ・ウィンキィティベル : 「護って、ってお願いする私じゃなくて…… 」
    世田花 史郎: 「……おう」
    世田花 史郎: 「うーんと……」
    世田花 史郎: 「“ジャウザハル”……だっけ?あいつと戦ったとき……じゃねぇな、もうちょっと前から」
    世田花 史郎: 「あのクソ暗いドームに閉じ込められて、そん時光出してくれた時から」
    世田花 史郎: 「あんたのことは正直結構頼りにしてたし、実際……助かったって思ってる」
    世田花 史郎: UGNのふたりも、イケメン大学生もそうだ。彼女たちの助力が無ければ、あそこから出ることはできなかっただろう。
    世田花 史郎: 「だからそう……えーと、そう。礼も言わなきゃってことも、たった今思い出した」
    世田花 史郎: 「ありがとう、エレナ」右手を差し出したまま、こっちもちょっと照れくさそうに。
    エレナ・ウィンキィティベル : 「……うーっ」唸り声!
    エレナ・ウィンキィティベル : 「は、恥ずかしいです! なんかむずむずする……」
    エレナ・ウィンキィティベル : 「で、でも……うん 」
    エレナ・ウィンキィティベル : 「──はい。 ありがとうございました 」
    エレナ・ウィンキィティベル : 「それと、よろしくお願いします──だよね。 これから……!」
    世田花 史郎: 「おう」
    世田花 史郎: 「んじゃあ、俺はもう帰るわ。元々ちょっと呼ばれて来ただけだったし」
    世田花 史郎: 「ちょこちょこ支部には顔出してっからよ。今度また会ったらアイスでも食おうや」
    エレナ・ウィンキィティベル : 「! 」
    エレナ・ウィンキィティベル : 「は、はいっ。 その時にはまた、お話とかできたらうれしいです 」
    世田花 史郎: 「オーケーオーケー。それじゃあ」軽く手を振って
    世田花 史郎: 「またな。エレナ」その場をあとに
    エレナ・ウィンキィティベル : 「はっ 」
    エレナ・ウィンキィティベル : 「はい…… 」そうして
    エレナ・ウィンキィティベル : 廊下の先、だんだんと
    エレナ・ウィンキィティベル : 小さくなっていく君の背に、そっと手を重ねて
    エレナ・ウィンキィティベル : ぐっ、とひとつ息を吸う
    エレナ・ウィンキィティベル : 「────あのっ! 」たっ、たっ
    GM: 軽い足音。 それはキミの背後から
    世田花 史郎: 「あん?」足を止め、声のした方に振り返ろうとして
    エレナ・ウィンキィティベル : 「あのっ、ほんとにっ 」
    エレナ・ウィンキィティベル : キミの腕を、両手ではっしと掴んで、思い切り引く
    世田花 史郎: 「っと___な、なに」当然ながら想定外、それに思ったよりも力が強い。
    世田花 史郎: そのまま、引っ張られる。
    エレナ・ウィンキィティベル : 「嬉しかったです!」引っ張られて、少し前屈みになったキミに
    エレナ・ウィンキィティベル : 「変わりませんからね!ずっと……私を助けてくれたヒーローは 」
    エレナ・ウィンキィティベル : 飛びかかるようにして、頬に唇を重ねた
    エレナ・ウィンキィティベル : 「シロウくんですからね!えっと! 」
    エレナ・ウィンキィティベル : さかさかとその場で足踏み!
    エレナ・ウィンキィティベル : 「ありがとう!ございま!」
    エレナ・ウィンキィティベル : 「したぁぁぁぁ───! 」そのまま、脇目も振らずに走り去っていく!
    世田花 史郎: 「………あ」ぱちぱちと瞬き。何が起きたかわからないといった顔で
    世田花 史郎: その場にどてっとしりもちをつく。
    世田花 史郎: 「え、えと」少女の去っていったほうに視線を向ける。その後ろ姿は、もう見えない。
    世田花 史郎: 「………。」
    世田花 史郎: 呆然としたままの男の口から出たのは。いつもの軽口でも狂言でもなく
    世田花 史郎: 「ど、どど」
    世田花 史郎: 「どう……、いたしまして……」
    世田花 史郎: なんというか、『全然キャラじゃない』ひとことだった。
    ダブルクロスThe3rd Edition
    『明日に兆せトルクエトゥム』

    Fin.